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『セッション』天才たちの狂気

よく「記憶を消してもう一度観たい映画」に名前が挙がっててずっと観たかった作品をやっと観ました。
自分史上TOP20には入りそう、名作すぎ。

フレッチャーの昭和の叩き上げ教師感好きです。
私は平成生まれで近頃若者は〜って言われる側だけど、恥をかかなければ、傷つかなければスターは生まれないって本当にその通りだと思う。
本当の高みに達するためには多かれ少なかれ厳しさは必要。
でもちゃんと音楽と生徒に対する愛があって、どんなに罵倒されてもその分期待されてると思えました。(自分が実際あれやられたら折れるけど…)


あとやっぱりラストのセッションすごい。
2人とも目がギンギンで狂気を感じた。
でも2人の演技に圧倒されたのは確かだけど、最後フレッチャーがどんな気持ちだったのかは割と視聴者に委ねられているのかなと思いました。
以下ラストの考察パターン⬇️

ラスト考察①

密告されたことをフィレッチャーは1ミリも怒ってない。最後のセッションも全て計画のうち。
どこにいても才能ある若者を育てることしか頭になく、自分が職を失った原因ですら若者の成長に昇華させる。
指導には愛があり自分がどんなに嫌われても未来のジャズスターを育てることにすべてを賭ける。

世の中は甘くなった、ジャズは死ぬわけだ

英語で最も危険な言葉はこの2語だ
“Good job”

ラスト考察②

フレッチャーにとっては若者の夢や命なんてどうでもいい。
ただその若者が奏でるジャズに価値を感じているだけで、そのジャズを成長させるためなら手段を厭わないジャズ狂いサイコ。
たまたま奇跡的にアンドリューが開花したため、演奏を続けたが、本当は密告に怒りアンドリューを潰すつもりだった。

あなたはやりすぎて次のチャーリーを挫折させたのでは?

-次のチャーリーは何があろうと挫折しない

こんな感じで自分なりに考えて他の方の考察も読んでみたりしましたが、色々な見方があって結局正解はわからないなと思いました。
個人的には①の不器用あったか教師物語だといいなと思いました^ ^

久しぶりに家で配信で観て最後まで集中して観れた映画でした!最高!

アマプラでの配信もうすぐ終わってしまうみたいなので是非!

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