任天堂雑学

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300万台保証は伝説!?

01/08/31 Ver.1.1 02/05/13 ver.1.2 Last updated: 12/30/2020 09:49:00 山内社長はファミコンのカスタムLSIを発注するに当たり300万台を保証するといったといわれる。 しかし、その辺の事情について山内社長はこう語っている。 また、リコーの浅川俊文常務は 「任天堂さんには泣かされました。ゲーム機とはいえ、立派なコンピュータ。その中に収める半導体チップを2,000円以内におさえろと言うんですからね」と語っている。

    • ディスクシステム

      2004/01/07 up Last updated:01/02/2021 22:01:00 採用の経緯 ミツミ電機の栗原哲夫・調布事業所第三事業部長は1984年の夏ごろ任天堂に日参していた。同社の「クイックディスク装置」をファミコンと結びつけて売り込もうとしていたのだ。 この装置はミツミ電機から1984年3月に売りだされ、パソコンでは1984年5月8日に発売されたシャープの「MZ-1500」に初めて採用されたが、その後のパソコン不況により行き詰ったため、販路を拡大しよう

      • ゲーム業界本批評(ゲーム戦線超異常)

        (*)高柳氏プロフィール(著書より) 1942年生まれ。66年毎日新聞社入社。おもに経済部記者。84年からメディア部門。データベース次長、メディア事業局次長など。 高柳尚(*) ライフ社 96年12月 プレステ大好き天然おじさんの書いたゲーム業界本 ゲーム業界本の中には「アンチ任天堂系」というべきジャンルがある。任天堂=悪の図式で書かれた本だ。このジャンルの「大家」は馬場宏尚氏だ(*)。しかし、馬場氏は商売としてこの図式を利用しているだけのようなのだが、ここで取り上げる高

        • スーパーファミコン用CD-ROMアダプタお蔵入りの原因

          02/02/10up 02/03/10Ver1.6 Last updated: 05/24/2008 08:48:39 SFC(スーパーファミコン)用CD-ROMアダプタはソニーとの確執からお蔵入りとなってしまったと解説されることが多い。 確かにそうした側面もあるのだろうが、このアダプタは技術的側面から頓挫してしまったという面もあるのだ。 CD-ROMといえば大容量が強調されるが、「演出に凝ったソフトが制作可能になるメリットよりも、CD-ROMが遅いデバイスであるデメリット

        300万台保証は伝説!?

          ライセンスビジネスの利益率

          02/07/06up 02/07/07ver1.1 Last updated: 05/24/2008 08:48:38  長銀総合研究所によると任天堂がSFC用の希望小売価格1万円の標準的なソフトの委託生産料として徴収している金額は3,000円だという。 そしてカートリッジの原価が2,000円ということであるから、ライセンシーには5,000円で売っているということになる。 とすると任天堂のライセンスビジネスの粗利益率は60%(\3,000/\5,000)ということになる。

          ライセンスビジネスの利益率

          ドンキーコング・池上通信機事件

          02年5月20日up 2002/12/26ver1.5 Last updated: 12/13/2020 11:52:00 ネット上でドンキーコングを開発したのは池上通信機器であり、任天堂がそれを金で奪い取ったといったような記述を見かけた。この話はNiftyのフォーラム上でもあった。その書き込みによると「ゲームラボ」という雑誌に書かれていたという。実際はどうなのか。 1983年7月20日、池上通信は任天堂を相手取り、ドンキーコングの著作権侵害などを理由に580,000,00

          ドンキーコング・池上通信機事件

          Nintendo64のスペック

          この記事はウェブリブログ「任天堂雑学」に投稿していた記事の転載です。 01/09/26 ver2.5 02/02/28 ver2.6 03/03/08ver3.0 03/04/05ver3.1 Last updated: 01/01/2021 11:56:00 NINTENDO64は今までのゲーム機にはみられない設計が随所にみられるゲーム機である。 高機能・低コストを両立 メインのプロセッサはCPU、メディアプロッセッサのRCP、メモリはRumbusDRAM18Mbit

