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【写真・カメラ初心者におすすめ】 写真上達と軸を固めるのに役立った本

最初にカメラを購入してから写真を撮り始めて10年経ちました。

これまではSNSやブログで一方的に発信しているだけでしたが、昨年は自主開催による写真展を開催したことで、誰かしら1人には見たいと思ってもらえる写真を撮れるようにはなったのでしょうか。どうでしょうか。

写真を始めた当初はカメラの使い方、何を撮ればいいのか、そもそも何が良い写真なのか(これは未だに分からない)、編集の仕方、何も分かりませんでした。
近くに写真に精通している人もいなければそんな環境でもなく、独学で学び、ひたすら撮るだけの繰り返し。
当時はSNSをはじめとする発信活動もしていなかったので、誰に評価されることなく自身のスキルが伸びているのかも分からない状況でした。

しかし、今振り返ると当時の独学で吸収している期間は今でも写真活動のベースとなっていて有意義なものだったと感じることあります。

そこで今回はこれまで読んでタメになった写真に関する本をつらつらと紹介していきます。
タメになったという意味では写真集や作品集もこれまで多く読んできましたが、紹介しだすとキリがなくなるので、今回はハウツー本オンリーで紹介させていただきます。
入門編から一見写真と何が関係があるのかという本まで多くを紹介しますが、誰か一人でも何かの参考になれば幸いです。


写真を知る

カメラを買って赴くままに写真を撮っていましたが、そもそも写真について何も知らない。写真の良し悪しだけではなく、世の中にはどんな写真のジャンルがあって、そして写真が何を表しているのか、本質を何も理解できていない状態。
まずは写真というものに向き合ってみることにしました。

写真ライフ

おそらく写真を知るということでは、世に溢れている写真を見まくることが最も近道な気がしています。
よく分からないけど写真展や美術館に行ってみたり、写真集を買ってみるのもいいですが、それでは無意識的に好きな傾向に偏ってしまうため写真の雑誌を読むという選択をとりました。
あらゆる角度から写真についての情報や感性をキャッチするため、このような月刊誌を読んで幅広く写真を知るところから始めました。


写真を撮りたくなったら読む本 : 最高の一枚を巨匠に学ぶ

シンプルにわかりやすく写真や構図、撮り方についての解説をしているのがこの本。
初心者向けということで、堅苦しい文章はなく、作例が豊富のため直感的に頭に入ってきやすい書籍となっています。
初心者はもちろんですが、中級者以上の方で写真を撮るだけでなく言語化もしてみたいという方いい勉強になる最適な書籍だと思います。


絵を見る技術 名画の構造を読み解く

人の写真を見て影響を受けることはもちろん重要です。しかし、それだけでは満足いかないのが表現の世界。
写真と親和性の高い絵画、音楽、映画など写真以外のジャンルから表現技法とテーマについて今でも学び続けています。
以下の書籍では名画の見方や魅力をややこじつけ感はあるものの、しっかりと言語化されていて、アートや写真の観点を養うことができます。
(だいぶ拗らせてしまっている気がするので、おすすめはしません)


撮影編

一概に撮影について学ぶと言っても様々なアプローチがあります。
その中でも最も手っ取り早いのが構図について理解すること。日の丸構図や三分割構図は意識しなくても撮れますが、それ以外び存在と仕組みを知らないことには腕に落とし込むことは中々に難しい。

そこで私が構図について学んだのは以下の書籍です。

写真がもっと上手くなるデジタル一眼構図テクニック事典101+

まずは知ることから
尖るだけ尖ってカメラを斜めに傾けてみたり、動かして撮ってみたりという写真を散見しますが、基礎あっての応用ですから、焦らずに基礎から学びました。


ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 構図の法則

一つ前に紹介した書籍が初級、中級編であればこれは上級編
日常生活の中でどうやってそんな構図作り込めるのか自然と考えさせられます。一見大衆には伝わりにくい構図もありますが、それがいいのです。


編集編

ある程度撮れるようになってくると、次に気になってくるのが編集について
編集などしなくても十分に写真を楽しめますが、人に見せるということを考えるとやはり編集は不可欠です。

Lightroom カラー作品を仕上げるRAW現像テクニック

私はユーザーの多いLightroomを使用して編集を行っているため、まずはLightroomに特化した書籍を購入しました。

何か秘伝の技が書かれているわけではなく、RAW現像の一通りの流れやどの機能がどんな役割を担っているか事細かく記述されています。

少し古めの本のためLightroomのUIが今とは異なるので、今はもう少し新しい書籍を買う方がいいかもしれません。


#なんでもない日常に物語を CURBON 写真の教室

一つ前に紹介した書籍は「RAW現像テクニック」というタイトルではありますが、どちらかというと教科書やマニュアルのような基礎的な説明がされています。

そのため少し踏み込んで一工夫した色味や質感の作り方については触れられていません。そんな応用という意味で以下の書籍を読みました。
この中で挙げられている作例は私の好みではありませんが、色味や質感の作り方という点については非常に参考になりました。基礎的な説明をしている書籍は多いものの、ここまで具体的な作り方を解説している書籍は少ないように思います。


色を知る

編集していく中で良い意味で色味に苦しめられます。

なんとなく自分の表現したい色味はあるけれど、中々望んでいる結果にならない。そんな悩みを打破するために行ったのが色と向き合うということです。

カラーバイブル 世界のアート&デザインに学ぶ色彩の歴史と実例100

もはや何が目的かわからなくなるくらい遠回りしている気がしますが、個人的にはこの色を知るというフェーズを設けて良かったと思っています。

以下の書籍では作例から色にフォーカスしてどの色がどのような効果を生んでいるかを詳細に解説しています。


FUJIFILM 画質完全読本

私はFUJIFILMのカメラとレンズを使っているので、そこから生まれる色味の特性を理解しておく必要がありました。

写真を見ればなんとなく分かるけれど、その感覚が合っているか答え合わせするという意味で以下の書籍を購入しました。結果、大満足。

「FUJIFILMの色味は良い」というフレーズだけ一人歩きしている昨今ですが、何が良いか、なぜ良いかをしっかり落とし込んでおきたい方にはおすすめの書籍です。


その他

先ほども少し触れましたが、私は他人の写真だけでなく、様々な観点から感性を得ています。
以下のような書籍で街の歴史や特性を学ぶということもしています。撮影場所を探すというよりも訪れる街について知るという意味で活用しています。
それぞれの書籍の解説は野暮なので割愛します。

地図と愉しむ東京歴史散歩 都心の謎篇

東京23区凸凹地図


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以下の記事では私が実際に使っているカメラのアクセサリー/アイテムを紹介しています。



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