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日常に溶け込む南魚沼の桜は美しかった


新潟県の南魚沼市は言わずと知れた米の名産地で、山に囲まれた広い平野に田んぼが広がるのどかな風景が非常に心地いいと感じていた。


春でも雪に覆われた迫力のある山々が日常の景色として目に入る環境である…
ふとした瞬間に垣間見える見事な山並みに感動して、しばし見入ってしまうことも多々あった。


そして、国道を走っている時に立派な一本桜が何気なく目に飛び込んでくることが多々あり…
絶景を期待させる雰囲気を感じながら過ごしていた。

また、周辺には気軽に登れる低山が多くあり、坊谷山からは国際大学の桜並木などを眺めることができた。


意図せず通りかかった農道で田んぼの向こうにある桜並木越しに八海山と巻機山を見渡せる広大な景色を目にして感動しつつも、桜の名所として人が集まっている様子がないことに驚いた。
広大な田園風景も雪に覆われた立派な山並みも地元の人には見慣れた景色なんだと思う…この規模の桜並木も日本全国どこでも見かけると言えば見かける。
しかし、県外から訪れた者としては組み合わせの新鮮さもあり、穏やかな雰囲気のなかでこの絶景を眺められる機会は非常に贅沢なものに感じられた。

絶景が日常に寄り添っている街…そんな印象を受ける南魚沼。
予定を入れずに何気なく訪れてみると、自分なりの心に残る景色を目にする事ができるかもしれませんね。


2024年5月

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