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14年勤めた会社を辞めます|40代で転職を決意した3つの理由

この度、14年間勤めた会社を辞めます。

この結論にいたるまでに、かなりの長い時間をかけて、自分自身と向き合ってきました。

「転職なんてやめておいたほうがいいよ」と、反対する人も多くいたし、ぶっちゃけ今でも「本当にこれで良かったのか...」と思うことはあります。

それでも、今の自分が更に前に進むために、避けては通れない「重要な決断」になったのは間違いありません。

せっかくの機会なので、転職に至るまでの自分の思考や、「今の会社」への想いだったり、自分の心の整理も含めて言語化しておきたいと思います。

※「今の会社」とは2023年4月25日時点での話です。

なぜ、40代で転職を決断したのか?その3つの理由

関係者ふくめて色んな人たちから、「なんで転職するの?」と聞かれたのですが、主な理由は以下の3つです。

  • 10年後の自分にワクワクできなかった

  • 「快適ゾーン」ではなく「成長ゾーン」へ

  • 40代は今までと違う「新しいビジネス」を経験したい

めちゃくちゃ抽象的ですが、これらを一つずつ深掘りさせてください。

10年後の自分にワクワクできなかった

今の会社で継続して働き続けることを想定した時に、「10年後の自分にワクワクしなかった」というのが一つ目の理由です。

このまま続けていれば、間違いなく今よりも収入は上がっているだろうし、社内的ポジションも上がっていたと思いますが、「やっていることは、これまでの延長線上で、大きく変わらないのではないだろうか…」というのが大きいかもしれません。

今よりもっと偉くなって、自分の役職にあぐらをかいて、ドヤ顔したいなんていう気持ちは一切ないです。

偉くなることだけに1ミリも興味はなくて、今の会社に居続けることで、本来の目指すべき「ありたい自分」という理想像が、この先の世界ではイメージできなかったというのが一番の理由だと思います。

一度きりの人生。お金とか地位だけじゃなくて、常に新しいことにチャレンジして心の底からワクワクしていたいんですよね。

「快適ゾーン」ではなく「成長ゾーン」へ

心理学者であるデニス・パークという人がこんな事を言ってました。

快適ゾーンにとどまっている人は、成長ゾーンに入れない場合がある。
年齢を重ねた人が新しいことを学べないとすれば、それはその人が老いているからではなく、新しいことを学び続けてこなかったから。

今の職場が自分にとって「快適ゾーン」になっているとは思っていませんでしたが、自分にとって「居心地のいい場所」であるのは間違いありませんでした。

慣れきったルーティン業務。変わらない人間関係。なんとなくで上手くやれてしまう職場環境。これらは、もしかしたら居心地の良い「快適ゾーン」なのかもしれません。

でも、「居心地の良い場所」では、それ以上の成長は得られないんですよね。

自分自身の「本当の成長」を願うのであれば、あえて「居心地の悪い場所」で戦う必要があると思うんです。

自分を爆速で成長させたいならこれしかないと思います。

いくつになっても新しい事に挑戦して「成長ゾーン」を目指したいというのが、僕自身の本音です。

自分の成長に悩んだら、冷や汗をかくような場所に行くこと。

「このままではいけない…」という危機感ほど、自分を磨けるスパイスはないです。

今の自分なら大丈夫という感覚を捨て、汗をかく場所に行く。

居心地が悪くなるくらい焦る場所ほど、自分を鍛えてくれる場所はないのかもしれません。

40代は今までと違う「新しいビジネス」を経験したい

これまで、人材業界(人材派遣・人材紹介)で14年奮闘してきたので、40代はこれまでに経験していない「新しいビジネス」に関わりたいという強い気持ちがありました。

それも、転職するに至った一つの動機です。

今の会社でメディア運営をするに辺り、WEBマーケティング、SEOなど、独学で勉強していたので、できるのであれば、自社で「WEBサービス」を提供している企業に転職したいと漠然と考えました。

これまで説明してきた3つの理由から、今の会社を辞めて転職する決断をしたのです。

今の会社にはマジメに感謝しかない

まともな社会人経験のない、自分を拾ってくれた「今の会社」には感謝しかありません。

当時は子供が生まれたばかりで、経済的にも苦しい状況だったところを救っていただきました。

海外に行く機会をたくさんいただけたし、新オフィスの立ち上げも経験させていただきました。

上司からはたくさんのチャンスをいただきましたし、同志であるメンバーにはたくさん支えてもらい、多くの気づきや学びをもらいました。

「面接官が、あなただったから入社を決めました。」というメンバーもいて、それはものすごく嬉しいことですが、その反面、自分を信じてついてきてくれた人たちには、とても申し訳ないという気持ちもあります。

振り返れば、美談ばかりではないし、泥水を舐めるような苦しいことも、泣きたくなるような辛いこともありましたので、感謝の言葉だけでは締めくくれない思いもある。

それでも、あの時、今の会社と、それぞれのメンバーと出会えたからこそ、今の自分があると確信しています。

どんな形になろうとも、その感謝の気持ちだけは変わりありません。

この決断を正解にするのは自分次第

悩みに悩んだけれども、最後の決め手は「自分の人生を悔いなく生きるため」という強い思いでした。

「挑戦しないでする後悔」よりも、挑戦することで得られる「未来の可能性」にかけたいと思ったんです。

何かを決断する時に「失うもの」と「手に入るもの」を天秤にかけていると、決めることを先送りしてしまうことが多いものです。

結局はどこまでいこうと、成功が約束された安全な道はないので、自分の手で「選んだ道」を強引にでも正解にしていくしかないんですよね。

この決断を正解にできるのは、自分自身の努力と結果でしかありません。

「あの時、俺の決断は正しかった…」と、そう言える日が1日でも早く来るようにとにかく頑張りたいと思います!


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