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冬の澄んだ空気と、心の温もりと。

最近ようやく、
寒さに体を縮める時期になってきた。

寒がりの私にとっては冬の寒さは厳しいけれど、冬自体は嫌いじゃない。

寄り道したお店には
クリスマスの煌びやかな雑貨が並んでいて
目に入るだけで子どもみたいに心が踊る。

冬の冷たく澄んだ空気は、曇った心をすーーっとクリアにしてくれるような不思議な力がある。

冬といえば何よりクリスマス。
昔はそれがとにかく楽しみだったけれど、

今日はふと「年末の空気感いいな。楽しみだな」と思っている自分に気づいた。

みんなが1年を振り返り、良いことを思い返す。
嫌なこともあったよね。
それでも、それを年内に清算して、掃除もして、身も心もスッキリ明るく新年を迎えたい。

そんな人々の前向きなエネルギーを感じる年末の空気が、私は好きだ。

あっという間に11月だね。
うん、早いね。

そう言っているうちに12月がきて、
気づいたら年を越してそうで焦りを感じるけれど

「忙しい」からと言って
心を亡くさないように。

「師走」だからと言って
無理して走らなくていいように。

みるみる変わる季節を、
年末の特別な時間を、ゆっくり味わいたい。

そんなことを考えながら歩いていると
気づいたら家に着いた。

今日の夕飯はお鍋だってさ。

冷えた体をじんわり温めてくれる家の温もりと、美味しいご飯のありがたみをより一層感じられるのも

年々冬が好きになる理由なのかもしれない。


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