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怠慢態度

タイムという名の美容室の前を時々通る。

怠慢態度 不待人 という言葉が
大学の部室に・・
貼ってあったのか、先輩がレポートの落書きに書いたのかは
記憶が定かではないが覚えている。

Time and tide wait for no man. の前半部分を漢字にしたのだ。
英語の言葉の方を先に思い出して
日本の「歳月人を待たず」がなかなか思い出せなかった。

「月日は流れ、私は残る」という詩の一節とともに何とも言えない。
「私は」でなく「私たちは」だっただろうか。


まぁだいたい置いて行かれたなぁとは思う。
じわじわわかっていく方だったし。
一を聞いて十を知るとか、まずなかったし。

つまずいて転ばなくても、置いていかれるのである。
普通の人間にちょうど良い速度だとは思えない。

そんなに急いでどこへ行く とは思う。
「モモ」の灰色の男たちか。
金の亡者か。


頭上に大きな飛行機が通っても
写真に撮れたことがない私である。


勉強会の後のお茶会で
「いろいろ言われたけれどあの人は次の同人誌には
全く直していないのを載せたのよ」と
その日来なかった人の話も出た。「良いじゃないの」と。

自分の表現にはこだわりをもって良いのであると言われたようだった。
たしかに
いろいろ悩んでそういう表現にしたわけだし。

以前、なぜこういう表現にしたかを
常に明確に答えられる人をすごいな と思ったことがあったが
私でも、推敲を繰り返せばなにがしか答えられるのであった。


海を見に行きたいと思ったのであった。
Time and tide  には別に待っていてもらわなくても良いのであった。
自分なりに「怠慢」でなければ。



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