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2月14日の夢日記

私はとあるサバイバルゲームに参加していた。

もしかしたら、ゲームではなくてそれは現実で私に残された場所はここしかなかったのかもしれない。

誰かが「焚火をするから外に出てこい」と言った。残った者たちが続々と外に出てくる。

ひろゆきさんが離れたところで何かを言っているのが見えた。口だけはよく動く人だなあと思った。


一点だけ、赤い火が灯っているのが見える。焚火はあそこか、と思った。

何時なのか分からないけれど、もう外は暗かった。でも、真っ暗ではない、深い紺色だった。

星が、とても綺麗だった。今まで見た中で一番綺麗な星空だと思った。

本当に綺麗だったものだから、足を止めて、両手はだらりとさせたまま、ずっと上を見上げていた。口は半開きになっていたかもしれない。

オレンジ色、紫色、黄色の宝石が頭上の遥か先でキラキラと光っていた。

そのとき、空間がねじんで、なにかを感じて一瞬目を瞑った。でも好奇心が勝ち、またすぐに目を開ける。空を見る。

大きな飛行体がそこにいた。見たことのない物体が星空の下でゆっくり動いていた。かと思いきや、姿を消してどこかへ消えて行ってしまった。

時空間がゆがんで、元あった場所には、そこに「あった」という記憶だけが残された。綺麗に歪んでいた。

私が見た限り飛行体は3機だった。それぞれ違う形と色をしていた。俗にいうUFOだった。

私の目の前にあった飛行体は、見たのは一瞬だけど覚えている限りでは同体が白色でそして、オレンジ色の丸窓がいくつも側面についていて、それが呼吸しているかのようにパタパタと開いたり閉じたりを繰り返していた。


残された飛行体のあった跡を見て、私はこれが初めてではないと思った。

私は前にも、明るい空のときに見たことがある。私は自転車に乗っていた。気が付いたときには、もういなくなっていて、ただ跡だけが残っていた。

そのことを思い出して、「帰りたい」と思った。家に帰りたい。自分の町に帰りたい。どうして、私は毎日怯えていないといけないのか。


少しすれば、時空間の歪みは修正され、綺麗になってゆく。先程まで見ていた星空が目の前に広がる。

そして、それを眺めている自分がいる。

明日には死ぬかもしれない。でも、今日は生きていて良かったと、そう思った。


おわり


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