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”天災”を経験する

今年は天災が多いですね。
台風21号に北海道の地震と、また立て続けにありました。
この災害で亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

私も台風被害にはあっており、生まれて初めて「台風怖い!」と思いました。
それくらい、あまり台風被害にあうことのない地域で生活してきたんですね。

窓ガラスが風で勝手に割れるかもと思うような暴風は、私も娘たちも初体験。
ベランダの取り付けタイプの物干し台が風で持っていかれそうになり、危ないからと取り外しに出たら身動きが取れない。
台風の怖さを知らないからできる暴挙だったと思うのですが、それを室内から見ていた娘たちの不安げな表情が忘れられません。


その日は停電し、回復までに半日ほど要しましたが我が家は回復が早いほうでした。
娘たちは発達に障害があることもあって、常から不安が非常に高いのですが、こういう『初体験』は特に苦手。
『台風』の恐怖と『停電』の恐怖。
これは長女はパニック必須かなぁ…とか、次女もまたしばらく学校行かれないかなぁ…とか、私の心は災害以外のことにも振り回されていました。

ところが。

長女は一時的に気が動転はしたものの、すぐに立ち直り、次女に至ってはべそをかきながらも懸命に私の手伝いをし出したのです。
何故か。

答えは、手動発電式の懐中電灯!
そう、これを回してライトをつけたくて仕方がない!
そして、これを光らせてトイレに付き添ったり、物を探したり。
それって誰かの役に立つことなんですよね。

それから、暗い中でのキャンドルの灯での食事。
こんな時にどうなんだろうというムーディーさでした(笑)
炎の揺らめきに、娘たちは

「きれいだね。」

と恐怖を忘れていました。


娘たちが予想外に落ち着いてくれていたのは、私にとって最高の手助けでした。
ありがとう!
おかげさまでとても冷静でいられました。
やはり心には余裕が必要なのです。


台風が去った後の夜の街は、信号機が止まり、停電で真っ暗。
コンビニの明かりすらなく、食べ物を求める人、家の中では蒸し暑いので外で風に当たっている人など、結構人の姿がありました。
見慣れない非日常の風景でしたが、娘たちには恐怖とは映らなかったようです。

崩れた家屋の外壁、電柱に張り付いたトタン、粉々になった看板などを見ながら

「すごい台風だったんだね。」

と改めて話し合いました。

うちは被害が少なかったのでこんなゆとりが持てたのだろうと思います。
この経験は、子どもたちにとって将来の財産、そして命綱です。
知らないことを体験するときに、いつも過剰に反応してしまう我が子たち。
周囲の大人から見たら、眉根を寄せるような態度であったり、騒々しかったり。
今回の経験があることで、場にふさわしい態度や、過剰に不安に思わないこと、何が命の危険に結びつくのか、ほんの少しでも記憶に残ってくれたらと思います。

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『発達障害』という言葉認知度は上がったと思いますが、実際の発達障害児の生活や家庭内の状況ってなかなか実感していただけないなぁと思い、書き始めました。 子育てに必要な勉強を続けていくために、「投げ銭」という形でご支援いただければ励みになります。 よろしくお願いします。

Thank you very much!
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のののんママ

発達障害のある小学生の娘2人の母です。日々のことを書きながら、『発達障害』という名称の認知だけではなく、その当事者と家族の生活や悩みや喜びをたくさんの方たちに知っていただけたらと思います。同じ悩みを持たれる方たちにも、共感や安心感をお届けできたらいいなと思います。
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