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〝humus=腐葉土〟の語源は〝human〟その香りがアツい

「なんで、腐葉土?」と言われ続け、
時に失笑されたり、流されたりw
しながらも
腐葉土の香りを蒸留し始めてから2年半以上。
(注;蒸留とは?香りを抽出する工程のこと。
  もう少し言うと、物質から成分を抽出する方法)

最初は個人的な趣味でSNSにUPしたところ、
なぜか多くのリクエストを頂き、
先日12回目の腐葉土蒸留会を、
あのおしゃれスポット!!
鎌倉・七里ガ浜にて行わせて頂きました。

なぜ腐葉土がアツいのか…については
とてもじゃないけれど、
言葉だけでは伝えきれず…(;´Д`)
謎は解決しないまま…となってしまいますが。

腐葉土に没入していく
ご参加者さまの様子とともに、
私たちの小さな抵抗をやすやすと溶かす
大自然のパワー
を少しでも感じて頂けたら
うれしいです!

■humanの語源となった
〝humus=腐植、腐葉土〟

そもそも…と言い出したら、キリがない
土の話ですが、
(それをお伝えしたり、体験してもらうのが
蒸留会ですが、毎回話が増殖してしまう(^^;)

〝human〟の語源はラテン語の
〝hum=土〟
〝humus=腐葉土(腐植)〟から来ているんだそう。

 (注;腐植とは、腐葉土が微生物の働きによって
    分解され、より土の成分に近づいたもの。
    香りは腐葉土の方が強い。)

〝human〟には
【土とともに暮らす人々、土の上で暮らす人々】
という意味があり…

でもですね。

そんな私たちの生活、いや、生活どころじゃなく
命を支える土のイメージって
超絶地味…の極みではないでしょうか?

よくお話するのですが、
「今日の空キレイ~♡」とSNSでUPしても、
その足元に広がる大地、
いえ、「土」をUPすることって
ほとんどの方がされないですよね?
(私、含みます)

私たちは〝土〟のことを
本当に何にも…知らないんです。
(土に関するお仕事をされている方は
 別としまして…)

■植物と、土のはざま〝恍惚〟の香り

普段、私はアロマセラピストという仕事で
植物から抽出した精油、と言われる
香りの成分を使い、
オイルトリートメントをしたり、
香りを調合したりします。

そして、その精油がどうやって出来上がるのか、
そのプロセスを体験したくて、
植物蒸留を学びはじめました。

…つまりですね、
その植物たちを育ててくれているのが
まぎれもない〝土〟なんです。

そして、腐葉土に関しては元・植物
名前というラベリングが外れた亡骸のようでいて、
そこにはイキイキとした微生物が多く住まい、
生と死がカオスに存在している…

香りは目には見えないけれど、
〝命がある、命の痕跡〟とも言われますが、
まさに腐葉土には
ふくよかな甘みや、複雑味・熟成感のある
深く、自然界の揺らぎを含んだ香り…

と、会が進むにつれ感性が高まり
〝恍惚感〟に触れる体験となるようです…

土か人か、もはや境界なし。
最初は手で触れるだけだった方々も、彼女の様子に引き込まれ、
続々と〝腐葉土人〟に…これぞ〝humanの真骨頂!?〟
もはや埋もれるフラスコw
蒸留しなきゃなんだけど、みんな腐葉土から離れたくないw
腐葉土の吸引力は、想像をはるかに超えてくる。

■思考が外れると、ピュアになる

腐葉土を蒸留する間には
土ってなんなんだろう?
私たちの未来とどう関わりがあるの?
世界各地でみる土の文化や
東洋医学でみる土の性質、など
お伝えしていきます。

なるべく多方面から土の存在に触れ、
それをシェアし合ったり、
イメージワークをしたり、

おのおののイメージが立体的になることで
場が進んでいきます。

精油は採れなくても、
芳香蒸留水は腐葉土を煮出していくことで抽出される。
腐葉土に触れた感触を自由にドローイング。
触覚で得たものを視覚や、自分の手の動き、という
別の回路を使い、表現してみる。
黙々集中、気持ちよい静寂が流れる。

朽ちていく腐葉土には、もはや
「生き延びる」とか「成長しよう」などの
本能や欲求もないわけで。

ここは私の勝手な妄想ですが、
「どうにでもしなされ」という
最高の委ねのエネルギーに満ちている。

だからでしょうか?

今まで、
様々な植物の蒸留会を開催していますが
どの材より、
ご参加下さった方の思考を休め、
自然な表情、呼吸、表現が生まれ、

ひとりひとりのイキイキとした姿が
際立つ蒸留会となります。

通常、植物の蒸留会の主、は
その回の植物、と決めているのですが、
腐葉土は
万物の母胎、ならではの受容感で
〝人〟という生き物を輝かせます。

香りを感じるひと、それを見守るひと
言葉では説明しきれず、画的には謎すぎますがw
腐葉土蒸留会で生まれた【ミイラワーク】


■人をダメにする腐葉土、あらため、人をやめさせる腐葉土


最後に辿り着くは、
腐葉土蒸留水をベースに好きな精油を調香する
それぞれのオリジナルミスト作り。

今回は調香中の写真を撮り忘れたので( ;∀;)
過去の別の会場での画像を。
それぞれ、まったく異なる香りのブーケが生まれる。

香りというのは、
脳の中でも1番奥にある大脳辺縁系、という
原始的な脳でキャッチします。

思考的なセレクトではなく、
理屈抜きで自分に響くセレクトは
シンプルな自分らしさ、価値観を
あぶり出します。

空を見て、川を見て、海を見て、森を見て
癒されるように。

たまには大地のカオスに委ねて…

多分…
生きる、がもっと楽しくなりますよ!!

4月にも開催予定がありますので、
ご参加に空きの枠が出そうでしたら、
こちらでもご案内致しますね♪

開催ご希望も受け付けております。
(最小遂行人数4名様より~)

お問合せはグーグルフォーム、
または公式ラインのご登録を下記に
用意していますので、
お手数ですがm(__)m
そちらからのご連絡をお願い致します。

最後に…
蒸留会終わり、ビニールにまとめた腐葉土に
溺れるワタクシ…

満場一致の人をダメどころじゃなく、
人をやめさせてしまう腐葉土w
たまには、脱ニンゲン✲

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