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パン教室ができるまで

毎日、お疲れさまです。
パンやお菓子作りを通して楽しかったこと嬉しかったことが今の生活に繋がっているんだなぁと思うきょうこの頃です。

パン作りも難しいことなんてなくて、「こんなに簡単にできるんだったら、いつでも始められるわね~」くらいの気持ちで思っていてくださって大丈夫だと思います。

そして、しばらく経った頃に「やっぱり手作りっていいわね~」なんて思い出していただければ幸いです。
気づいたら、予約の電話をしていたわなんてことになるのが理想です。

手作りのパンの味を思い出すなんて、なんて素敵な出来事なんでしょう♡♡

教室は、少人数制の小さな教室です。多くてもお二人様まで。ご家族やご友人とゆったりとした時間をお楽しみください。


わたしがパン教室を開こうと思ったのは、病気がきっかけでした。2度の退職を余儀なくされ、今の世界に飛び込みました。

短大を卒業してから地元に帰ってきて、町内の保育園の調理員として働きながら調理師資格を取得。お菓子作りに目覚めたのは、この頃でした。
レシピや分量、配合を考えたりと楽しい毎日でした。
パン作りをするようになるのは、まだまだずっと後のことになります。
夢だった保育士として働きたい気持ちはありましたがとても充実していました。

そんな中、体調を崩してしまい、あっという間に退職することになりました。そして療養生活が始まり、通院と服薬を続けたおかげか、その後また違う保育園で保育士として働くことになるのですが、今度は関節リウマチを発症。パン作りを始めて5年ほど経った頃からでした。いろいろな病になった末、突然起きた体の異変に精神的にももう対応しきれなくなっていました。

そんな状態で、趣味で始めていたパン作りもできなくなってきていて、それでもあきらめきれず、力が必要でないパン作りの方法はないのかなと考える日々が続きました。

2度目の退職を決めたとき、まだ教室の開業なんて頭にもありませんでした。在職中は、ハローワークに行ったりもしましたがなかなか難しい状況でした。

体調が良かったある日、久しぶりにパンを焼き近所の人にもと思い母に持って行ってもらったところ、大変喜んでくださり、「作り方を教えてくださいませんか?」と声を掛けてくださるではありませんか!

驚くばかりでしたが、初めてのレッスンは、それは素晴らしい1日となりました!
パンは見事に膨らみ香ばしいかおりとともに焼き上がりました。
自分が初めて焼いたときのことが思い出されました。幸福な気持ちでいっぱいになり感無量の出来事としてわたしの記憶に刻みこまれました。

こんな世界もあるんだなぁという気持ちとともに小さな希望が心に住まうようにもなりました。
こうして仕事を辞めることも前向きに捉えることができるようにもなりました。


それからは、パンの製法の勉強と試作に取り掛かりました。誰が作っても同じようにできるようにしたかったからです。おおよその骨組みみたいなものはありましたが、1年を通し平常通りに発酵できて、扱いやすい生地が仕上がるようにもなりたかったのです。

何度も何度も繰り返しているうちに今の製法が出来上がりました。2021年の冬のことでした。

そして、2022年4月から簡単パン教室にしぞ乃(開業当初の名前)を自宅のキッチンで始めました。
4月1日のオープンの日は、生徒さんからの予約なども入っておらず、静かに終え、ゆっくりと始まりました。

開業するにいたっては、たくさんの方にお世話になり、深く感謝しています。本当にありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたしますっ!!

沢山は作れないレシピですが、たくさんの人たちに食べてもらいたいと思っています。
パンは生き物です。楽しんでのびのびと自由な場所では美味しいパンになろうとしようとします。

教室はきょうも予約なしですが、開いています。いつでもお待ちしていますのでいらしゃってくださいね。

ありがとうございました♪♪♪


問い合わせ連絡先
marshmalowdays@gmail.com