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ART news.

大阪中之島美術館
会館
2022,2,2

今年も色々気になる ART news がありますが
今注目している news✨それはこちら!!!

大阪に待望の美術館が誕生。
40年の構想を経て2022,2,2に会館。
会館を記念した特別記念コレクション展が3,21まで公開されます。
多くの期待が集まる特別展は、これまでに収蔵した国内第一級の質を誇る6000点を超えるコレクショから選りすぐりの約400点の代表的な作品が一堂に公開されます。

※クリックすると詳細ページに飛びます。

特別記念コレクション展では、それぞれの作品は、修造に至るまでやその後の展示活動の中で、多くの人々の出会いを重ね、さまざまな物語を紡いできました。
本展ではコレクションに親しみを持ってもらえる様に作品にまつわる99のものがたりも併せて紹介される。
『99』は未完成であることを意味しており、来場する皆さんからも募集し『100個目』のものがたりで展覧会は完成するという、ART参加型の本展となっており愛される美術館としての第一歩を踏み出す。

展示作品一部

バスキア ✣ マークロスコ ✣ 草間彌生
 サルバドール・ダリ ✣ アルベルト・ジャコメッティ
等が公開予定。

かなり!!気合の入った素敵な企画展ですね✨
絶対行きたい!いや!行く!!!

気になった方は是非この機会 (2022,2,2~3,21) に
新しいARTの地を踏みしめて欲しいなと思います。

✣ 会館プレイベント ✣
2021,10,30〜2022,2,23

※画像クリックで詳細ページに飛びます。

現在も開催されている、
会館プレイベントは『アートなさんぽ』と題した
中之島をめぐるデジタルスタンプラリー。

40年かけて収集してきた貴重なコレクションが
中之島に期間限定で登場。

スマートフォン片手に
中之島をお散歩しながら作品画像を集めていくと、
抽選で中之島美術館オリジナルグッズが当たるそう。

気ままに参加もできるスタイルなので
なんとなく参加してみても良し
興味がある方は是非 Let's go !!!

2,28まで開催している。

佐伯祐三《郵便配達夫》の配達夫が、絵画をとび出して中之島をお散歩する様子が愛らしいです✨



大阪中之島美術館に関わるDesign.

✣ Architecture talk.✣

そして、私の大好きな建築のお話。

大阪中之島美術館の建築の核となる思想は『 パッサージュ passage 』
passageとは??
中之島美術館の建物を縦に貫く大きな吹き抜けと、横に貫く各階の大空間は、どちらもいわゆる「パッサージュ」として構想されたものです。
フランスパリなど欧米の都市では、大きな建物の中に、人々が外から自由に行き来できる通路があり、商店やカフェが並んでいたりします。こうした空間を「パッサージュ」と言い、建物の中に居ながら、街路を歩いているような感覚でショッピングやグルメを楽しめます。
大阪市が実地した公募型設計競技では、美術館の核となる場所「パッサージュ」を「展覧会入場者だけでなく幅広い世代の人が誰でも気軽に自由に訪れることのできる賑わいのあるオープンな屋内空間」として提案を求めたのに対し、設計者の遠藤克彦氏は、「様々な人と活動が交差する都市のような美術館」というコンセプトのもとで、パッサージュは建物の「spine=背骨」であり、1−5階までの吹き抜け天井から柔らかく光が降り注ぐ立体的な空間として美術館の中心に位置付けられており、この「パッサージュ」のような空間が縦にも横にも拡がる建物として設計しました。

1F
2F

大阪中之島美術館にとってパッサージュとは、誰もが気軽にアクセスでき、訪れる人にとって居心地の良い場所。美術館に興味がある人も、ない人も、誰もが自分の「居場所」を見出せるような存在となる場所を象徴しています。
大阪のまちを移動する人々が通り抜け、そこは時にアートを体感できる、アートの活動拠点となり、様々な活動ができる流動的な空間となります。
そして、建物の内と外を有効する空間でもあります。

1F
外観1
外観2
外観3

設計者
株式会社 遠藤克彦建築研究所 代表取締役
遠藤克彦 Katsuhiko Endo


✣ VI talk. ✣

此処からは、
此方も私が大好きなデザインのお話。
VIとは、
Visual Identity(ヴィジュアル・アイデンティティ)
の略。
ブランドを視覚的に統一し伝えること。
コーポレートブランドの価値や
コンセプトを可視化した、
ブランドシンボルやロゴデザインなどを
中心に
ブランドカラーやサブカラーシステム、
サブグラフィック、指定書体など、
ブランドを象徴するデザイン要素一式を
総称してVIと呼びます。
中之島美術館は
どんなVIへの想いを込めたのでしょう?

