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「みんなが思い思いに過ごせる空間」を作ろうとする意図から、はからずもコミュ強しか生き残れないキメラ空間が生まれることもあるって話

 休日なんで思いつくままに最近考えていることを書く。

 前も書いたけど、人間の集まる場を二軸四類型に整理すると、このようになる。

 で、その中でも私はとりわけ「縁」的空間が好きだという話をした。「縁」的な空間は、「共」的な空間と違ってコミュニケーションを求められず、ある程度好きに過ごしていいし、「孤」的な空間ほど寂しくないからだ。

 しかし「縁」的空間は、「共」的空間よりも作るのに資本力が必要な場合があって、経営体制が脆弱な持ち出しのボランティア活動では創出が難しいかもしれない、という話も書いた。

 資本力が必要、というのはどういうことかというと、たとえば一昔前に「住み開き」という運動が流行った時期がある。これは自宅などのプライベート空間を、カフェや図書館や劇場といったパブリック空間にするなどして、まさに「開く」というものである。

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