毎日更新218日目。

この前、コンビニでアルバイトしていた時の事。

小さな男の子とお母さんがレジに来た。

男の子は手にパンを持っており、僕に差し出してきた。

僕は受け取りバーコードをスキャンし、お母さんに「袋どうされますか？」と聞いた。

すると「大丈夫です」との事だったので、僕はバーコードの部分にシールを貼り、男の子に「はい、どうぞ」と渡した。

これをするといつもちびっ子達は喜ぶのだ。

シールを貼ってもらうのと自分に渡してもらえるのが嬉しいのだろう。

その男の子も嬉しそうにしていた。

お母さんは「よかったね〜」と言い、続けて「店員さんにありがとうは？」と笑顔で言った。

すると男の子はモジモジしながら何かを言おうとしたが、言葉が出ず、恥ずかしそうにニコッと笑った。

恥ずかしがり屋さんなのだろう。

非常に可愛らしい。

僕はお母さんと目を合わせてフフッ笑いながら、「ありがとうございました〜」と2人を見送った。

僕は2人を見送りながら、こんな事を思っていた。

あの子、幼い頃のにっしゃんに似ている、、、！！！

幼少期の自分にとてもよく似ていたのだ。

もちろん自分が小さい時なんてちゃんと覚えてないので何となくだが、恥ずかしそうにするあの感じが瓜二つだったのである。

というのも僕も店員さんとかに「ありがとう」等を言うのが、めちゃくちゃ恥ずかしいタイプの子供だったのである。

心の中では思っているのだが、いざ口に出して言うのは恥ずかしいのだ。

あとお母さんに促されると余計に恥ずかしくなって言えなくなる。

あの子のあの感じ、僕はめちゃくちゃ分かるのである。

自分の幼少期に何回もあんな場面があったのだ。

ちなみに可愛らしい見た目も似ていた気がする。

何を隠そうにっしゃんは幼少期、非常に可愛らしい見た目をした子供だったのだ。

まあ今でも充分可愛らしいが。

そんな自分とある意味そっくりな子と遭遇して、僕は心の中でその子に対してアドバイスを送った。

ちびっ子よ！

元ちびっ子のおじさんからアドバイスや！

その恥ずかしがり、出来るだけ早く無くした方がいいぞ！

世の中な、恥ずかしがってて上手くいく事って基本的にあんま無いねん！

だから無くせるもんなら無くした方が絶対にいいねん！

しかも早ければ早いほどいいと思う！

いや、気持ちは分かる！

めっちゃ分かる！

何かモジモジしてまうんよな！

おじさんもずっとそうやってん！

それに元々の性格やからそんな簡単に無くせるもんでもないしな！

ただ！

その感じでずっといってしまうと、、、

彼女いない歴38年になってしまうのよ！！！

恐ろしいやろ！

おじさん生まれてこの方彼女おらんねん！

ヤバいやろ！

で、こうなった原因を考えたら、一番の原因は恥ずかしがり屋やった事やと思うねん！

感情をストレートに伝える事が苦手やから相手に気付かれもせんのよ！

恋愛において「恥ずかしがり屋」は一番の天敵やねん！

気付いたらいない歴38年になってんのよ！

しかもこのままいくとほぼ確実に、いない歴39年になんのよ！

こんな嫌な記録更新なかなか無いで！

悲惨やで！

君にはこうなってほしくないねん！

で、こうならんためには恥ずかしがり屋を無くすんが一番いいと思うねん！

いやまあ、恥ずかしがり屋でも付き合ってる人はいっぱいいるけどもな！

色んな要素が混ざり合ったら、おじさんみたいなんが出来上がってしまうから！

それは回避してもらいたいんや！

ちょっとずつでいいから！

無理はしたらあかんで！

おじさんも頑張るから！

お互いこれからいい恋愛しような！

と、僕は昔の自分とよく似たちびっ子に謎のアドバイスを心の中から送りまくった。

あのちびっ子と共に頑張ろう。

そう何故か勝手に誓った元ちびっ子、現太ったおじさんだった。