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今年読んだ160冊からベスト本を決める

今年のベスト本を決めたいなと思って早一ヶ月。
まもなく2023年が終わるので、ベスト10を決めてみた。
振り返って読んでよかったなと思える本、学びが深かった本、先入観を覆してくれた本、色々あったなぁ。

今年のベスト本


1位:くもをさがす

ダントツ一位。この本に出会えてよかった。言葉のひとつひとつが今の自分にビタっとはまる。私のためにかいてくれたんじゃないかと思うほど。
きっと読み返す度に新しい感動があると思って、紙で買いました。

2位:ヘルシンキ 生活の練習

「くもをさがす」を読むまではこれがトップだった。
どちらもちょっとテイストが似ている。同世代の女性で海外に移住していて、子育ても仕事もしていて、共感の嵐。お二人とも関西人で、ちょいちょい笑わせてくれるのも好き。

3位:この世にたやすい仕事はない

女性小説家を食わず嫌いしていた私に、良い出会いをくれた作品。
津村記久子さんの緻密な文章は唯一無二だと思う。
すごく細かい描写なのに、飽きさせない。言語化能力がすごく高い。小説ってこういうのもあるんだと驚いた。

4位:去られるためにそこにいる

読んだばかりだけど、これはベストや!と思ったので入れた。今年だけで教育・子育て系を24冊読んでたけど、これは刺さった。
去られるためにここにいることを受入れて、大切に子育てしたいなと思う。

5位:差別はたいてい悪意のない人がする

自分も、悪意なく差別していたのかもしれない、と気付かされた作品。これを読んでから、ニュースや会話から「あれ?これ差別では?」と思う事が増えた。疑問を持ち続けることが大切なのだと思う。

6位:スマホ脳

スマホ依存に自分が当てはまりすぎてて超怖くなった。タイトルや帯の割にちゃんとした本で、めちゃ勉強になった。運動と睡眠がイチバン大事。

7位:告白

小説という概念ぶっ壊された本。国語辞典並に分厚いのに一気に読んでしまった。文体が独特で、話も独特。終始なんなんだこれは、と圧倒され続けた作品。こんな小説読んだことない。

8位:20歳の自分に受けさせたい文章講義

これを1月に読んで「よし今年は読書記録がんばって書こう!」と思った。文章は書かないと書けなくなる。書くことで思考が整理される。上達した実感はないけど、1年間書いてきてよかったと思う。

9位:忘れられた日本 沖縄文化論

超かっこいい岡本太郎に出会えた作品。ほとばしるエネルギーに圧倒される。その割に読みやすい。沖縄にルーツがある自分にとっても大切な作品になった。

10位:人が死なない防災

なんで防災モノ?と思われるかも知れないけど、私はわりと防災オタクで本もたくさん読んできた。
防災って実は生き方と直結している。知識でもノウハウでもなく、どういう心持ちで災害と向き合えばいいのか、もっというと「人生に主体性を持つこと」を教えてくれる本。

ベスト10決めるのむずい

初めてベスト10やってみたけど、選ぶの大変!3位くらいまではスルッと選べても後半は甲乙つけがたくて。

紙で買いたい、何年かして読み返したい、人に勧めたい、などの基準で考えながら決めた。
過去の自分の記事も読み返して、「あーそうかコレ描いてあったのこの本か」「そういえばこの本きっかけでコレに興味もったな」とか思い出せて楽しかった。

本好きと言いながら、長いこと年10冊くらいしか読んでなかった私が、よくこんなに読んで、記録つけられたなーと思う。
自分で自分をすぐ褒めるタイプなので、めっちゃヨシヨシしてあげよう。

お陰で図書館に通う習慣もついたし、子どもたちも読書習慣がついたし、良いことづくめだ。来年も引き続きやりたいけど、記録つけるの大変なのでもう少し効率的に継続できる方法を探したいな。

#今年のベスト本

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