nobuko fj

人間の成長は、回り道だらけの螺旋のようだ、と昔よく話し合った。 隙間の狭い私の螺旋。 …

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人間の成長は、回り道だらけの螺旋のようだ、と昔よく話し合った。 隙間の狭い私の螺旋。 成長したかどうか長いこと見えなかった。 今 好きなのは読書と散歩。 詩について考える日々。 言葉を紡いでいきたい。

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  • 読書感想文・図書館

    読んだ本のまとめです

  • 映画・ドラマ・ステージ

    映画やドラマについて書いたものをまとめてみました。 年に数回レベルのコンサートや芝居も。

  • 来し方行く末   詩と 詩人 時々俳句

    詩を書く という自覚ってどんなものなんだろう と時々思います。 何を書いても「詩の形式」で書いてしまいますが、自分なりの「詩」とは分けています。

  • ヨガ教室・健康問題

    健康を考えたり考えなかったり楽しんだり。 図らずもいろんな猫が表紙を飾っています。

  • 遠足 旅行 美術館

    ちょっと遠出したり、旅行の記録。美術館巡りもここに入れました。

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独居の敵

一昨日息子が旅行土産をもってきて そのまま二時間 喋っていった 一緒に暮らしていた時は それは日常だったのだろうが いまでは「珍しいこと」になった その夜 いつもより眠りが深かったような気もするが 気のせいに違いない そんなふうに人恋しさを自覚してしまうなんて どうしたものだか ちょっと困っている とはいえ一人の快適さは換えがたいのも事実である

    • この季節に着るカーディガンに黄色いのを持っていた。 他の色のと一緒になかったが隅っこにあった。 膨張色だから着ないかな、と一時断捨離を考えたので 処分してしまったかと思ったが、あった。好きな色なのだ。 なのに既に暑いので、やっぱり着ないかもしれないのがなんとも言えない。

      • 木のある暮らし

        木がたくさん生えている所に行くと落ち着くだなんて 幼いころには思わなかった 落ち着きは生来なかった よそ見ばかりしていて 自分が何を考えているのかもわかっていなかった たぶん、雑誌の発売日やアニメの次回の放映日くらいなものだった 生家には桜や桃の木があって 春にはレンギョウが咲いた 今でもレンギョウは特別な花である そんなことはずっと忘れていたが 今は森林公園が好きになった 木がたくさん生えている所に行くと落ち着くだなんて 若いころにも思わなかった 自然を見たいというよ

        • 藤棚を見に行った

          実は藤がメインだった。 午後から晴れるという予報だったはずだが、晴れなかった。 桜が終わるとすぐに藤が咲き始めるので どちらも見るのは難しいのである。 去年撮ったヤドリギを探してみた。 もう少し葉が茂ったらわからないかもしれない。

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        独居の敵

        • この季節に着るカーディガンに黄色いのを持っていた。 他の色のと一緒になかったが隅っこにあった。 膨張色だから着ないかな、と一時断捨離を考えたので 処分してしまったかと思ったが、あった。好きな色なのだ。 なのに既に暑いので、やっぱり着ないかもしれないのがなんとも言えない。

        • 木のある暮らし

        • 藤棚を見に行った

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        記事

          報徳二宮神社

          なんとなく報徳神社と呼んでいたけれど、正式名称は「報徳二宮神社」だった。 そういえば最近では「嵐の二宮君」にちなんでお参りする人もいるらしい。 戦争中に作られたものはずいぶん「金属」として武器だのなんだのにされたらしい。 新緑が美しかった。

          報徳二宮神社

          BLANK PAGE 

          「文春WOMAN」に連載されていた作品だそうだ。 エッセイと、インタビューと対談がまとめてある。 そして亡くなった樹木希林という母親の事を繰り返し思い起こしている。 目次の顔ぶれも興味深い。 樹木希林さんは、夕日が見えると必ず「見なさい」と声をかける人だったそうだ。娘には外国語を習得させたが自分は日本語で通したそうだ。 面白い大人がいると、仕事の場に也哉子さんを連れて行ったそうだ。 ハワイに行くとまずパールハーバーで祈ったそうだ。 インタビューした人たちそれぞれの母親像

          BLANK PAGE 

          モルダウ

          モルダウのオーケストラは、しばしば私の中で流れる曲である。 だいたい15分くらいか。 新採用で赴任した学校が、「早朝マラソン」なるものをやっている学校だった。モルダウの流れる中で自分のペースで走る。 自分の出身校が早朝マラソンをやっていなくて良かった と心から思ったものである。喘息持ちだったし。 (もっとも運動で治してしまう人も沢山いたのだけれど) 支度をしてグラウンドに出て、10分くらいしたら終了を知らせるアナウンスが流れ、教室に戻る。ちょうど良い長さでもあっただろう。

          モルダウ

          今日はジャンクの日

          お好み焼きが食べたくなったので、今日はそういう日にした。 ポテトも食べたかったので、最近テレビで聞きかじった 羽付き餃子風ポテトを作ってみた。 ポテトをちょっと炒めて、小麦粉入りの水を加えて蒸し焼きにするのである。 残っていた玉ねぎをついでに入れてしまったが、焦げ目はついている。 マヨネーズがもうなかったのには気づいていなかった。 毎日のように使う時期と、全く使わない時期がある。 次に買い物に行くときに覚えていられるかどうか。 タンパク質が足りないかもと思って冷凍室のと

