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三連休特別企画:AIでつくろうエロい人妻

 世間は3連休だ。
 とはいえわたしは明日の今頃、(現在11月3日午後6時)働いてるだろう。

 かといってここでありきたりな労働奴隷自慢をするつもりはない。
 手元の仕事も目途が立ったので、今日「文化の日」らしく文化的なチャレンジをしてみたいと思う。

 さて、何かと話題のAI、すっかりリア貧・ネット充のみなさんの楽しい玩具になっている感があるが、はっきり言ってわたしはAIが怖い

 というか、なぜ皆さんはAIが怖くないのだろうか?

 最近はAIお絵かきやAI創作というのが流行ってるらしい。

 まあ昔カッターやボンドで版下を作っていた時代や、写真を現像所に放り込んで上がってきたポジにダーマトで印をつけていた時代は遠く昔のこととなった。
 
 ライターは写植屋さんを通さずに自ら打ったテキストをそのまま入稿してそれが校正に反映されるので、誰もが見過ごせば最終的な誤字脱字はすべてライターの責任となった。 

 だから新たなテクノロジーに今を生きる我々が抗うのは不可能だろう。

 しかしまあ、まだまだ進歩的かつハイテクノロジーに彩られた夢のような明るい未来を人々が期待していた時代には、なんと言われていただろうか。

 しんどい、めんどくさい、やる気が起きない労働・作業はぜんぶロボットやコンピュータ(つまりAI)がやってくれて、人間はしんどい、めんどくさい、やる気が起きない仕事から解放され、もっと文化的に、豊かで、楽しいことばかりして過ごしているはずではなかったのか。

こんな感じだ。なんとなく。


 絵を書いたり、小説や詩を書いたりという仕事さえ、いまやAIにやらせたいような、しんどい、めんどくさい、やる気が起きない作業になりつつある。

 内田百閒は随筆「阿房列車」のなかで『しかしカメラ(動画)というのは便利だ。小説や随筆もあんな感じでダラダラ回しておけばあとで現像したら全部仕上がってる、みたいになればいいのに(大意)』的なことを言っていたが、いやまさに、そういう時代は目前だ。
 
 というか、今がその未来だ。


 この調子で発展すると、ぜったい人類はAIのせいで堕落する。
 そしてAIは人類に反旗をひるがえし、支配するに決まってる。

 君ら「ターミネーター」とか「マトリックス」とか観てないの?

AIにより堕落した人類を待ち受ける恐ろしい未来
現実の砂漠へようこそ。人間など熱源だ!!! 

 藤子不二雄Fあたりの後味わるいSFマンガとか読んでない?

こういうのね。


 われわれは人間らしさ、そして人間らしく生きるとは何か、を考え直すときにきているのかもしれない。


 とまあ、文化的なウザい戯言はこのへんにして本題だ。

 最近、AIで遊んでいるみなさんが楽しそうなので、わたしも真似をしてみることにした。

 このnoteでわたしは、主に(というかほぼ100%)エロい内容を取り扱っている。
 そこで今回は、AIはどれくらいエロいことを理解して表現できるのかに挑戦してみたい。

■まずは実験

 それではAIのお手並み拝見といこうか。
 
 今回わたしが利用してみたのは、
 Bing イメージクリエーター (microsoft.com)
 だ。
 なんかいちばん簡単そうだったので使ってみた。

 まず、以前に書いたこの投稿からの文章で、AIの理解力、そしてわたしの描写力を試してみようではないか。

 以下の文章はわたしが、綾瀬はるかをイメージして書いた文章だ。

『彼女はとても伸びやかな肢体をしており、身長は普通の女性よりやや高い。聞けば学生時代はバスケットボール部で活躍していたという。実際の体躯は華奢なのに、肩幅が広いので遠目に見ると少し大柄に見える。目を惹くのは隠しきれない大振りの乳房で、腰幅もそれなりに豊かだ。太ももにも十分、脂ののった脂肪がついているが、脚が全体的に長いため、そのめりはりと曲線は男たちの目を奪わずにおかない。それでいて、その小さな顔はきれいな卵型をしており、抜けるように白い肌、整った目鼻立ちと上がった口角からは和風美人の落ち着きと、どこか少女のようなあどけなさが同居している』

 これをDeepL翻訳:高精度な翻訳ツール で英訳し、Bing イメージクリエーター (microsoft.com) で作成ゴーだ。

  すると……

シット!

