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部下が話しやすくなる質問の仕方とは。(第21回職場のコミュニケーションが変わる!オンライン1on1練習会を開催しました)

産業カウンセラーの大西です。
職場のコミュニケーションが変わる!オンライン1on1練習会は、主に組織で働く方を対象として「話を聴くスキル」を実践的に学ぶ会です。
上司役・部下役に分かれて1on1(1対1の面談場面)を想定した5分間の役割演技(ロールプレイング)を行い、お互いに振り返ることを通して、自分自身の聴き方のクセを知り、効果的な聴き方を体得していきます。

おかげさまで第21回を迎えることができました。

参加者の声
・部下役をやってみると、「できていないこと」「困っていること」を率直に話すのがためらわれる場合があった。理由としては、上司への遠慮(心配をかけるのではないか、上司の負荷を増やすのではないか)、評価への懸念(自分自身(部下自身)のタスクをうまくマネジメントできないことが明らかになれば自分の評価が下がるのではないか?)、もっと漠然とした不安(上司からどう思われるのだろう?)などがあった。上司の日頃の話しやすさも大いに影響しそう。忙しそうな人には話しかけづらい。

→上司役として困っていることを聞き出したいときに、困っていることだけ聞かない方がうまくいく。「最近うまくいっていることは何?」「いま困っていることは何?」という2つの質問を両方尋ねてみるのが効果的。ポジティブな面とネガティブな面をセットで尋ねると、ネガティブなことも話しやすくなった。いいこともある、さらに良くするにはここがネックになっている・・・という文脈なら、最近の気がかりなことを言い出しやすかった。上司の立場からすれば、「最近うまくいっていること」の質問によって、部下の価値観(どういうレベルで「うまく行っている」と満足するのか)を確認し、マネジメントを見直すきっかけができるというメリットがある。

・今回は仕事は順調だがプライベートで何か問題がありそう、という設定で1on1を行った。1on1では、ある程度部下側が自分のことをオープンに話す方がいいのかもしれない。しかしながら、「最近どう?」のようなオープンクエスチョンだと、プライベートをどこまで話していいか、部下としては加減がわからない

→1on1のはじめに、今回の1on1の目的やゴールを上司と部下の間でお互いに共有すると良さそう。1on1に何を期待するかも、人によって認識にずれがある場合がしばしばあるので気を付けたい。

実践に活かせる学びが多数あり、70分があっというまでした。ありがとうございました。

第21回の開催概要
・日時:2022年12月16日(金)19:50~21:00
・場所:オンライン(zoom)
・参加者:3名
継続参加の方にあわせ、通常5分のロールプレイを行うところ、10分間に延長しました。

次回以降のお知らせ

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