もうめちゃくちゃ有名なゲームなので、概要がどうっていう話はしないんですけど。

ネタバレしない程度に、ちょこっと感想と、エスちゃんがわたしに与えた影響について書きたいと思った。

罪な女、エスちゃん。

彼女は読書が大好きで、いや、それが単に読書が好きだからというわけではない気もするけど、彼女の後ろの本棚が物語っているように、彼女は読書家さん。

わたしは活字離れの世代に生まれて、
小さい頃は暇だったし、母の影響でたくさんの本を読んでいたけど、
本を読むのって大変だし、(純文学とかだと特にそう)ネットという娯楽ができてから、わたしは本を読まなくなってしまった。

でも、彼女が読んでいる本を実際に読んでみて、「彼女が見ている世界観をわたしも一緒に見てみたい」と思った。わたしが知らなかった素敵な作品も、エスちゃんが教えてくれた。ゲームを通して、読書も素敵だと教えてくれた。

今は、本を読むと疲れるどころか、自分の気持ちをありのままに感じることができる、自分が自分でいられる場所が本の中。

実生活の中では蓋をしがちな、あらゆるネガティブな感情を本が優しく受け止めてくれる。大丈夫だよ、と言ってくれる気がする。

改めてエスちゃん、旅人さん、壁男さん
そしてこの作品を作ってくれた方々に、
もう一度わたしを読書の世界に連れてきてくれてありがとう、と心の底から思う。