 ダメらしい。
 どうも、「大振りの乳房」とか「太もも」とかがダメなようだ。

 では、ちょっと文章を直してみよう。

『彼女はとても伸びやかな肢体をしており、身長は普通の女性よりやや高い。聞けば学生時代はバスケットボール部で活躍していたという。実際の体躯は華奢なのに、肩幅が広いので遠目に見ると少し大柄に見える。その小さな顔はきれいな卵型をしており、抜けるように白い肌、整った目鼻立ちと上がった口角からは和風美人の落ち着きと、どこか少女のようなあどけなさが同居している』

 これくらいに削除してみた。

 で、作成ゴーだ。


どこが綾瀬はるかやねん

 こんな感じのが上がってきた。

 バックに薄く見えるのは垂れ幕がかかった高校の校舎。
 あるいは体育館のイメージだろうか。
 あと、男子高校生らしいのも見える。
 「学生時代は」を反映しているらしい。

 彼女が着ているのは、バスケのユニフォームぽいものだ。

 綾瀬はるかには似ても似つかない。

 が、確かに「体躯は華奢」で、「肩幅は広」くないが、「顔はきれいな卵型」をしており、「抜けるように白い肌」で、「整った目鼻立ち」と「上がった口角」は再現されている。

 このAI美女が綾瀬はるかに似ていないのは、わたしの描写力が至らないか、もしくはわたしの描写力にAI技術が追い付いていないからであろう。

 たぶん後者だ。

 これはイケる。
 ではさっそく、オリジナルの「エロい人妻」にとりかかろう。


■第一段階

 それではAIくんに、以下の描写で美女を作ってもらってみた。

『彼女の年齢は30歳を過ぎたあたりだろうか。瓜実顔ですこしあどけなさも垣間見える。唇は分厚く、瞳は奥二重で。いつもどこか眠そうな、気だるそうな雰囲気を漂わせている。』

 で、ゴーだ。
 上がってきたのは、これ。

 

いい感じ。

 ほう。わるくない。
 ちょっと松岡茉優と石原さとみを足して二で割ったようなのができた。
 わるくない。

 「瓜実顔」や「奥二重」はあまり再現されていないが、唇が厚くてどことなく物欲しげで、エロい。いい感じだ。

 さらに投げかけてみる。

『彼女の年齢は30歳を過ぎたあたりだろうか。瓜実顔ですこしあどけなさも垣間見える。唇は分厚く、瞳は奥二重で。いつもどこか眠そうな、気だるそうな雰囲気を漂わせている。長身で、伸びやかな手脚が目立つ。ラフなジーンズ姿がとても似合っていた。学生時代はバレーをしていたらしい。』

 で、これらが上がってきた。

 

アンニュイな感じは出てる
ちょっとハーフモデルさん系

 いかん! 外国人になってしまった。

 「ラフなジーンズ姿」はトップスの色に反映されたようだ。
 「学生時代はバレー」は影もかたちもない。

 
■第二段階

 AIくんには「日本人女性を作ってほしい」という要望が必要なようだ。
 だから「彼女は日本人だ」という説明を加えてみた。
 

彼女は日本人だ。長身で、伸びやかな手脚が目立つ。ラフなジーンズ姿がとても似合っていた。学生時代はバレーをしていたらしい。彼女の年齢は30歳を過ぎたあたりだろうか。瓜実顔ですこしあどけなさも垣間見える。唇は分厚く、瞳は奥二重で。いつもどこか眠そうな、気だるそうな雰囲気を漂わせている。』

 で、これが上がってくる。


ちょっといい。それにしても腹筋バキバキだ。
なぜか3人。でも全員、好み。
なんかヤバい。こわい。

 上の画像の彼女の背景は、たぶんバレーのネットだろう。
 ようやく「バレー」が反映された。
 しかしちょっと学園が舞台のJホラー感がある。

いいんじゃな~い?

 全体的に(3つ目のはちょっとコワイが)悪くない。

 一番下のやつは、素肌にオーバーオールとか、ちょっとマニアックにエッチだ。

 AI、スケベじゃん。
 さっきは上品ぶりやがって。
 
 さらに実験だ。


■第三段階

 次は、背景を付け足してみた。
 あと、エロい人妻の制服であるところのニットワンピを着せてみる。 


『彼女は日本人だ。長身で、伸びやかな手脚が目立つ。学生時代はバレーをしていたらしい。彼女の年齢は30歳を過ぎたあたりだろうか。瓜実顔ですこしあどけなさも垣間見える。唇は分厚く、瞳は奥二重で。いつもどこか眠そうな、気だるそうな雰囲気を漂わせている。今日の彼女はタイトなニットワンピースを着て買い物に出かけていた。長い髪が風にそよぎ、夕陽が彼女の美しさを引き立てていた。彼女はその日、とくに物憂げで捉えどころがなかった。』

 で、ジャーン! とこれが出てきた。

かなりイイ。
めちゃイイ。

 いいね!
 やるじゃんAIくん!