          今日はジャンクの日

          つゆくさ

          小林聡美主演の映画。 隕石にぶつかって車が壊れた。 友人の子航平 隕石を見つけたら幸せになれるとは思えない二人。 小林聡美演ずる五十嵐芙美本人も、その友人たちも それなりの過去がありそうである。 この癖のある顔ぶれが、なんかよい。 階段を駆け上がるみたいなトレーニングをしている芙美は 何度か、この篠田五郎とすれ違う。 草笛を吹いている所にも居合わせる。 二人がちゃんと出会うのは、泉谷しげるのやっているバー。 芙美は断酒会に入っている。 アルコールの依存性だったという

          つゆくさ

          青の読み手

          誰にも抜けない剣を抜くと、それが勇者の証である、という話がある。 同じように 誰の目にも白いページにしか見えない本を読める というと それが魔法使いの証だったりする。 貧民街に住み、下町ねずみと呼ばれるノアは、小さな使い走りをして、その稼ぎを親方にピンハネされながら暮らしている少年だ。 姉のように慕っている行方不明の少女ロゼを探している。 ひょんなことから一冊の本を盗み出すことに使われ、本に選ばれる。 サロモンの書と呼ばれるその本は、悪魔を呼び出せる本であり、呼び出す代償

          青の読み手

          まっさらな学習帳

          一ページも使われていなくて、比較的新しいノートがあった。 絵日記でも書こうとしたのだか。 ちょっと考えて、家計簿代わりのメモを書くことにした。 一月から通帳の引き落としを計算して行ったら、 合計額が予想より多くてびっくりした。 まぁ 書いてみるといろいろなことがわかった。 宅配で食材を買うと、買いすぎになるのである。 冷凍庫に食材が一杯あるということである。 宅配を月に4回から3回、2回と減らしながら 献立などをちゃんと考えないといけないと思う。 こういう時に寿命が決

          まっさらな学習帳

          花吹雪の中のりんご

          花吹雪に巻かれた 何も見えない とりあえず上へ飛ぶ 上へ上へ 星空があった りんごは地上に目を向ける 並木の桜は散りかけている 地上では花吹雪 池には花筏 桜は悲しんでいる 桜は怒っている? 桜は思い出している 桜は懐かしんでいる 目の端に、半分の月が見える 怒っても悲しんでも懐かしんでも 生きていかなくてはならない これから葉を茂らせていく桜の木々に ひそかにエールを送って りんごは北を目指す

          花吹雪の中のりんご

          ホットケーキを焼いた。 レーズンを沢山入れて焼く。 たまにはリンゴも入れる。 そのまま入れたりチンして入れたり。砂糖は使わない。 いちごも入れてみたらジャムみたいな感じだった。 なんでも加える人をアレンジャーと嫌う人もいるらしい。 大丈夫。私一人で食べる。 私には美味しいから。

          ホットケーキを焼いた。 レーズンを沢山入れて焼く。 たまにはリンゴも入れる。 そのまま入れたりチンして入れたり。砂糖は使わない。 いちごも入れてみたらジャムみたいな感じだった。 なんでも加える人をアレンジャーと嫌う人もいるらしい。 大丈夫。私一人で食べる。 私には美味しいから。

          切られすぎても頑張る木

          秋から冬にかけて 街路樹の枝は切られる 切られた姿がなんだか悲しいと思うのは 絵本の影響もあるだろうか。 とはいえ、切られ過ぎの木を見ると冬場にベランダに子どもを出す という虐待を思い出してしまうのである。 葉が出て、生きていることを示してくれて嬉しいとも思うが 肥料なんかもあげているんだろうか。 与えても喜びを感じるというこの木の絵本を使って 感じたことを話し合うという研修をしたことがある。 「献身的な愛」と「無自覚な」搾取、甘え。 結論を出すためのものではなく 自

          切られすぎても頑張る木

          詩の勉強会

          ひとり遊び 時々病気のふりをして布団の中に長くいる 時々元気なふりをして家中点検して回る 誰にも会わない日の「ふり」は ひとり遊びに過ぎない カーテンの向こうにはもう一つの細い雨のカーテン 病気のふりがばれにくい日だ 向かいの家の花桃は満開になってしまっただろうか 枝垂れていたので柳かと思ったら葉が丸かったあの木は 花が咲いたりするのだろうか 雨の中 木が生い茂る公園を歩く想像をする 近くに見つけた小さな銀杏並木の新芽を思う 都会のビルのカフェから 窓の下を動く色とりど

          詩の勉強会

          二三日見ない間に

          百日紅の木に葉が出ていた。 外出しない一日と、雨が降って注意を払えなかった一日。 たった二日間で、葉が出ていた。 種?はすべて落ちてしまって、 種のある部分の下から、葉が出ていたのだった。 どんなふうにつぼみがつくのかも、これから観察できたら良いなと思う。 よそのお家の木ではあり、ちょっと申し訳ない気持ちもする。

          二三日見ない間に