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播州赤穂のイタリアン

 2014年9月、瀬戸内科を眺めながらイタリアンを満喫しました。
 
 秋晴れの土曜日の朝、
姫路から西にJR山陽本線・赤穂線で30分乗り、播州赤穂駅に到着。
ばんしゅうあこう・・・言葉の響きに趣がある。
 
 駅からタクシーで瀬戸内海に向かい、
千種川を渡った海岸沿いにイタリアン、「さくらぐみ」がある。
御崎の海岸沿いに走る道路は幅が狭く、車の通行はまばら、
道路の右下斜面の岩場に瀬戸内海の小さな波が遠慮気味に寄せている。
180度にひろがる瀬戸内海に、大小の島々が浮かび、
微かに見える淡いブルーの大きな島が水平線を隠している。
 
 道路左に面する数段の階段を上がったところに店があり、
建物前面に明るいテラス席が4卓、
建物内には10卓ほどがありそうだ。

道路から数段上がると「さくらぐみ」
テラス席

 
 「さくらぐみ」は人気抜群で、特に土日は予約が難しい。
我々は青い空に誘われて散策気分で来ているから、
予約などしていないが、外にいた店の人に、
(ダメ元で)空いていないか?と聞くと、
ベランダの奥の席で、コースなら受けると、交渉成立。
 
 30分ほど、付近を散策して、11時半に再度店に行き、
開放感あふれるテラス席に座る。
コースは、前菜、パスタ、ピッツァ、メインディッシュ、
デザート、コーヒー、これで、4000円、はまあまあか、
何れも癖がなく、ごく当たり前の美味しさ、
如何にもイタリアンで、納得できる。
ピッツァのもちもち感もなかなかだが、やや量が多い、
店も心得たもので、残した半分をテイクアウトにしてくれる。
 
 前面には、日の光にきらめく、穏やかな瀬戸内海、
時間とともに微かな靄が晴れたのだろう、
はるかに浮かぶ島々もくっきりと見え始める。
ヒンヤリした風が頬にあたり心地よい。
ゆったりとワインを飲み、至福のひと時を過ごす。

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