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私の子宮内膜症と、妊活の話。

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子宮内膜症の発症がわかってから 考えたこと、行ったこと。 そして結婚をして妊活を考えているいまについて 記録に残しておこうと思います。 誰かの役に立ちますように。
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記事一覧

4泊5日の備忘録 後編

4泊5日の備忘録 後編

□day3
朝になって、看護師さんに補助してもらいながら自分の病室へ戻る。
点滴で栄養を摂っているので、2日前の夜から食事はまだなく、お昼になって運ばれてきたトレーを見て驚いた。

「野菜スープ」って、エキスだけやん…!

落ち込んだのもつかの間、スープを一口啜ると身体に染み渡って感動した。
むしろ、固形物の方が意外に喉を通らなくて、今までの人生で1番ゆっくりと時間をかけてプリンを食べた。

今回

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4泊5日の備忘録 前編

4泊5日の備忘録 前編

□day1
自由に食べられる最後の食事を何にしようか迷ったけれど、あまり時間もなかったので手軽に食べられてなるべく身体に優しそうなもの…と考えた結果、丸亀製麺のうどんを選んだ。

足早に昼食を済ませ、そのまま夫に車で送ってもらい、早めに病院につく。

入院病棟の受付で体重と身長を測り、これから数日間過ごす部屋を案内してもらう。
想像していたのは、ドラマのワンシーンみたいに大部屋でベッドの隣向かいが

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前向きか後ろ向きか

前向きか後ろ向きか

前向き、後ろ向き、という日本語は
「物理的な方向」を指す言葉でもあり
「気持ちのベクトル」を表す言葉でもある。

5月に子宮内膜症(チョコレート嚢胞)の手術を決意してから3ヶ月。
仕事の都合なども考慮して、
9月の初旬に手術と入院の予約を取った。

病院の先生には「そんなに先でいいの?」という反応をされたけど、
もしもそれまでに自然妊娠したら手術せずに済む…という淡い期待もあって
やや強めに「9月

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フニンのニンシキ

フニンのニンシキ

いまの産婦人科に通い始めて
気づけば1年近くが経とうとしている。

一般的には1年以上妊活をして授からなかった場合に、いわゆる「不妊」と見なされるので
どうやら自分もその部類に入るらしいという自覚がここ最近で生まれてきた。

なんなら授かりたいと考え始めた頃から考えると2年以上とかになるのだけど、当時は基礎体温も測っていなかったし、まだちゃんと夫婦でも対話ができていなかったし、ノーカウントで…

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病院の選び方

病院の選び方

子宮内膜症が分かった時からかかっている病院に通い続けてかれこれ5年以上が経った。
内膜症が分かった時に、母親が「婦人科系の病気に強いらしい」という理由で勧めてくれた総合病院だった。

わたしのチョコレート嚢胞は最初の受診時5cm以上あって、すぐに手術を勧められた。
当時の職場で1週間ほどの休暇を申請し、手術のための大量の採血も行った。このとき初めて採血で気分が悪くなった。

当時まだ交際したてだっ

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月に一度の血祭り

月に一度の血祭り

会社で妊活を宣言してからちょうど1年が経とうとしている。
けれど当時はいろんな不安や気持ちの焦りから先走って宣言してしまったところもあって、その後夫とも話し合い、本格的(?)に妊活を始めたのは10月の結婚式を終えたあとなので、まだ半年も経っていないことになる。

ただ、宣言するにあたって夫婦で子どものことを話し合ったり、考える時間は必然的に多くなった。
この頃に妊活や栄養の話を教えてもらう機会など

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4年ぶりに生理が来た話。

4年ぶりに生理が来た話。

昨日から少し下腹が痛むなと思っていたら
どうやら生理痛だったらしい。

今年の3月まで、超低用量のピルである
フリウェルULD「モチダ」を
かれこれ4年間ほど服用していたため、
生理痛もなければ、生理という概念すら
自分の中で無くなりつつあった。

ピルを飲むことになったときは、
3週間毎日服用して、1週間の休薬期間に
規則的に生理がくるという認識でいた。
実際には、(飲みはじめた4年前のことはあ

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