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ある陸上競技選手の足跡:高校時代:1年時の手術

足首の話題に触れていてふと思ったのが、そう言えば競技生活において重大な故障やケガがあったけど触れていないなということ。まだまだ書くことはあるのですが、先にそういったものに触れることも必要かなと思った次第。

高校1年時に左足首の手術をしました。今は即手術とはならず色々治療を試すのも多いでしょうし、多くの意見やトレーニングなどで改善も考えられるかもしれません。

しかし当時、今から20年近く前なので手術と言われれば「はい」としか言えないような知識の無さではありました。みなさんこの名称、聞いたことありますか?

あまり一般的ではないと思います。それが20年も前なのでなおさら。

当時、高校に入学してからずっと両足の疲労骨折に悩まされていました。練習量や負荷が増えたからとも言えるのですが、ご存知の通り(紹介してきたt通り)西脇工業高校は練習量自体は少なめで、厳しかった中学時代と比べてもむしろ減っていました。

なのに故障ばかりで全然思うように走れない。今なら色々手立ても考えるし、動きづくりや操作性なども考慮して検討していきますが、当時は原因不明で悩んでいました。

ちょうど地元に過去にオリンピック選手を担当した有名な医師が居られたので受診することに。そこで言われたのが上述した診断名。

私の場合、先天的に両足の足根等に問題があるそうで、言われてみれば確かに足首はグラグラするし、力が入りにくいし、捻挫が多かったんですよね。そして中3の駅伝&ジュニアオリンピック前に左を激しく捻挫。痛み止めとテーピングで誤魔化し走った時期がありました。

それが原因だろうということで色々調べ、結局手術することになりました。当時は非常に珍しい手術だったようです。

本当は両足の手術が必要だったのですが、ヘルニアも抱えていたし、酷い状態の左足だけを手術し、あとは経過観察を行うという方針に。


★★

手術では骨を削り、バイパスを作り・・・というなかなかなものです。でもおかげでなんとか左足首もある程度動くようになりました。ただ思うようにボールを蹴ったりは出来ないですが・・・。

リハビリが辛かったです。早く復帰をしたいけど、日本一のチームでそれもままならない上、そんな簡単に良好な状態になるわけでもない。傷口が治り、少しずつリハビリを進めても痛みが出ることも多く、まともに動けるようになるまで数ヶ月がかかりました。

ただその時期に身体全体の状態を高め、復帰時には今までにないくらいのしっかりとした身体が創れましたし、弱い部位を支えるためのトレーニングを行い、カバー出来る状態にまで持っていけました。

今ならチューブを使ったトレーニングもそうですし、痛み方を調べて色々処置することも可能な部分は拡がっているでしょうね。私の場合はそれでもあの状態なら手術だったかもしれませんが・・・


★★★

余談ですが、その後右足の手術ないしはヘルニアは断りました。もう痛いのは勘弁だし、リハビリ辛いし、その後走れるようになってきて長期離脱することもなく、なんとか競技生活を送っていけたので・・・

そう考えても当時のことは非常に感謝しています。

ただ現在は他にも色々調べ、調整し、工夫も出来ると思います。手術は最終手段ですし、色んなところで相談できる方法も増えています。自分にとって最良の、そして納得行くことが出来るように最善を尽くしてくださいね!




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