恐怖の○○町
さあ、今週も毎週更新のお時間である。
と言っても月曜と木曜に投稿してるし、週一更新は果たしてはいるのだが。
あと土曜に更新って言ってたのにまたしれっと日曜にしてるし。
どうも舞台がある週の土曜は更新し辛いのだ。
舞台の結果次第で更新する気が全く起きなくなるのである。
もう日曜更新という事にしておくか。
いや、それだと今度月曜になったりもしそうやし。。
まあ土曜か日曜に更新しますぐらいにフワッとしておこうと思います。
というわけで、昨日は舞台。
結果はまたしても残念。
なかなか結果がついてこない。
ただまあ結果がついてこないのは今に始まった事ではないし、良くも悪くも慣れっこである。
そんな事でへこたれるほどやわではない。
こちとら芸人生活ずっと結果が出ていないのだ。
それがどうしたという話なのである。
まあ胸を張って言える事では全く無いが、全然やる気はありますよって事なんで、切り替えて頑張っていこうと思う。
前から言っていた別路線のネタもようやく形になりそうやし。
これぞにっしゃんというネタがここにきて出来そうなのだ。
今後、是非チェックしに来て下さい。
それはそうと昨日は舞台に行く電車の中でちょっとした出来事があった。
僕は朝、舞台がある下北沢に向かうため電車に乗っていた。
昨日は朝から雨で、駅から徒歩15分&フリップを運ばなければいけない僕からすると非常に辛い天候だった。
それに加え湿気が凄くジメジメしてる事からどうにも気分が晴れずにいた。
そんな中、電車の中で両親と一緒にいた子供が僕の横でめちゃくちゃ泣き始めた。
たぶん休みの日に家族でどこかに行く道中なのだろうが、何かあったのだろうか。
それはそれは盛大に泣いていた。
歳は大体、小学校1年生か2年生ぐらいの男の子である。
小学校低学年なので泣いてる子としてはほんのちょっとだけ大っきめな気もするが、子供にもまあそれぞれ色んな事情がある。
それに子供の泣き声にイライラするほど僕も心は狭くはない。
どっしりと構え「泣きたいだけ泣きなさい」と心の中で思った。
十数分後。
子供はまだ泣き続けていた。
うん。
ちょっと長いよね。
もうそろそろ泣き止むタイミングなんちゃうかな。
何か聞いてたら、どっかの場所に行きたいとかそんな感じの事やし。
もうええんちゃうかな。
そろそろ折り合いつける頃なんちゃうかな。
僕はややゲンナリしながらそう心の中で語りかけた。
というのもこの子は僕から見て、おそらく「延長泣き」しているのだ。
みなさんも子供の頃経験ないだろうか?
号泣した後、もうそんなに悲しくないけど何となく泣き止むタイミング逃してとりあえず泣いてる状態。
それを僕は延長泣きと呼んでいるのだ。
この子は今まさにその状態なのである。
泣き止む頃合いを完全に見失っているのだ。
たぶん本当はもういつでも泣き止めれるのである。
僕は「そろそろ。そろそろもうええんちゃうかな」と心の中で語りかけ続けた。
その思いが通じたのか子供が泣きが少し弱まりかけた瞬間、急にお父さんが叫んだ。
「そんなに泣くんだったら、もうここで降りるよ!!!」
親必殺の「ここで降りるよ」である。
電車で子供が泣いたり駄々をこねた時の技として最もポピュラーな技、ここで降りるよ。
同系統の技で遊園地やデパート等での「ここに置いていくよ」もある。
効果はそれなりにある気はする。
しかも今回は西武池袋線の椎名町という駅。
椎名町にはかなり失礼な言い方にはなるが、子供からすれば何も無い駅である。
こんなとこで降りられたらひとたまりもないのだ。
そういう意味では椎名町ほど「ここで降りるよ」が活きる駅はない。
もしかしたらお父さんも椎名町が来るのを待っていたのかもしれない。
ただ一つ気になるのは、子供の泣きがちょっと弱まっていたのだ。
このまま放っておけば泣き止んでいたんじゃ、、、
そう僕が思っていた瞬間!!
お父さんが子供を無理矢理抱き抱え、ダッシュで椎名町に飛び降りたのだ!!
僕は驚愕した。
ほんまに降りた!!
お父さん、ほんまに降りてもうた!
こういう時って普通実際には降りひんもんやん!
言わばブラフやん!
それがほんまに降りてもうた!
初めて見るパターンや!
あの子どうなんの!?
椎名町降り立ってもうたで!!
僕が驚いていると、電車のドアが閉まる直前、
お父さんが再び子供を抱き抱えながらダッシュで電車に乗り込んできた。
プシューと閉まるドア。
さっきの10倍ぐらい泣いてる子供。
ハアハア息を切らすお父さん。
それらを見て僕は思った。
おとん、何してんねん!!!
一体どうしたかったんや!
数秒椎名町に降りて、子供の泣き10倍にして戻ってきたやないか!
完全に悪化させてるやん!
何で一瞬降りよう思ったんや!
子供爆泣きしてるし!
いよいよ車内地獄やないか!
さすがに勘弁してくれ!
子供は「椎名町イヤだ〜!椎名町イヤだ〜!」と爆泣きで叫んでいる。
どんだけ椎名町嫌がるねん!!
椎名町かわいそうやろ!
椎名町何も悪い事してないからな!
てか、椎名町いいとこやからな!
落ち着いた町やし!
しかも池袋の隣やし!
あんま行った事はないけども!
そんな嫌がられる筋合いないからな!
元気出してくれ、椎名町!
と、何故だか僕は椎名町を庇いながら電車は池袋へと到着した。
電車を降りてからも、子供はまだ泣き叫んでいる。
そんな泣いてたらまた椎名町連れていかれるで。
そう思いながら池袋から新宿へ行き、小田急に乗った。
そして
快速急行を乗り過ごし下北沢を越えて登戸まで行き、引き返す時も目の前で電車のドアが閉まり、舞台の集合時間に間に合わせるため猛ダッシュしたら膝を痛め、舞台前アイコス吸おうとしたら蓋が取れ、舞台の結果は昇格ならず。
はい。
というわけで。
胸を張って言いたいと思います。
昨日最悪やな!!!
また頑張ります。
100円で救えるにっしゃんがあります。