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五石(席)目。 bedside編

先日、久々に会社に野暮用があって行ったらすげえストレスに。あはは。すげえ。すげえんだよ。なんなんだ?あの異空間は?なんつって。。
ホント世の中には信じられないほど、読解力のない表層的な人間が大勢いるわけで、自身の無知を棚にあげて、さも理路整然と隙が無いように立ち振るう姿や理屈は一体、どこから生まれてくるのだろうか?と。。こうやって何かを断ち切る勇気を本人が持っていたとしてもそれを断ち切ってまで行う親切心や善意が今は超絶ストレスに…。俺はまだまだポンコツワンダーランドに避難する必要性がある。

21日に横須賀へば。
ふと、海を見に行きたいと思って、ポンポン!コツコツ!と踵を打ち鳴らして行く。いつもの如く、旅の予定は未定。偶然を楽しんだ方が喜びもひとしお。とりあえず最終目的地は観音崎のSPAに決めてあとは現地で調べるなり何なりしよう。とりあえず美味しいもの何かあるかなー?と道中、スマホで調べてると、どうやら京急線から出ている''横須賀満喫きっぷ''なるものが品川で発行されていて、京急の一日乗車券(バスも)と、その期間に提携している飲食店の食事券と遊び券がついて¥3430って。なかなか良い気がする。そもそも行きたいSPAが¥2000してその遊び券でだいぶ賄えるから元取れるなあと。旅の予定は未定だったが急遽予定を入れる。悪くない。良いスタート。

浦賀駅に辿り着く。
とりあえずSPAだ。海見ながらお風呂入るんだー!ってバス乗り場で地図を見て待ってると、隣りで待っているオバチャンが何処ゆくの?と。観音崎のSPAにゆきたいんです。と言ったらそれなら行きすがらにオバチャン家の近くに良い神社があるから連れてってあげるー!と。きゃー!優しい!こんなご時世なのに情けが身に染みるー!って。あはは。善意ってこう云うコトよと。トコトコ一緒に付いてゆく。着いた先は''東叶神社''どうやら縁結びの神様らしい。そして海を渡って左右対称にある''西叶神社''に行くと成就するよ!と。ぬははー。俺の行く末まで心配してくれてありがとうございます。ところで西に行くにはどうすれば?と聞くと"浦賀の渡し''ってとこにポンポン船が出ててて400円で乗れるからそれに乗ってお行きー!と。ついでに美味しいご飯も教えてもらって西に向かう。どうやらサザエの釜飯が美味いらしい。

東叶神社
境内から

''浦賀の渡し"
ほへー!ポンポン船だー。船乗れるー!楽しみー!って。乗り込むと船頭のオッチャンがまたもや何処ゆくの?と。観音崎ですー!っといって言ったら、西からは行けないよー!って。え?じゃもう一回、船乗って戻らないと行けないってこと?…って聞いたら、京急のチケット持ってんのか?と。持ってやす!じゃあ大丈夫だ、もう一回浦賀駅戻って東にゆけ!''西叶神社''で直ぐにお参りして次のバスに乗れば東にすぐ乗り継げるからちょうど待たなくて済むー!と。きゃー!またもや、お情けすみません。黙ってれば往復800円なのに優しすぎる。多分、そういう人多いんだね。優しい。良い人。うんうん。僅か5分くらいの乗船。海風が気持ち良い。早々と神社について縁を適当に結び散らかしてバスへ。

浦賀の渡し
ポンポン船
船上

オバチャンが美味しいと言ってたサザエの釜飯屋さんにー!って鴨居駅バス停へば。''鴨鶴"と云うお店。正に超絶入りにくい門構え。やってんの?みたいな感じで意を決して入ってみたらやってた。良かったー。サザエの釜飯ありますか?無いです。売り切れました。超絶塩対応。さすが地元民に愛されてるが所以たる、一見に厳しい洗礼。笑う。いや、旅ってそうだよ。必ずしも上手くはいかない。とりあえずタコの釜飯ならあるというので、じゃあそれで!フンスカと釜飯を炊いてるオコゲの匂いに誘われてアサヒの瓶ビールを痛飲。お刺身と付け合わせと釜飯。¥1650円也。美味しい。マダコだったら旬だよね。確かにサザエの釜飯売り切れるの分かるわー!ってモグモグ食べておいとまー。

