眠れない夜にマニキュアをぬる
とかエモそうなこと言っといて
15時間睡眠かまして寝れる気配がしないはる。
カーテンを閉めて部屋は明るい光に包まれて、時計がなければ朝にでも錯覚するような部屋。
なぜかいつもはるの生活の隣にいたバンドマン達の曲を聴きながら、どうせ寝れないこの時間を生きてやろうと引き出しからネイルを取り出した。
一番大きな爪はいつも綺麗にぬれる。
中指薬指毎回失敗。漢文の授業を思い出すからやめた。
ぬりなおし、3回も。
それでも今日は何かにどきどきしてた。
何ヶ月か前までは、夜がこわくて、でも夜にしがみつくしかなかった。でも、今日は何かにどきどきしていた。
いつもあたしは何かになりきれなくて、ネイルも上手くないけど3回目には上手くいくし、夜を使い果たそうと思っても朝日が差し込む5時には寝落ちちゃってるし。
どこか振り切れないの。それが自分だって分かってる。
大人になっても、やるせない夜に缶ビールを飲んでるんじゃなくて、ほろよい飲んでるんだろうな。
いつか、このなりきれないあたしを心地よく思えるのかな。
はるの書く言葉は未来へのことが多くて、過去を振り返れない。自然に、振り返ることをまだだって思ってるのかな。ってくらい。
はるの言葉がいつか世間様に届く日まで、この夜を溜めておくの。
過去を振り返るまでこの夜たちを忘れちゃいけない。
(寝れないからドラマみてくる。
今TVerでドラマたくさんやってるから
みんなに小声でおすすめしとく!)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?