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エネルギーの消失とキャリアと生活と

自分の拠って立つ場、所属先などが突然消失すると一気に力を失うんですよね。虚無感が襲ってくる。それは何度も経験したいものでもないし、何度か経験すると恐怖でしか無い。

だから複数の居場所を創ろう、自立できるように頑張ろうとしても中々難しくて・・・

本業、メインの「稼ぎ場」がある人はど正論というか、理想論を言う余裕はあると思います。もちろんどんな状況でも理想は大事だし、道やモラルを踏み外して良いわけではないのですが。

時にその正論もキツく聞こえることがあるんですよね。

こっちはそれどころではない!なんとか日々の糧を得ないと。あなたは本業にしていないから良いよね・・・

相手の立ち位置を考え、ついつい不満を述べてしまうこともあるでしょう。かといって本業を「副」に落としてでも所属先を創る、糧を得るのも結構難しいんですよ。

だってもう何年も「本気で」「人生をかけて」やってきたのですから。

誰でもそうですよ、と言われるかもしれない。でもそう簡単に割り切れるならとっくに割り切れてるし、これほどの消失感を得ることはないでしょう。その人達だってどんな想いで、どれほどそこにかけて取り組んでいるかはこちらからは解らないですし。

そもそも対立事項で考えるものでもない。表現は難しいけど。


アスリートのセカンドキャリア問題もそこに起因します。そのスポーツに関わった以上、そこで活動したい。そこで糧を得たい。自分が一番やりたいことはそれだし、下手したら2番や3番は捨ててここまでやってきたのだから・・・

そういった心情も解るんですよね。

どうしようもないことなんだけど、割り切れない面も非常に強くて。過去の経験や人脈を、スキルやノウハウを全てに近い形で捨てて次へ行く。簡単なことではないんですよね。

社業に専念するという人はある意味凄く勇気があるのだとも思います。さらっといける人も居るでしょう。迷った末、決断するのかもしれません。

その心の内は誰にも見えないかもしれない。


表に出ている思考や活動だけが全てではないですよね。エネルギーに満ちあふれている「あの人」だってもしかしたら裏では枯渇寸前で踏ん張っているだけかもしれない。

恐ろしく消失した中で、何とか新しいエネルギーの源泉を見つけようと必死かもしれない。そんなことを時々思いながら、自分も活動を頑張っていく。


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