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嵐の守り手


アイルランドに実在する「アランモア島」が舞台である。


神話上の人物ダグザとモリガンの因縁の争いがこの島で起こり、
魔女モリガンは復活しようとしている。

この島には今でも魔法が生きていて
島の影のリーダーとして「嵐の守り手」と呼ばれている。
現代の設定だ。

主人公フィオンの祖父が「嵐の守り手」であるが、
少しずつ年を取り、記憶が混濁するようになってきた。
その頃フィオンが戻ってくる。

フィオンの父親は救命艇の事故で亡くなっている。

祖父は、魔法の力で、記憶を閉じ込めたキャンドルを作っている。
人の名前や日付け、流星群の夜のようなタイトルがついている。

キャンドルに火をつけると
キャンドルに閉じ込められた時間の「層」に行くことができる。
その中の人と関われるわけではないが、体験でき、真実がわかる。


フィオンは祖父から次の「嵐の守り手」は自分であると告げられるが
自分がふさわしいとは確信が持てない。


父が亡くなった日の「嵐」
それは自分が嵐に巻き込まれたときにわかる。
父は、自分を助けに来たのだった。
自らの命を捨て、時を超えて。


だがフィオンは自分に魔法が使えるような気がしない。


三部作である。
一気にかけるかと思ったが難しいとわかった。

続きは明日。



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