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読者として思うこと

このエントリー「突出することと、隙間を求めること」で触れた内容に付加する形で。飽和していると感じる中で自分はどう表現するか?浮上し、多くの方に読んでもらえるようになるか?


さて、私は本が好きです。読むものが好きだし、仕事にも活かすので、大量に質量ともにこなしたいし、これからも増大させたいと思っています。大体、年間750から1000冊の間をずっと行き来している感じですが、そこで思うことが先ほどのエントリーを書いている最中に浮かびました。

出版不況に関し、日本は出版点数が多く、類似したものも多いから売れなくなっているというような意見が多く出ている気がします。(他にも制度の問題、仕組みの問題、果ては図書館や中古書店、違法アップロード・・・それは今回置いといて)

確かにビジネス、ノウハウ本はそう感じるものも多いです。小説も完全なオリジナリティはあるにはあるけど、様々な手法を考え、工夫をこらして生み出している人もいるけど。作品数が増えればある程度の範囲に収まってくることが多いですよね。


これを否定しているわけではなく、肯定!

好きな著者の色々なタイプのものを読みたいとも思うけど、ある程度似たようなものを読む方が安心できるし、好きなことも多いです。シリーズものは特にそうですね。あまり世界観が揺れまくるシリーズはしんどいです。

他にもその作家さんなら同じ地域を舞台にしたでもちょっと違うもの、なんてのは安心からか手に取りやすい。

自分には出版不況の根本的なところは解りません。けれど読者として考えると、出版点数が多い、類似品が多いからと言われても、類似している作品は同じ作家でも別の作家でも面白ければ良い。盗作、パクリはダメですが、別の作家さんならではの切り口の違いやテイストの違いがあるので、類似テーマ・舞台でも面白かったりします。


これが最初に浮かんだ考えです。

歴史でも、詩や古典でも、同じ文章なのに、様々な解釈や意見があるから「歴史学」は延々、研究し、議論が続き、新しい解釈が誕生する。それが醍醐味でもあります。

本でもブログでも、このnoteでさえも飽和しているようで。でももっと読みたいと思うし、読ませて欲しい。同じこと言うけど、売れないのは困るし、売れなきゃ著者は稼げなくて続けられない。それはもちろん、解っているし、自分もそういう立場だし。

だけど純粋に読み手としては出版点数も、記事も、もっともっとあっても嬉しいですよ!ということ。稼ぐ方法は別問題として思案し、実現していって欲しいなと思う。

作家さんが稼ぐ仕組みまで考えられる人はスゴイ!と思うけど、作品が減るくらいなら、またその才覚がないなら、エージェントになる人、その仕組みを考えられる人がどんどん登場して欲しい。それが本来の出版社の役割でもあると思うし、読者がサポートする時代を迎えているとも思う。

積極的にシェアし、リアクションしたりする。悪口、批評の類は書かない。このnote界隈が良い場所になっているのはそれが実現している部分が大きい。だから書評欄でも罵詈雑言は削除するのも運営側の責務だと感じます。


これからも、良き作品やエントリーが多く誕生し、沢山読めますように!

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