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なんだろう

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自分でも不思議に思う詩のような、エッセイなのか…内容もなんなのでしょうか?と思うような作品です
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永久欠番のあなたへ

永久欠番のあなたへ

やってしまった~

わたしの恥部を晒さなくて済んだ

書いていたのに
期限を過ぎていた

これは神様からの愛なのか

「小さなオルゴール」

忘れたい過去の話し
思い出したくもない
それでも書いていた
なんでだろう
分からない

そうだ、あなたはもうわたしの中では永久欠番
「小さなオルゴール」

心の中でホッとする
恥を晒さなくても良かったと

永久欠番になったことを
感謝します

わたしの恥よ

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母の庭に
ニオイバンマツリの花が咲いている

まだ紫の花が咲いている

とても良い薫りが香しい

ちょっと見ないうちに
枯れてしまうのか

来年また、会えたら

よろしくね

何の花?

何の花?

朝早く
歩いていると目に飛び込んでくる道端の花

母の家に咲く花と同じだ

気づいたら咲いている

花の名前を母は知らない

とても良い香りを匂わせる

母は時々切り花にして
花瓶に差して飾っていた

紫と白い花を咲かせている

昨年わたしも真似をして
飾るがすぐに枯れていた

母はジャスミンだと思っていたが
ほんの少し前に調べると

「ニオイバンマツリ」

紫の花が咲く
それが次第に白い花に変わ

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美味しいジェラート屋さんに行ってきた

知る人は知る絶品だ

午後1時前なのに売り切れ続出

それでも人は並んでる

後から後からやって来る

駐車場も一杯で

天気は良いし
祝日だ

さらさらと軽い口溶け

こりゃたまらんわ~

人がいるっていいですね

ずっとひとりでさみしかった

小さなことにも花が咲く

ちょっと面倒臭いこともあるけれど

それは当たり前のことだった

本当は当たり前なんて無いけれど

分かったふりをしてきたのか

一週間ぶりに買い物にゆく
ずっと引きこもったままだった

家にあるもので何とか過ごせていた

我ながら驚いた

週に一度、生協のお兄さんが来るからね
何とかなる

母もこうやって過ごしていたのか

やることはいっぱいある
掃除して片付けて

それでも身体は思うように動かない

落ち着きのないわたし

バタバタしてる

こころの中は

もっと冷静になりなさい

地に足を着けて

がんばらなくていいからさ

あせらなくていいからね

止まっていてもいいんだよ

そんな言葉をかけてみる

わたしの中にいる

小さなわたしに

わからない

わからない

くだらないね
気持ちを吐き出して

どうなるの

どうにもならないし
どうしようもない

自分で自分を見下して
どうするの

何が楽しくて
何が楽しくないの

分からない、分からない
自分のことなのに
全く分からない

いつまでも泣いてばかりはいられない

母が旅だって
一年以上もたつ

時間じゃない
時が立つほど深くなる

かなしみが

堕ちてゆく、堕ちてゆく
淵からどんどん遠くなる

深みには

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桃栗三年柿八年

桃栗三年柿八年

「最低でも三年はかかるわね」

母の旅立ちを知る人にそう言われる

三年もかかるのか

わたしが立ち直るまでに

長い、長いと思っていたが
もうすぐ一年半が経とうする

長い三年は
あっという間なのかもしれない

それでもまだまだ立ち直れない

時折旅立った直後より
かなしみの深さが増してくる

泣きたくて
泣くわけではない
いつの間にか襲われる

相変わらずぼろぼろと泪はこぼれる

何にもしたく

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やっぱりね
愚痴は聴きたくないからね

明るい話しがいい

なんだかね
わがままばかりを言って来られて
腹が立つ

わたしは心が狭いから
何にも受け入れられないの

母ならば
どうするのかな
ふと考える

自分さえ持て余しているのに

人のことまで思いやれない

冷たいわたし

いらないや

いらないや

かなしくて、泪が出る

母の姿がなくなって
いつまでも母を追い求める

具合が悪く
布団に潜る

暑くなり、寒くなり

晴れの日も雨の日も

怠け者になるわたし

時々思い出したように掃除して

一日一合の米を炊く
カレーライスを作ろうか
そう思うだけで

みそ汁と香物でごまかす

米粉を買って来て
ずぼらパンでも作ろうか
それも出来ない

お茶を飲むのも面倒で
白湯で濁す

身体の中から悪いもの

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自分がない

自分がない

わたしってなに?
わたしって誰?

誰かのために生きてきた

それなのにわたしのもとには誰もいなくなる

誰かのためって誰のため

何をどうしたらいいのだろう

分からない、分からない

途方に暮れている
ずっと途方に暮れている

母がいなくなってから

しっぺ返し

しっぺ返し

やさしくされて喜んで
心を開く

そうすると必ずしっぺ返しを喰らう

何故だろう
わたしが甘いのか

それは見えない魂の成長のためにある
わたしだけではないだろう
誰しもが口には出さないけれど
そんな経験をしているはず

しっぺ返しを跳ね返すほど強くない
忘れなさいと言われても

心の中では傷ついて
ずっとずっと引きずっている

しかも忘れかかった頃に
また新たなしっぺ返しがやってくる

心の傷は

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心がね
繋がらない

一緒にいてもちぐはぐで

どうしても孤独になる

それならいっそ
誰とも繋がらない方がまし

そうやって生き行けるかな