          Nintendo64のスペック

          loderun氏の拙著への反論について(1)(2)(3)

          https://amzn.to/3HxCZAn ウェブリブログ「任天堂雑学blog」にて投稿した記事の転載です。投稿日時が近接しているので3つの記事をまとめています。 以下転載開始 2021年04月11日 (1) 書籍『アタリショックと任天堂』批判――「アタリショック捏造論」という妄想 https://loderun.blog.ss-blog.jp/2021-04-10 まず、本書はネット上でみかける「アタリショックなかった論」全般に対するもので、hally氏の主張

          loderun氏の拙著への反論について(1)(2)(3)

          ”アタリショック”という言葉を初めて使ったのは米トイザらスの副社長さんです

          2014年7月22日にウェブリブログ「任天堂雑学blog」にて投稿した記事の転載です。 以下転載開始 ツイッターなどで再びアタリショックについて盛り上がりを見せていますが、極めて重要な事実について触れている人がいないので、ここら辺で指摘しておきます。 Howard Moore氏曰く ここまで断定していますから、アタリショックの原因は粗製濫造が原因と言い切っちゃっていいと思います。 知ったかぶって「それだけが原因じゃないよ」という人には お前それ米トイザらス副社長の

          ”アタリショック”という言葉を初めて使ったのは米トイザらスの副社長さんです

          「アタリショックの嘘と誤解」の嘘と誤解(その2)

          2020年9月9日にウェブリブログ「任天堂雑学Blog」に投稿した記事の転載です。 以下転載開始 アタリショックの嘘と誤解 2007年頃に本ブログにおいて上記のエントリに対して反論したのですが、ブログ主の方が別の方が運営するブログに「いずれ回答する」という趣旨の発言を残したまま、結局、今日に至るまで回答はありませんでした。 とあるブログの公開停止に思うこと 私はその間に保有していた2,000点近くのゲーム業界関係資料の整理を兼ねて、アタリショックについてまとめている

          「アタリショックの嘘と誤解」の嘘と誤解(その2)

          "「アタリショック」の嘘と誤解"の嘘と誤解

          2007年6月27日、Webリブログ任天堂雑学blogにて投稿した記事の転載です。 以下転載 「アタリショック」の嘘と誤解 http://d.hatena.ne.jp/hally/20040514 ↑2004年の記事なんですが、 とのことでしたので、完成版がアップされるまで反論しないでいたのですが、すでに3年が経過しているのにアップされず。 このままこの情報がネット上に定着してしまうのもアレなので、このへんで重要な部分にだけ反論しておきたいと思います。 「アタリショ

          "「アタリショック」の嘘と誤解"の嘘と誤解

          テトリス事件

          01/09/30記 02/04/10ver1.2 2022/09/07 ウェブリブログ「任天堂雑学blog」より移転、追記。  一部のビジネス本などにおいては、テトリスの権利を任天堂がセガから奪った。テトリスが発売されていれば、メガドライブは大化けした可能性があった。などといった論調で書かれている。 実際はどうなのか。  任天堂は1989年3月に、旧ソ連の外国貿易の窓口であるソ連外国貿易協会(ELORG、モスクワ市、代表ユーリ・V・トリフォノフ博士)とテトリスの家庭用ゲー

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          なぜ横井軍平は任天堂を辞めたのか?

          2001年8月13日記 2002/07/20Ver1.7 2022/09/02 ウェブリブログ「任天堂雑学blog」より移転。画像など追加。  任天堂開発第一部長だった横井軍平氏が退社する前日に、日本経済新聞は横井氏がバーチャルボーイの失敗によって引責辞任したと報じた。しかし横井氏はバーチャルボーイの失敗によって 辞任させられたわけではない。 横井氏によるとこの記事が出ると同時に新聞、雑誌の取材や講演の依頼がたくさん来たという。   その中で「山内社長のワンマン体制に嫌気

          なぜ横井軍平は任天堂を辞めたのか?

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          任天堂雑学blogを運営していた者です。 BIGLOBEのウェブリブログが近々サービスを停止するようなので、こちらに移転しようかと思います。ウェブリブログの方は自然消滅を待ちます。