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転職すると「錯覚資産」もゼロになる

新天地で2週間が終了。14年ぶりに転職してから新しい職場での気づきを、毎週のように振り返っています。

今回は、自分の強み(得意な事)と、弱み(苦手な事)があらためて理解できたということです。まず弱みという点から。

前職では「錯覚資産」でうまくやっていた

今までは14年も同じ会社・職場にいて、しかも支店長(責任者)という立場なので、色々な面で仕事のコントロールができていました。

自分が得意なことは積極的に自分でやるし、「ちょっと苦手だなぁ」と思うことは、むしろ他の得意な人にやってもらったほうがいいと考えて、仕事の割り振りもできたわけです。(苦手なことを全振りしていたわけではありませんよ)

つまり、自分の弱み(苦手な事)を隠しながら、うまく仕事をすることができたということだと思います。(失敗することを避けていたかもしれません)

だから、自分の得意だけを全面に押し出して、良い感じにセルフブランディングをすることができていました。

なので、周囲からは、「なんでもうまくできるよね」という良いイメージを持ってもらえるのですが、この高評価は、あくまで自分がうまくコントロールして積み上げていた「錯覚資産」なわけです。

「錯覚資産」について詳しく知りたい人は、ふろむださんの書籍がおすすめです。

しかし、今は新しい職場‥そううまくはいきません。完全なるアウェイ。

初めましてなのだから、錯覚資産なんてものはそもそもない。「中途が来たよ、はい!お手なみ拝見!」といった感じで、ゼロスタートなのです。

そして、管理職とはいえ「ただのオッサン新入社員」ですから、自分で仕事を選ぶわけにもいきません。

とりあえず、来る仕事、来る仕事の全てをこなすので、自ずと自分にとって苦手な仕事と出会う確率も上がります。そうなると失敗もたくさん増えます。

結構な割合で、「避けていたこと」に向き合うと、とにかく処理スピードは遅いし、ミスが多発するので、「あれ、この人こんなこともできないの?」と感じさせてしまうことも、ここ最近は多かったのではないかと思います。

あらためて、自分で仕事をコントロールできるという状況が、いかに自分の心理的安全性を生み出していたかがよく分かりました。

自分の強み(得意なこと)も再認識できた

そして、自分の強みという視点です。

強み、自分がゾーンに入って夢中になれる「得意なこと」も再認識できました。

「あぁ、自分の価値はここにあるんだな‥」「自分はこういうことに、心がときめくんだな」というのが肌感覚ですが、あらためて強く理解することができたと思います。

なんとなく理解できていたことですが、自分の強みで価値提供するというところが果たせないと、仕事は圧倒的につまらなくなると思っているので、あらためて認識できたことは本気でよかったです。

とかく、日常業務をしっかりとマスターしつつ、自分の強み(得意な事)をさらにブラッシュアップさせて、新天地で大きな価値提供ができるように引き続き、前進あるのみです!


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