見出し画像

悪魔合体レバー

VF4スティックレバー×三和JLF-TP-8Y。

無印もevoもどちらも可能。だが……

以前紹介したバーチャファイター4 Evolution 専用スティックに使われているレバーパーツの三和JLF-TP-8Yへの移植だが、無印のバーチャファイター4 専用スティックでも試せたので、追記・補足的に記事を書いてみる。

結論から先に述べると、HORIが発売していたPS2用アケコンの「バーチャファイター4 専用スティック(以下無印コン)」と「バーチャファイター4 Evolution 専用スティック(以下evoコン)」の双方ともに、レバー部分のパーツを三和のJLF-TP-8Yに搭載可能。

なお、無印コンのシャフトはevoコンのそれよりも太く、JLF-TP-8Y用のシャフトカバーが取り付けできない(シャフトカバーを取り付けた際の太さになっている)。シャフトカバーを使いたい場合はevoコンのパーツを用意すること。ついでに言うと、レバーに使われているスイッチもevoコンの方がオムロン製で質がいいので、改造の素体にするならevoコンの方が総合的に見てよさげ。

閑話休題。

無印コンおよびevoコンから三和のJLF-TP-8Yに移植できるパーツは、シャフト、Eリング、ピボット、スプリングストッパー、プレッシャースプリングパイプ、スプリング。要するに、ボディ、プリント基板付きスイッチ、ガイド以外のパーツすべてだ。これを組み合わせることによって、ガイドからシャフトが出っ張らない超低頭な悪魔合体レバーができあがる(以下の写真の手前側が悪魔合体レバー)。

画像1

で、当たり前すぎることを言うが、当然のこととして、三和のJLF-TP-8Yがそのまま取り付けられるのであればその方がどう考えてもよい。では、悪魔合体レバーは何に使うのか? それは本体の厚みが足りずにJLF-TP-8Yが搭載できない古いタイプのアケコンを使用する場合だ。例えば、無印コンとevoコンは本体の厚みがJLF-TP-8Yのシャフトよりも短いため、装着した際に裏蓋にシャフトがあたってしまって操作ができない。そんなときに役立つのが悪魔合体レバーというわけだ。悪魔合体レバーならシャフトの下部が底にあたることがないので、以下のサイトでやっているような、スペーサーで無理やり本体に厚みをもたせるような改造をしなくても済む(この方法を否定するものではない)。

また、私は試せていないので若干エアプ的な発言になってしまうが、その他の旧世代機のアケコンに三和のJLF-TP-8Yを搭載したい場合にも悪魔合体レバーが有用なハズである。かつて改造ブームを巻き起こし、一斉を風靡した鉄拳4スティックあたりはいけそうな気がする。

まあ、シャフトそのものを旋盤で作成し、その他のプラパーツを3Dプリンタなどで作れればもっと自由度が増すのだろうが……あいにくとそんな装備も知識もスキルも持ち合わせていないので、既存のものの掛け合わせで。

無印コンもevoコンも中古屋に安価で転がっていると思うので、気になった方は試してみていただきたい。

いただいたサポートはnote上における活動の源泉とし、記事の形で還元いたします。