鴨鶴
タコ釜飯
刺し

さ次は観音崎へばー。
バスに乗ってSPAだー。
その後、何処行こう?
地図を見てたら、さっきの''鴨鶴"の釜飯屋さんお食事券使えるやつだった…と気付く。¥1650分…。
ヤッてんなあと。他でも使えるとこあるのかと調べてみるとランチばっかり。でも、夜も食べれる店も数店あるからそこに想いを馳せてとりあえず観音崎に。着くとビーチ?があって、やっぱり暑さもあって泳いでる人がいる。夏だー!ひゃー!自分も泳ぎたい!って思ったが、海パン無いし、あ、パンイチで…行けるか?!と脱ごうかと思ったけど目の前のギャル達に怯んでやめといた。海パンあったらいってたね。見よ!この肌白いオジサンの神々しい姿を!恥部を曝け出して横須賀の海のイニシア恥部は俺が獲る!と言わんばかりの不完全燃焼にて3 時間の長風呂にて放蕩。スッキリ。

ビーチ
飛び込む少年達

横須賀中央駅へば
そういえば昔、hideミュージアムのオープンの時にいったなあ。なんて思い出したけど街全体が思い出せない。20年くらい経ってんのかよ。と。あれ?あの時は何食って帰ったんだろ?とか高校生だったよなあとか。あ、でもドブ板通りに行って怖くて怯んで帰ったんだと…。あはは。街並みこそ変わってたけど俺は変わってなかった。まだまだ横須賀のイニシア恥部の掌握は程遠い。

仕切り直して、お食事券を握りしめて酒場に。先付け、刺身、冷製茶碗蒸し、サザエの壺焼きが出て来る。

先付け
刺し
冷製茶碗蒸し
壺焼き
自腹天麩羅
野菜の火入れが良き。

自腹で麦酒と天麩羅だけ頼んで満足度高め。この店で打ちあがろうかと思ったけど、カレー食べたい。カレー!横須賀カレー!って。…が、致命的に酒を飲むと方向音痴になるので近場で探す。歩いているとカレーうどんなるものを発見!良い!確かに横須賀カレーも食いたいけど横須賀カレーがホントに美味しいかも分からない。ご当地グルメって地元に愛されてるか愛されてないかで土着感が変わってくると思うんだ。もし、それがB級グルメになってちゃんと昇華されたりすると、もちろん変わってくるし、そういう意味ではご当地グルメの振り幅は広い。むむー!あんまり時間無いし失敗したくないなあと思ってたらちょうど良かった。入りましょう。

うどん工房さぬき

横須賀なのに讃岐?!って感じだけど、ひっきりなしにお客さん入ってたので期待大。みんな普通のおうどん食べてる。美味しいのねー。カレーうどんも有名みたい。何しよう。ワタリガニのカレーうどんだって?タイワンガザミじゃねえかよ!気になるー。でも、こういうの殻だけで身があんまり入ってないんじゃないかしら?なんて。うーん!唐揚げカレーうどんなるものある…。人気らしい。あいやー。天麩羅食べちゃったし唐揚げはちょっと重いなあと。やっぱりワタリガニのカレーじゃ!って頼む。混んでるから割と待ちそう。きっと俺の為にカニを捕まえにいってんだなとポジティブに捉えてハイボールを片手に待つ。きた。やべえデカさ!しかも鉄鍋で激アツ。身もそこそこ入ってて超絶美味い。ハフハフ食う。こんな美味いカレーうどん食ったことないくらい美味い。残念ながら横須賀カレーなるものを食ってないから系譜が分からないけれどかなり洗練されつつも、ジャンク感がある。恐らく町場にある和出汁の水平系なカレーうどんではなく、スパイスを立たせてる立体系な感じ。ちょうどイエローカレーとレッドカレーの間くらいかね?酒飲んでるからイマイチ舌が乗ってないけれど、云うならばプーポッパンカレーのような下地を使って町場にあるカレーうどんにしてみました的な…でも決してエスニックに寄りすぎて無いから良いバランスだなあと。良く考えたなコレってことで今日一美味かった。唸りました。

ワタリガニのカレーうどん


そいで…帰路へ。酒飲んでお腹一杯でヤバかった。結局無事に寝過ごしてギリ終電。あぶねえ。高尾まで行かなくてよかったー。久々に尖り過ぎたメンタルも少し整って良かった。

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