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職場のコミュニケーションが変わる!オンライン1on1練習会を続けて思ったこと

「職場のコミュニケーションが変わる!オンライン1on1練習会」と題して、月1回のペースで傾聴スキルを練習することを続けています。

はじめたきっかけは、職場のコミュニケーションにおいて「相手の話をしっかり聴く」というスキルは重要性が増している一方、「聴くスキル」を練習する場は今のところそれほど多くないという課題意識でした。お金をあまりかけずに、客観的なフィードバックを受けながら、繰り返し練習する場があればいいのに――という思いで始めたのですが、これが結構よかったのです。

最近は込み入った感想も多く、練習会後に開催報告のnoteを公開するのが難しいと感じていたのですが、今思っていることを書き残しておこうと思います。

「聴く力」が向上した

最初は5分間のロールプレイだったところ、半年ほど継続参加いただいた後は10分程度のロールプレイが実施可能になりました。
聞き手自身が解決策や助言など自分の話を話したくなってしまうところ、「まず相手の言い分を聴く、聴き切る」ということを意識し、できるようになりました。
ロールプレイをやってみる→振り返る→次に生かす、というループがうまく機能していると感じます。

副次的効果があった

ロールプレイ後の振り返りの中で職場の悩みを話したり、参加者の実践例を共有したりと情報交換の場になりました。下記の質問の例がその一つです。

ロールプレイ(役割演技)という手法が良かった

「演技」なので嘘っぽいと思われるかな?という心配は、杞憂でした。
管理職や経営層のご経験が長い方は、ロールプレイの体験を通して、久しぶりに部下の立場に立ち部下の気持ちを考えることになり、新鮮な気づきにつながるようです(「部下にしてみたら、~と思うのも当然だなあ」など)。また勉強会では互いにフラットな立場で参加するので、逆に日頃は(役職や年齢などによって)周りに気を遣わせていたな…などの気づきもあるようです。

管理職やリーダー職ではない方についても同様に、管理職の目線を知る機会になっています(「管理職の目線からすれば、自分自身の働きぶりは、こんな風に映るのか!」など)。社外の人と話すからこそ率直に話せる職場内コミュニケーションの課題があるのだなと感じます。「この場で話したことはこの場限りとしましょう」というルールを守って参加してくださる皆様のおかげです。

ロールプレイのために、毎回架空の事例を用意するのですが、「いるいる!こういう人!」みたいな反応を参加者からもらうと進行役としてやる気が増すという効果もありました。

1か月に1回という頻度が良かった

「聴く力」は運動技能の一つです。語学やスポーツと同じで、身に着けるには、繰り返しの練習が必要です。その一方で練習会は月1回しか出来ないというのは、少なすぎるのではないか、効果が果たしてあがるのか?・・・と心配していました。これも杞憂でした。

1on1練習会で学んで、次の目標を考える(時には言語化して皆と共有する)ことで、練習会以外の日頃のコミュニケ―ションの意識が変わるからです。練習会は月1回ですが、次回位までの宿題を心に留めておくイメージですね。

そもそも、お仕事プライベートその他忙しい方々に参加いただいているので、無理なく続けるうえでは月1回がベストでした。

以上、始めてから2年弱を振り返ってみました。
これからもよろしくお願いいたします。


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