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【洗脳からの脱却】ザイム真理教の書評書いてみた

どうも、Webライターをしているひがしです。

今回は、以下の本で書評を書いてみました。


普段は政治関連の本はまったく読まないんですが、視野を広げようかと思い、読んでみました。

Amazonのベストセラーランキングでも見るし、どうも売れてるらしいですね。

そんな話題作の書評を書いてます、興味のある人は続きをどうぞ。



ザイム真理教って何?


まず、ザイム真理教について説明します。初見だとわけわからんと思うので。

ザイム真理教は、財務省や財政均衡主義に対するネットスラング(若者を中心にネットで使う俗語)です。

財務省を支持する人が8000万いると言われてるので、若者からすると宗教に見えるんでしょうね。

著者も財務省を「巨大カルト」と揶揄しています。

著者の主張:「財政均衡主義」から脱却しよう


著者いわく「日本の国民生活が苦しいのは、財務省が布教を続けてきた財政均衡主義のせいだ」と熱弁しています。

財政均衡主義は本書の超重要ワードになるので、意味だけでも覚えていってください。

財政均衡主義とは?


ぼくは最初この言葉を見たときに「財政均衡主義って何?」と疑問が出ました。

というわけで、ネットで調べました。

財政運営にあたっては,均衡財政を原則とし,赤字財政を長期間継続すべきではないとする主張がある(均衡財政主義)。

引用:コトバンク|均衡財政主義(きんこうざいせいしゅぎ)とは? 意味や使い方


まぁ、読んで字のごとく「財政を均衡に保ちましょう」みたいな主義です。

要は、財務省がやりたいのは「税金を1円でも増やして、歳出を減らしましょう」ってことかと。

税金を増やして歳出を減らせば、国の借金が減りやすいですよね。そうやって財政を均衡にしたいんでしょうね、財務省は。

本当に日本の財政は深刻な赤字なの?


「日本は深刻な借金を抱えている」なんていうことを、あなたも聞いたことがあると思います。
これは本当なんでしょうか?

まず、財務省の主張を簡単にまとめてみました。

「日本の財政は深刻な赤字になっている。このままでは、次の世代である子供たちに負担をかけてしまう。この赤字を解消するためには、消費税を引き上げるしかないんです」

上記のような感じです。
一見まともそうなことを言ってますが、この主張に森永さんは以下のように反論してます。

「日本政府が抱えている純債務は、本当は8兆円にすぎない」

日本政府は「1661兆円」と言っているので、森永さんの意見とかけ離れています。

森永さんの主張を支える根拠は以下のとおりです。

財務省は負債の話だけをしていて、資産と通貨発行益に触れていない。

つまり、日本が保有している資産と通貨発行益を含めると、本当の赤字は8兆円程度ということです。

負債額だけでは、本当の赤字はわかりませんね。

なぜ日本は30年成長できなかったのか


森永さんによると、日本が30年成長できなかったのは「急激な増税と社会保険料アップで手取り収入が減ったから」だそうです。

消費税導入前の1988年と2021年の手取り収入を比べると、驚くことに18万円減ってます。

収入はたった14万しか増えてないのに、税金と社会保険料を上げてるからです。

使えるお金が減ると、消費が落ちる

消費が落ちると、企業の売り上げが落ちる

企業の売り上げが落ちると、人件費を削減するしかない

図にすると以下のような感じ。

こうした悪循環により「日本経済は破壊された」と森永さんは主張してます。

おわりに:洗脳、解けました

経済学者で意見が分かれるものの、個人的には森永さんの主張が正しいように思えます。

理由は以下のとおり。

・世界でも借金を抱えた国が多いし、簡単にハイパーインフレなんて起こるとは思えないから。

・増税した結果、日本の経済はよくなってないから。歴史が証明してる気がする。

最後に、ぼくは経済学者でもないので、減税が本当に正しい政策なのかはわかりません。

森永さんの意見を鵜呑みにするのではなく、自分なりに考えて答えを見つけるのが正解な気がします。

P.S
ぼくは増税派から抜けます

おわり


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