そんなわけで、ひと月休職する事になってしまった。五月(まだ)の、夜風のすずしいこの大好きな季節にだよ。

なにが「そんなわけで」なのかもよく分からんし、「なってしまった」のではなく「そうした」のであるが、とにかくもうそうなっちゃったんである。そうせざるを得なくなってしまったのである。ぐしゃぐしゃだったんですよ。

先週から今週前半にかけてのわたしがもう本当にひどくて、仕事には行けたり行けなかったり、家事はできずにずっと泣いていたり、介護(としか表現のしようがない状態)していた夫はそれはそれは難儀したと思う。気鬱が底を這いすぎて、鼻水を流して大泣しながら「わたしなんて誰の役にも立っていない」だとか、「仕事に行けなくなればもう二度と行けるようにはならない」「どうせあなたもわたしなんていない方がいいと思ってるでしょう」とか、なに絡みだよという、名称のない超面倒くさい絡みかたを繰り広げていた。夫は「そんなことないよ」「落ち着いて」と言いながらずっと、何度でも鼻水を拭いてくれていた。

そうして、上品先生とも話して、ひとまずひと月は仕事を休もうということになった。
職場のボスにも話して、それはそれはびっくりされ(わたしはなぜか職場では全く平気なフリができていたのである)、でも理解をしてくれて「なにしろ健康が1番だ」と、待っていてくれると言ってくれた。ありがたい。

そんなわけで、人生初めての休職中なんです。
ひとまず五月のおわりまで。

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休職して2～3日ほどは、それまでは「朝起きられなかったらまずい」と思って飲めずにいた眠るための薬を飲んで、心ゆくまで眠っていた。朝のことも夫と娘に任せ、昼頃までベッドの中にいた。そうして目覚めると、時間はお昼すぎ、家にひとりぼっちである。

もう眠たくはない。テレビをつける。
なにかお昼のニュース的な番組をやっている。
お腹は空いていない、でも薬を飲まなきゃならないのでバナナを一口だけかじって薬を飲む。

一人ぼっちだ。

それが、思った以上に堪えた。
ふつふつと湧き上がる、孤独と鬱の感情。
「これはやばい！」と思い、顔も洗わず、歯も磨かず、髪もとかさず、とりあえずそこら辺に落ちていたチノパンと変なトレーナーを着てマスクをして外に飛び出す。歩いて数分のスターバックスに入って、アイスコーヒーを頼む。
心臓がドキドキしている。なんなんだこれ。

とりあえず周りに人がいる環境に身を置いたことで少しは落ち着いたが、冷たいコーヒーを飲んでいても、前みたいにのんびりした気分でカフェに一人でいることができない。なんだかつらい。うっ、うっ、なんなのこれ。

その日はそれから夜まで、何をしていても苦しい、つらい、誰か助けてという状態が続いた。で、また鼻水号泣である。(夫、ご愁傷さま)

そして気づいた。
昼まで寝てるの良くない。
昼まで寝て、ひとりで目を覚まして、変な時間に薬を飲んでいては良くなるものもよくならないでしょうよ。そりゃそうだよ。

そうして生活をシフトすることに。
朝、7時には起きて夫と娘とともに朝食を食べる。ちゃんと朝の薬を朝に飲む。そして、お化粧はしないけど軽く身支度だけして、夫と一緒に8時頃には家を出る。
そして少しだけマックでコーヒーを飲んで時間を潰してから、図書館へ行って勉強をする事にしたのだ。

そう、わたし、4月から精神保健福祉士の専門学校の通信課程の学生なんですよ。毎月の課題とレポートを提出せにゃアカンのです。
もちろん、こんなこと(鬱)になるとは始めてなかったですよ(わかってたらやってない…)。

でももう入学金も払ってしまった。
時間だけはある。正気さえ保てれば課題はできる。ということで、図書館の学習室で午前中だけ勉強することにしたのです。

これがなかなか功を奏しており、いまのところ機嫌よくやれていて、変な気鬱にも陥らずにすんでいる。気分の落ち込みが無くなった。

薬とか、治療とか、時間薬とかいうけど、やはりギアを入れるのは自分だし、考えて動くことも必要なんだよな…自分のことなんだから自分が一番分かってるところもあるわけだし…。
なんて、暗中模索の試行錯誤中です。
だいたいこの休職、ひと月ですむのか？うーん。どうなるんだろ。

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図書館の勉強中に、ひまつぶしに飲んでる飲みもののイラストを描いている。

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最近読んでる本。

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もうGWかと気づく。
皆さまはいかがお過ごしなんでしょうね。
わたしは休職中のGW。
もともと私はGWというものが好きじゃないので、早く終わるといい。でも、そういえばGW後半に神宮のナイターのチケットを買ってしまっていることに気づいた。…行けるのか？そんな元気あるのか？果たして…。

つつじが綺麗なのはいいね。
つつじは心がぱっと明るくなる。
なんだか、咲いてくれてありがとうと言いたい気持ちになる。