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好きなアルバム(4):本とプレイリスト

今回は趣味の読書と音楽の話です。

本はビジネス書だけでなく、小説や趣味に関係した本も読んでいます。
その中で音楽関係の本を読んでいると、知っている曲だけなら、そのイメージや曲目解説の内容が理解できるのですが、知らない曲だとあやふやなまま読み飛ばしてしまうことが多くありませんか?

最近はCDをあまり買わずに、いわゆる「サブスク音楽配信サービス」で新曲や古いアルバム、あまり知られていないニッチ(オタク?)な曲を聴くことが多くなりました。

うちはSpotifyの有料サービスを家族で使っているのですが、その中で本に合わせて一般の方が作った出典プレイリストを見つけて、音楽関係の本の内容をより深く理解できるようになりました。

いずれは自分でも気に入った音楽本のプレイリストを作ってみたいと思いますが、今回は読んだ本と関連するSpotifyのプレイリストを一緒に紹介します。

村上春樹

村上春樹さんの小説は大学の頃に「羊をめぐる冒険」を読んでからファンになり、だいたい読んでいますが、その中で洒落たジャズやクラシックの曲の引用が多いのも、ひとつの特徴になっています。
その音楽解説本として「村上春樹の100曲」というのがあるのですが、メジャーな曲はともかく、2~3割は聴いたことが無かったり、どこかで聴いてはいても楽曲名と結びつかないものもありました。

そこで助けになったのがSpotifyのプレイリスト。著者の栗原裕一郎さん自らPickUpしているものです。こういう企画本、もっと増やして欲しいですね。

余談ですが、当時、大学生協に平積みしてあった「羊をめぐる冒険」には「僕たちの赤ずきんちゃん。庄司薫の再来:村上春樹待望の長編小説」といった感じでPOP広告が書かれていた記憶があります。庄司薫さんの四部作は高校時代に読んでいたので、その流れで取りつかれたのかもしれません。

ジャズ

こちらは菊池成孔氏と大谷能生氏が東京大学でジャズ講座を開いた時の講義録。
ジャズファンでも前衛的なフリージャズのSAX奏者 アルバート・アイラーを知っている、聴いている人は少ないと思います。この本とプレイリストで、ちょっとオタクで深いジャズの歴史やいままであまり紹介されてこなかったプレイヤーのサウンドを知ることができました。

現代音楽

さて、さらにニッチでオタクな「現代音楽」の世界。

こちらは今年1月に出たばかりの新書「現代音楽史」
早くもSpotifyにプレイリストがUpされていました。

シェーンベルクやアルバン・ベルク、ストラヴィンスキーは知っていますが、エゴン・ヴェレスとか、さすがに聴いたことがありませんでした。
時代を順に降りてきて、ジョン・アダムスやフィリップ・グラス、スティーブ・ライヒなどミニマルミュージックの話や、最近の楽譜制作ソフトとミキシングを使った高度な作曲技法を持つ作曲家として藤倉大が出てくるのも興味深かったです。

このプレイリストは第1章の作曲家編(更新中?)のようですが、
今後、第2章以降もUpして頂けることに期待しています。

*みんなのフォトギャラリーで「プレイリスト」と検索したら、お洒落な
イラストがありましたので、タイトル画像に使わせて頂きました。

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