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マラソン:先天的特性と、後天的に取り組むことを考察してみた

マラソン(男女)において現在は圧倒的にケニア出身の選手が強く(速く)、次にエチオピアが上位に位置する。日本は質量ともに3位から5位程度で留まっている感じというのが現状です。

高校生や大学生でもケニア出身選手が留学生として、インターハイの長距離種目でトップを占める様子は何度もお目にかかるでしょう。これは大学でも、実業団でも同じ状況にあります。


この本が興味深い!

アフリカで誕生した人類が日本人になるまで』溝口優司

各地に移動していった"人類"が適応する為に体型や体質を変えていく解説が興味深いです。

競技スポーツが顕著ですが、トレーニングと、アスリート生活を歩んでいると、やはりその種目に特化した、適応した体型や体質に進んでいく。もちろん、そうでなければその種目を極めることが出来ません。

そう考えると、当然"人類"が移動し、そこに定住することでそれぞれの地域差(個体差)が生じていっただろうな、と理解できます。

が、そもそも環境に適応する段階で差異が生じているならどの程度の差異があるのか?それは後天的に埋めていけるものなのかが気になります。

そして、先天的に優位に居る人を追い越すためには、後天的に追い付け、追い越せで造り上げていくしかないであろうことも想像できます。

よくケニアを見習って、とかアメリカは、とか言いますが、それもこのスタート地点である「先天的な(環境適応)についての差異」とセットで考えていきたいところですね。

同じ「日本人」でも環境は大きく異なるし、生育環境もそれぞれ違う。一般論、総論ももちろん大切だが、最終的には「個」にどれだけ落とし込んでそういった理論や意見、情報を活用し、極めていけるか?

まだまだこのマラソン競技も成熟していないし、情報が出そろっているわけでもない。様々な情報を集めて、知見を創り上げ、アスリートもあらゆる方面から取り組む。支援していく。

不足や現状を嘆くより、前向きに、面白みが沢山ある世界なので、楽しみながら挑戦していきたいものですね。

興味がある方は是非この本をご一読を!




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