しばらくぶんしょうをかいていなかったきがする。私の生活から文章は遠く離れ、行間を開けることなく生きてきたせいで、スペースを押す機会も減った。だからこの記事の幕開けは平仮名だらけになっているわけで、まあ何が言いたいかというと、つまりは仕事に時間を取られ過ぎている日々を過ごしている。忙殺と言っても差し支えないかもしれない。
　貧乏暇なしとはよく言ったもので、私に文章を構築する暇なんてありはしないことなど、口座を見れば火を見るよりも明らかである。地道にゼロという薪をくべようと思う。
　しかし忙しさに殺されるとは、なんて物騒なことを考えたものだ。これが暇に殺される、暇殺であればどれだけ幸せなのかとも思う。心が亡くなった者など近寄りたくもなく、そんな奴よりも日がな叚りて生きている者の方がなんだか気が合いそうだし、殺されてもずっと納得できる。

　ああ、それにしても忙しい。ここで私の余暇が如何に少ないかを思い切り書きなぐってやりたいという気持ちが爆発しそうになるが、そんなことを書いたところで、ただの「忙しいアピールするやつ」というレッテルを張られるだけなので止めておこう。忙しいとすぐに口走る奴こそ実は忙しくないのだ。奴らはスケジュール帳が埋まることでしか喜びを感じられない異常者であり、五分で終わる予定も嬉々として書き込む。そしてジャンル毎にカラフルな色を付け、ディズニーの文字をトゲトゲの枠で囲む。本当に楽しいのはその「ディズニー」という文字を囲っている時だけだろうに、何故だか忙しいアピールをする奴らはそのことに気づいていない。ディズニーに行く日くらい書かずとも覚えておいて欲しい。

　話が脱線してしまったが、私はただの怠惰によって更新を止めていた実情を、回りくどくネチネチと言い訳がましく書きたくはない。もう手遅れかもしれないが。
　それでも事実としてあるのは、完全に文章を書く能力が著しく低下しているということだ。書いていないと文章筋は衰え、自分の言いたいことも言えないこんな能力じゃ、、、ポイズンといったところである。
　それにここまでの文を見て頂ければわかると思うが、上手いこと言ってそうで全く上手いこと言っていない。全部空回っている気がする。では以前は上手いことを言っていたのかと問われると、私は思わず口を閉ざしてしまうだろう。代わりにその下らない問を私に投げかけた輩を思い切りぶん殴る覚悟だけはした。従ってそれを答えとする。

　本当は新しく買った財布が最高だとか、競輪を見るためだけに三重まで行ったとか、コスパの高いじゃんけんを開発したとか、沢山の書きたいことが貯まっているのに、結局記事にできるのは私の脳内で展開されたお目汚しにしかならない事ばかりで、悔しさの極みである。
　さらに言えば、社会の荒波にもまれ、溺死寸前の今こそ現実逃避のオアシスであるnoteに帰ってこれば良かったのに、そうしなかった自分に怒りすらこみあげてくる。

　貯金はないのに貯文はある。これでは腹は膨れないが、現実逃避のための材料としては役に立つ。今後は再びnoteに潜水し、好き放題書いていこうと思う。現実に引き上げられる際、水圧差で膨れた内臓が口から出ない事を願う。
　以上、暫くはリハビリがてら汚い構成の文章になってしまい申し訳ないとは思いつつも、久しぶりの方や初めての方に見て貰えるような記事を更新できるよう楽しみながら書いていくことにする。