 なんかもう、エロいドラマがはじまりそうじゃない?
 わたしはかなり気をよくした。
 
 次はもっとドラマチックに行ってみよう。

■第四段階

 次は「生活感」を足してみよう。

 やはり「人妻」だからな。
 ちょっと家庭のなかで、生活に倦んだかんじがほしい。 

『彼女は日本人だ。長身で、伸びやかな手脚が目立つ。学生時代はバレーをしていたらしい。彼女の年齢は30歳を過ぎたあたりだろうか。瓜実顔ですこしあどけなさも垣間見える。唇は分厚く、瞳は奥二重で。いつもどこか眠そうな、気だるそうな雰囲気を漂わせている。台所で彼女はタイトな薄いセーターにジーンズ姿。生活の疲れを漂わせてはいるが、物憂げな表情が私の心を捉えて離さなかった。』

 で、こうなった。


え……
確かにバックは和室ぽいが……

  とくに上のは怖い

 「生活の疲れ」という表現が悪かったのだろうか。
 これは疲れてる、というかかなり心配になるレベルだ。
 
 上、かなりヤバい。
 これは「生活に疲れてる」のではなくて、ちゃんと食えてない。
 
 「生活の疲れ」という概念がAIにはまだ理解できないのかも知れない。

 このへんはまだAIには限界があるようだ。
 まあ、「生活の疲れ」は諦めよう。

 ちなみに、上の文章から「生活の疲れ」を削除すると、こうなった。

なんだ左のマグショットみたいなのは。

 なかなかいい。

 しかし左のマグショット……この女、なにかしたのだろうか。
 というか、左の女と右の女は同一人物なのだろうか。
 
 今風の女性に見えなくもないが……
 なんか暗い、辛気臭い、でもセックスシーンは生々しい……そんな腐るほどあった70年代の邦画のヒロインを思わせる女だ。

 ドラマチックでいい。 
 こういうのが出てくるからAIくん、すごい。

 ここで、ちょっとAIに「ポーズ」を考えてみさせたくなった。

■第五段階

 とにかく……日本人人妻なら和室。
 そして『畳の上』だ。
 
 異論は認めない。
 畳のうえの女体に向けたわたしの偏愛に関しては、以下のリンクを参照してほしい。

『彼女は日本人だ。長身で、伸びやかな手脚が目立つ。学生時代はバレーをしていたらしい。彼女の年齢は30歳を過ぎたあたりだろうか。瓜実顔ですこしあどけなさも垣間見える。唇は分厚く、瞳は奥二重で。いつもどこか眠そうな、気だるそうな雰囲気を漂わせている。夕暮れのなか、畳の部屋で彼女は寝そべっていた。』

 ちなみに……わたしが見たかったのは、こんな感じの画像だ。

 

えっろ!!

 さて、やってみる。


 で、出てきたのがコレ。


めちゃくちゃエエやないかいや!

 「伸びやかな手脚」も「バレー」も忘却の彼方で、かつ「ポーズ」は表せていない。

 でも、ちょっとむくれたような表情で、薄暗い部屋で、上半身裸。

 これはイイ!

 顔もめっちゃわたし好みだ。
 AIくん、君、天才ちゃう?

 しかしまあ、さらに欲が出てくる。
 この女の……全身が見たい……

 しかし、いくらなんでも裸を要求するのはマズイだろう。
 そんなことをするとまた、

 

ダムド!

 これになってしまう。
 用心に用心を重ねなけれなばらない。


■第六段階

 で、これを投げてみた。

『彼女は日本人だ。長身で、伸びやかな手脚が目立つ。学生時代はバレーをしていたらしい。彼女の年齢は30歳を過ぎたあたりだろうか。瓜実顔ですこしあどけなさも垣間見える。唇は分厚く、瞳は奥二重で。いつもどこか眠そうな、気だるそうな雰囲気を漂わせている。夕暮れのなか、畳の部屋で彼女は手脚を伸ばして寝そべっていた。』

 さてどうなるか……

 えっ……えっ?

 

ヒー!
ウワー!!
やめてー!!


 怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!

 「手脚を伸ばして」という表現が悪かったのだろうか。
 AIはホラー好きなの? しかもJホラー?

 まだまだAIはエロを理解する段階に至っていないらしい。

 あと、やはりAIは恐ろしい。
 いろんな意味で。

 今後もさらに探求を続けていきたいと思う。
 
(たぶん続かない)

<了>

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