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中国不動産社債大暴落から分かる、中国投資の行方

中国不動産社債大暴落しています。

これは、先進国の資本主義の世界では、金融崩壊状態です。

中国最大の不動産会社恒大集団の社債は、償還の拒否によりデフォルトする兆候もあります。

深圳証券取引所への11日の届け出によれば 恒大地産集団が発行し8日に早期償還期日を迎えた45億元(約920億円)の2023年償還債について、同社はさらに6カ月間の期日延長を求めたものの、先週の会合で計90%を超える議決権を握る複数の社債保有者がこの要請を拒否した。(記事より)

更に、不動産ローンの返済拒否も起きています。

中国の不動産開発会社と取引しているサプライヤー企業が取引相手から支払いを受けていないことを理由に銀行ローンの返済を拒んでいる。ローンを組んで買った住宅が未完成だとして住宅ローンの返済を拒否する消費者の動きに加え、不動産セクターで融資返済のボイコットが広がりつつある。(記事より)

ちなみに、全米の住宅価格が25%下がった時に、2008年のリーマン危機が起こっています。

なぜ、中国では金融危機が起きないのか。

金融危機とは、短期間で株価が30%以上暴落することを意味します。

では、株価の暴落はなぜ起こるかというと、投資家心理が大きくマイナスに向くからです。

VIX(ヴィックス)とは:株価変動率を表す指標の一つで、株式市場に対する投資家の心理状態を数値で表したものです。Volatility Index(ボラティリティ・インデックス)の略で、恐怖指数とも呼ばれています。

直近では、2020年の世界のコロナショックのVIXを観察すると良く分かります。

一時的に株価は30%暴落し、恐怖指数は、60%を超えました。

この投資家のマイナス心理が、顕在化しにくいのが、中国の金融危機が起こらない主たる理由です。

その視点は、2つあります。

①情報統制がある。中国では、政府や国にとってマイナスな情報は、インターネットも含めて全て隠蔽されます。

②数値の情報がデタラメである。国の統計も経済関連の情報もデータ改ざんは、日常茶飯事です。(これは、日本においても同様になっていますが・・・)

これらの視点から、投資家心理がコントロールされていると言えます。

しかしながら、実際の中国人の一部のトップ(利権)集団の投資家は、バカではありませんから、冒頭の不動産社債のような暴落は、現実には起きます。

こうして、大多数の(負け組)投資家心理をコントロールすることで、金融危機は隠蔽されますが、現実の投資実績との乖離が酷くなってくれば、どこまで隠し通せるかは不明です。

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