見出し画像

食べられないストレスを感じた話

日常に潜んでいたストレス、「食べられない」

人は世の中を、日常を生きていくうえで日々いろんなストレスに悩まされてしまうものです。やってられませんね。
その中でも私が最近強くストレスを感じたのは「食べられない」というストレスでした。

昔からストレスを他の人より感じやすいタイプだったように思います。
けれどもその種類というのは、例えば対人関係だったりといった心理的な要因から来ていると考えられるものがほとんどで、「食べられない」というような、身体が関係しているようなことはありませんでした。

今回記していく「食べられないストレス」、この要因が身体的なものなのか心理的なものなのか、恐らく私は前者だと思っているのですが食べられないということがこんなにストレスになるのか。と強く感じたので、今回はこの「食べられないストレス」について記してみたいと思います。

食が自分の生活を意外と彩ってくれていたんだな。と。

もともと食に関して興味・関心が強いかと聞かれると私はそのタイプではないと思っています。
カフェ巡りは好きですがグルメとかじゃないし、お店をいっぱい知っているかと聞かれるとそうじゃないし。どちらかというと気に入ったお店に何回も行きたいタイプです。
そりゃ生きていくうえで美味しいものを食べられたらその方が嬉しいとは思いますけどね。

学生の時は大学から徒歩圏にコンビニとスーパーがありました。お昼ご飯を買って大学に持参する時に、最初の方はやはり学生の身分だとどちらかというとコンビニの方が親しみがあったのでコンビニで購入していました。
けれども少し経つと、同じ値段でスーパーの方がコンビニよりも量があると気が付き、同じ値段を出しても満腹具合がスーパーの方が感じられることから、コンビニではなくスーパーで購入しお腹を満たすようになりました。

ある日のことです。初めて時間が経ってもいくら待ってもお腹が空かない。という経験をしました。
ビックリしました。あれって本当に食べ物を受けつけないんですね。本当に食べれないんです。
この時私が感じた感覚としては、常に「食べすぎちゃったな…」という時に感じる満腹感からくる気持ち悪さ、それに付随した消化不良みたいなものを抱えているイメージが近かったです。

しかも厄介なのは私の場合、「食べたい」と思っているということ。
私の身体がこの状態の期間、外出をしなくてはいけない日もあったのですが、その時に出会った「食」を「食べたい」という気持ちは強くあるのに、「食事」という行為や「食べ物」を想像しただけでツラく、最終的に食べないと生きれないのでサラダや汁物に逃げていました。

このストレスからの対処法、回数・量より質

この自体をどうにかしないといけない!私、生きたい!!

まず実行してみたのは一日五食生活というものでした。
一日に摂取する食事の総量は平常時の一日三食と変えず、それを食事をする回数を増やして五回に分けて食べてみようとしました。

例えばこれは、「食べられないストレス」からの解放にはなりました。私の場合、食べたいのに食べられないという「食べたい」意思はありました。つまり食事という行為そのものにストレスは感じていない状態です。
そうした状態だったので、一回に食べる量を減らすことで、自分の「食べたい」という欲求を満たしながら、自分の身体と相談しながら体内に摂取をすることができたのです。

けれどもある日、これは「食べるという行為そのものにストレスを感じた時の逃げ」にはならないということに気が付きました。
人間の身体って本当にわがままで、「食べたいのに食べられない」というストレスと「食べること」へのストレスがあるらしいんです。
そして私が実行した一日五食生活は、食べることへのストレスには通用しないのです。

となると、目を向けなきゃいけないのはなんだと感じました。

私なんぞに言われなくとも既に実行している方の方が多くいらっしゃるとは思うのですが、私は今まで食べ物に「質」というもの気にしてみた事があまりありません。食べたら同じだろ!とか甘い考えなので、生まれてこのかた量を食べたい!と思っていました。
上に書いたスーパーとコンビニの話が物語っていますね!!

けれどもこのストレスを経験してからこれからの私の人生においてこの食べ物における「量より質」がすごく大切なんだと気づかされました。
この先嫌でも食事の摂取量が少なくなっていってしまうのかもしれないし、身体の不調が今まで以上に出てきてしまうのかもしれません。
そうした時にただ満腹感から得られる幸福感を求めるのではなく、「自分の身体に必要な栄養素を摂る」という認識を食に持った方がいいのだと感じました。

量より質というのは様々な場面でいろいろな物事に関して言われているものですが、そんな風に食をシフトしていきたいな。と今回自分の経験を通して強く感じたのです。

今回はそうした自分の「ストレスと食」そして「量より質」について記してみました。