大阪中之島美術館は、美術館のすべてのイメージ統一とブランディングのために優れたビジュアル・アイデンティティ(VI)構築を求め、公募型プロポーザルにより企画提案を募集しました。多数の応募者の中から2度の選考会議を経て選ばれたのが大西隆介氏によるデザインです。

VIイメージの中心となるシンボルマークは、特徴的な美術館の黒い外観とNakanoshimaの頭文字の「N」をモチーフとしています。
建築と名称の頭文字がリンクした造形は、神事に大阪中之島美術館を連想させるものです。明快に美術館を表しているので、人々が「あの黒い外観の美術館だよ」と、マーク自体がコミュニケーションを促す役割を担うのです。
マークの比率は建築図面を参考にして割り出されました。上下のホワイトスペースは、実際の建築に切り欠くように入っているガラス面のイメージを取り入れたものです。このシンボルマークは、中之島の頭文字のNでなければ成立しなかったマークと言えるでしょう。

まさに、
建築までも連想させる統合されたVIに
『なんの違和感も覚えない』
というのが第一印象。

建築を彷彿とさせる事で
記憶に残りコミュニケーションまでも促す
設計はさすがです✨

デザイナー
株式会社 direction Q 代表取締役
大西隆介 Takasuke Onishi


✣ モーションロゴ talk. ✣

中之島美術館の
webサイトトップページに表示される
モーションロゴがかっこいい✨

日本オリンピックでも話題に上った
『動くスポーツピクトグラム』を手がけた
映像作家の井口皓太(Kota Iguchi)
によるもので、
シンプルで洗練されたモーションロゴは
まさに中之島美術館らしいものとなっている✨

美術館側から
「水都大阪、中之島の川面のゆらぎ、近代美術・現代美術・デザインのコレクション」などのキーワードを伝え、制作していただきました。

「美術館のシンボルマークである『N』は、正方形のグリッドで構成されており、それはいか様にもかたちを変えられることを意味しています。作品と出合い、感動し、訪れる人々の心がつながり合っていくことで、絶えずかたちが変化していく美術館ができれば素敵だという思いで動きを付けました。

ルービックキューブのように立方体が動き、かたちからかたちへと変移していきますが、グリッドの単位すらも変化を付けることで曲線的な動きや有機的なラインが生み出されるように設計しています。それは、われわれが見ている『1』がミクロにもマクロにもなるということであり、そうした視点の転換で生まれる断定しきれない造形が新しい時代の温度感のように感じています。

この水のように揺らぐモーションが、水都である中之島の地でさらに交わり合い、新たな文化の潮流が生まれることを願っております」(井口氏)

映像デザイナー / クリエイティブディレクター
井口皓太 Kota Iguchi


✣ 家具 talk. ✣

館内家具を手がけたのは
藤森泰司(Taiji Fujimori)氏。

トップアーキテクトのほか
ハイブランドとのコラボレーションなど
領域を超えて空間の計画を行う家具デザイナー。

近年は図書館などの公共施設への特注家具をはじめ、
ハイブランドの製品から、オフィス、小中学校の学童家具まで
幅広く手がけ、スケールや領域を超えた家具デザインの
新しい在り方を目指して活動している。

誰もが使用し易い無駄のないフォルムが美しい✨

大阪中之島美術館に来館された方が最初に足を踏み入れるのは共用空間・パッサージュです。ここに設置されるチェアやベンチのデザインは、館内の印象を大きく左右します。提案にあたって藤森泰司氏は「この空間には、天然の木を使った家具が合う」と考え、北海道ナラ材にて製作されています。建築と調和するように配慮したデザインと木質の柔らかな手触りが来館者を豊かな美術体験へ導きます。

当館のシンボルマークとオリジナル家具は共通する要素があります。建築からインスピレーションを受けていること、そして中之島の頭文字「N」をデザインモチーフにしていることです。こうしたことによって、大阪中之島美術館にしかない特別感を創出しています。

ベンチ|Bench
チェア|Chair
ラウンジチェア|Lounge Chair
ソファベンチ|Sofa Bench

家具デザイナー
株式会社 藤森泰司アトリエ 代表
藤森泰司 Taiji Fujimori

memo.


あらゆる人の
『居場所』
となってほしい。

そう願った、

中之島美術館を

一度は足を運んで体験してみたい✨

✣ NiW ✣


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