不可能な目標の良い所

今日は昼から2つの番組を視聴しました。

一つ目は、You TubeのMOA youthチャンネルでやっていたシンポジウムのライブ映像です。
(1時間半と長いので、よっぽど見たい方はどうぞ)


生きがいある未来とは 〜 自分にも他人にも優しい「生き方見つけ」 〜

というテーマのもと、3名の方の経験談を聞きました。


1時間半のシンポジウムの中で、私が印象に残ったのは、元キリンビール㈱代表取締役副社長という田村潤さんのお話でした。

田村さんは、1995年頃に訪れたキリンビールの倒産危機に、儲ける為ではなくて、地域のみなさんに喜んでもらえる事をする、という方針のもと取り組んだ結果、業績も回復して行ったとの事でした。

この考え方は、大手に限らず、ほとんど全ての企業で取り組める内容だと思いました。


そして、その地域のみなさんに喜んでもらえる事をするにあたって、不可能な目標を立てた事が、結果的に良かったそうです。

そこで立てた目標とは、全国のみなさんにキリンビールを飲んで喜んでもらう、というものでした。

ビール業界に限らず、シェアを独占するなんて事は普通に考えると不可能です。

ここで、大事なのは、その不可能な目標を立てた事によって、あとはその目標に近付く為に、ひたすら挑戦する事ができた、という事です。

無理な目標に挑戦する事で、きっと様々なアイディアが生まれ、試行錯誤を続けてこられたのではと想像します。


『生きがいある未来とは』というシンポジウムのテーマについては、その挑戦の過程が、自由自立によるものであり、それが生きがいとなるのでは、という事でした。

不可能な目標に向かって、やりたい事、挑戦したい事を考えて、ちゃんと予算の中でそれに取り組む。

そんな自由と自立。

それが生きがい。


なるほどなぁ、と思いました。

たしかに、会社であればそういう取り組み方が可能だと思います。

しかし、学生ではどうでしょうか。


そういえば、私がフォローしているPはかせさんの活動は、そんな感じかもな、と思いました。

ちゃんとお金ををもらった上で、やりたい事は子供自身が決めて、大人はその手伝いをしたり、逆に子供から教わったりする。

たしか、そういう内容でしたよね?

シンポジウムのテーマにあった、『自分にも他人にも優しい「生き方見つけ」』は、一般の学校よりも、フリースクールなどの教育機関の方が進んでいる気がします。


私も、20代前半の頃に、静岡県にあるMOAスクールにお世話になった事があります。

そこでやった事は、主に創作活動でした。

適当な雑誌を切り抜いて作るアートだったり、瑞泉郷まつりというイベントに出店する用の、木材の飾り付けアート、みたいなものを作りました。

参加者は私ともう一人の男性と先生の3人だけ。

思い出すと、先生は基本的なやり方を教えただけで、あとは二人の自由時間に近かったと思います。

私は雑誌の切り抜きから、花鳥風月という作品を作りました。

雑誌にあった阿部サダヲさんの文字がピンク色だったので、それを切り抜いて桜の花が散る感じにしました。

あとは、畑の写真を切り抜いて、風を表現し、緑色のお月様を作りました。

なんか完成した後で、心理分析に出されたはずなんですけど、その結果は覚えてないなぁ。

とにかく楽しい思い出だったので、今でもこうして覚えています。


ちょっと横道にそれましたね。

本当は、こんな創作活動を、一般の学校でもやった方がいいと思います。

楽しむって事が、足りてない学校が多い気がするからです。

私の記憶では、中学時代に、男子に最も人気のあった授業は「技術」でした。
特に、文化祭の展示に向けた電気スタンドなどの工作は、放課後も残って作業を楽しんでいる人が沢山いました。
たぶん、部活動より楽しかったんじゃないかなぁ。
その時も、技術の先生は質問に答えるだけで、大勢を監督していたと記憶しています。
自由って、やっぱり楽しいよね。

学校の活動が楽しめれば、普通は学校に行きたいと思うはずです。

ただ、そこには人間関係や、教育のシステムといった問題もあるのでしょうね。


私が現在無職でありながら、こんな事に興味を持つのには理由があります。

私は育てたいんです。

未来の政治家を。

めっちゃ大言壮語でしょうけどね。

不可能な目標に向かって進むには、まだ私には足りない事が多過ぎます。

まずは自分自身の事をしっかりして行かないといけませんね。


だいぶ話が長くなってしまいましたね。

2つ目の視聴した番組についても書きたかったのですが、まだまだ続きそうなので、また今度にします。


今日はたくさん学びになって良い日だったなぁ😊🌈

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