9月6日 ベレンコ中尉亡命事件(1976年)

恥ずかしながら、MiG-25はF-15のパクリだと思ってました。実際にはMiG-25のほうが8年早く、言ってみればF-15がMiG-25のパクリなんですね。F-15はMiG-25みたいな高高度迎撃専門ではないとしても、例えば衛星攻撃用ミサイルはF-15が運用するみたいだし、結果的に似たようなポジションになってるんですね。

パトレイバーでロシア製の軍用レイバーが秘密裡に酒田港に上陸する話があるんですが、あの話はまさにベレンコ事件のレイバー版ですよね。電装品に真空管が使われてる、てのもこれですよね。

「ソ連の最新型の戦闘機」が真空管を使ってた事のインパクトは大きくて、嘲笑の対象にもなってた記憶もありますが、初飛行が1964年である事を考えればそんなにおかしな話ではないとか、核爆発の電磁パルスに対応するためだとかという見方もあるようです。

ソ連崩壊後、冷戦期のソ連製兵器について徐々に詳しい事がわかってきて再評価されるのを見る度に、『「敵国」の戦力は取るに足らない』というプロパガンダは冷戦においても繰り広げられたんだなぁと思います。

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