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異動を経て、社会人2年目になって考えた仕事での「適性」②

前回、仕事における「適性」について、
1年目の後輩の話を聞きながら思ったことを書き出してみた。

今回は、自分自身の業務を行う中で考えた「適性」について、考えていることを纏めてみようと思う。

とはいえ、いまの適性がこの先ずっと適性であるとは限らない。
幼少期から形成されたパーソナリティは大きくは変わらないだろうが、それでも緩やかに変化し続けるもの。
いまは適性のある仕事をできていると思っているが、数年後に振り返ると「あれは適性ではなかったのでは?」
「よくあんなことできていたな」
など思うかもしれないが、またそれも一興である。


3,先輩との何気ない話で感じた「適性」

とある平日の昼休み。
持参した弁当のレンチン待ちで偶然タイミングが重なった先輩と、
最近の仕事について話していた。
そのときの先輩の何気ない一言で、自分の「適性」の一端が見えた。

「よく契約書とか見続けられるね、私めっちゃ苦手なんよ…」

確かに、その先輩は苦手そうな感じがしたのだが(失礼)、言われてみると僕にはそれは苦ではない。
特に新規顧客の受注が多い月や、それでなくても既存顧客の契約書の更新シーズンともなれば、契約書や発注書/請書などとにらめっこする時間が1日の業務の2/3を超える日も出てきている。
「ああ~疲れたな」とは思うものの、特段苦には感じていない。
むしろ、「もうこんな時間か…他の業務もあるのに…」とどっぷり集中していることがほとんどだ。

逆にその先輩には何も適性がないのかと言われれば、もちろんそうではない。
誰とでも分け隔てなく接する親しみやすさや、ちょっとした気遣い。
そして、周りを巻き込む力や目標達成に向けたエナジーなどなど、パッと思いついたものだけでもたくさんある。
だからこそ、いまの「法人営業」というポジションで毎月きちんと成果を出しているのだろうし、事業部での盛り上げ施策なども自ら企画し、周りを巻き込んでいる姿もよく見られる。
僕は法人営業時代、毎月テレアポで新規顧客獲得することが苦痛だったし、
安定して成果を出し続けることができなかったから。
これはひとつの「適性」だと思う。

4,上司と話す中で感じた「適性」

そんなこんなでバックオフィスに異動してもうすぐ1年、
具体的には経営企画として1年(直近は兼務)、法務として半年ではあるのだが、フロントよりは現在のバック/ミドルオフィスポジションに適性があるように思う。
それは自分も認めているが、自覚を持てるようになったのは直近になってから。
その背景には、上司との定期的な会話があった。

短期よりも中長期で成果を出すことが得意であること。
あまり人目に見えない地味なことでも、コツコツと努力を積み重ねることができること。
上司の指摘を素直に聞き入れ、足りないものを勉強して吸収すること。
責任感が強いこと。

上司との定例の1on1時間、言われて初めて気づく、自分の強み弱み。
そして、強みを生かせる環境が、いまの部署にあること。
まだまだ現職ではペーペーで、指摘されるとかなり凹むのではあるが、「自分には適性があるのだから」なんて(大げさだが)思い込むことによって、少し仕事が楽しくなっている自分がいる。

5,結局、「適性」は他との比較なのか?

ここまで見てきたが、自分が「適性」を感じたのはすべて、「他者との比較」に基づいている。
他者に言われて気づき、「そういえばこれ得意だなあ」から思考が開始する。
それはA、Bの選択肢があり「どちらかといえばB」みたいな形であり、まだ見ぬC、Dといった選択肢は視野に入れられていないということ。
実は既存のルート営業なら得意なのかもしれないし、有形商材なら成果を出し続けられるのかもしれない。

そんな「まだ見ぬ」となりうるのでは?と考える「適性」として、そして「他との比較」ではなく純粋に楽しめていることとしては、
① 文章を書くこと
② 文章を校閲すること
があるのではないか、と考えている。

① はこうしてnoteを書いている瞬間に感じることだが、特段文章を書くこと、読むことに抵抗がない。
ただ、クライアントワークで文章を書く、という経験はないため、その適性はないのかもしれない。マネタイズできるかもわからない。
今後、機会があればぜひ、サブワーク的な形から始めていこうと思う。
(noteの有料記事も挑戦してみたい、が、「有料にする価値があるのか…?」なんて自身がない。もしサポート入れてくださる方がいらっしゃれば全力で喜びます)

② は実務でも生きているのだが、かなり誤字脱字に気づきやすい。
契約書で「。」がないこと、「てにをは」が抜けていること、そんな細かい部分に気づきやすかったりする。
マーケティング部のコラム記事もよく誤字脱字があるので親しい先輩に指摘していたら、いつの間にか校閲を拝命されているほどだ。
ただ、これは0.001人月くらいでやっていることであり、1人月で業務した場合の負荷や感覚などはわからない。どこかで機会があればかかわってみたいと思う(「仕事依頼」に今度出してみようか…)。

話がやや脱線してしまった。
いろいろと書いてきたが、とはいえいまはまだ、「適性」について、データが少ない状態だ。
相対的な適性、絶対的な適性など、まだまだ足りない、わからない部分も多い。
だからこそ、社会人2年目、3年目の間は幅広い業務を行う中で、その感覚を研ぎ澄ませていければと思う。
何事も挑戦する、そんな越境的なマインドで、明日からの仕事も頑張りたい。






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