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不幸な人ほど、良いクリエイティブを作る。

クリエイティブな思想というのは、割と不幸な時ほど溢れてくる。

心に空いた穴をクリエイティブやアートで埋めている感覚だ。その感覚は中学1年生で植え付けられた。

ずるい。幸せそうに物を作る人はずるい。
「そういった類のクリエイターは天才肌だ」と括るしか、自分を守ることが出来ない。

いつかに、ピースの又吉さんが「良い文章を書くためにあえて失恋をする」と仰っていた。
クリエイターにとって、心に開いた隙間というのは絶好のチャンスである。ぽっかり空いた穴のせいで、頭がクリアになり様々な思考が生まれる。

絵を描くときもデザインを考えているときも、何か心が満たされない時期の方がいいものを作れる気がするものだ。そう言った運命なのだとすら思う。

アイデアで心の隙間を埋めるそのサイクルは、きっと死ぬまで繰り返される。
世に無いものを生み出すというのは、それほどにも体力がいることだ。

しかし、それができる人間は世に少ない。天才肌の人間以外、インプット/アウトプットを繰り返し努力し、「心の隙間」を糧とするしかないのだ。

不幸な時ほど良いものが作れる、なんて不便なんだろう。しかし生み出せた時の心地よさに勝てるものがない。

世に何かを生み出す「クリエイター」という職業は非常に不幸な仕事であり、幸福な仕事である。

その分、小さい幸せでも大切に生きようと思う。
そして起きる物事を全てインプットとし、自分の糧として噛み砕く他、道はないのだ。

サポートして頂いたお金は、大切にアートや本を見るインプットに使わせて頂きます。 皆様に素敵な文章を届けるために頑張ります!