のろのろな野呂

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nichijo is days 全部エッセイというか日記です  https://peing.net/ja/noronorodays  ←質問や感想を頂けたら嬉しいです

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  • 結構気に入ってるやつ

    特に気に入ってるやつ入ってます もし気になった方がいればこちらからどうぞ(気になってもらえてめっちゃうれしいです!ありがとうございます!)

最近の記事

パピコは人生の孤独を際立たせる舞台装置である

 流石に暑すぎるんじゃなかろうか。ニュースによると、気温は約30度。例年の六月中旬並みらしい。十年に一度の猛暑は、私たちに容赦なく襲い掛かる。  というか、太陽は本当に何を考えているのだろうか。あと数か月もすれば思う存分暑くして良いとこっちは言っているのに、もう暑いのはルール違反である。最近雨が続いていたから、「僕はここにいるよ」と自己主張しているのだろうか。確かに彼は50億年前に産まれてから誰とも会わず、独り寂しく生きているが、それでもその主張は人に嫌われるだけだからやめて

    • 「あなたって何考えてるか分からないですよね」

       職場の後輩Oさんに、「野呂さんって何考えてるか分からないですよね」と言われた。確かに私は冗談を言う時も仕事の話をするときも真顔だし、自分から雑談をするタチではない。また、話を振られた時も、自分の話はあまりしない。人の話に相槌を打ち、笑い、いくつかの質問をする。別に仲良くしたくないわけではないが、仕事をする以上一線引いておきたい気持ちでいる。だから、結構寡黙な方だと思う。  「人なんて、誰しも腹では何を考えているかわからないものなんですよ。それに対して、『何を考えているかわか

      • きのこの山とたけのこの里の戦争に中立国はいらない

         たけのこの里ときのこの山、どちらが好きだろうか。あれは突き詰めれば、クッキーとクラッカー、どちらが好きかというシンプルな問題なんだと思う。チョコの含有率がどうとか、そういった込み合った話はもはやどうだっていい。明確な差があるのは結局のところ、小麦粉をどう調理するか。それでしかない。因みに全国ビスケット協会によると、『クラッカーはイーストや酵素で発酵させた塩味のビスケット。他にも、クッキーは糖分や脂肪分が多い手焼き風の甘いビスケット』らしい。ご参考までに。  私は一貫してた

        • 無理な抱負は自分を苦しめるだけだろうに

           今年も新年度がやってきた。本当に新年度(或いは年度末)というものは厄介であり、社会人になってから幾度この悪党に頭を悩まさせられたか分からない。  一年間何とか誤魔化して、皺を寄せて寄せて生きてきた罪を償えと言わんばかりの新年度は、私に鋭利な牙を突き立てる。一生懸命生きてきたつもりなのに、何故こうも反抗してくるのか。確かに不真面目で不埒な日もあったかもしれないが、あんまりじゃないかと思う。  しかし、始まったら始まったで悪い事ばかりではない。嫌な上司はどこかに飛んでいったし、

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          13本

        記事

          シャトレーゼでストレスをぶっ飛ばせ

           ストレスの発散方法は人それぞれだ。眠ったり、身体を動かしたり、友人と遊んだり。人々は自分なりの発散方法をみつけ、現代社会を上手く渡り歩くわけだが、ついぞ見つけられない人もいる。そうなってしまったら、外に散らすことも出来ない。積もりに積もった精神的な重圧は心身を蝕み、生活を脅かすだけだ。心を病むとは結局のところ、ストレスを自分に向けることしかできなくなってしまった状態なのかもしれない。  何かを失うことはストレスの種にもなるし、同時に除草剤にもなる。例を挙げると、恋人と別れ

          シャトレーゼでストレスをぶっ飛ばせ

          じゃんけんって効率悪くない?

          「じゃんけんってタイパ悪くね?」  日本にじゃんけんを知らない人間はいないだろう。グー、チョキ、パーで雌雄を決し、勝者は拳を高く上げ、片や敗者は膝から崩れ落ちる。あの時グーを出していれば、あの時パーを出さなければ。そんな後悔が思考を占有し、何も手につかない日々が私には存在した。それでも、じゃんけんはいつだって私の傍にいてくれたし、同時に勝った喜びも負けた悔しさも共有してきた。だから、私とじゃんけんはハサミで切っても切れない絆で繋がっており、その強固さは正に折り紙付きであるわけ

          じゃんけんって効率悪くない?

          四か月ぶりのnoteは緊張で手が震える

           しばらくぶんしょうをかいていなかったきがする。私の生活から文章は遠く離れ、行間を開けることなく生きてきたせいで、スペースを押す機会も減った。だからこの記事の幕開けは平仮名だらけになっているわけで、まあ何が言いたいかというと、つまりは仕事に時間を取られ過ぎている日々を過ごしている。忙殺と言っても差し支えないかもしれない。  貧乏暇なしとはよく言ったもので、私に文章を構築する暇なんてありはしないことなど、口座を見れば火を見るよりも明らかである。地道にゼロという薪をくべようと思う

          四か月ぶりのnoteは緊張で手が震える

          クリスマスキャロルが流れる頃にはデパ地下に用がある

           師走ということもあり、なかなか記事を更新できずにいた。そう考えると、私も立派な坊主なのかもしれない。  そんな坊主の端くれとしてはいかがなものかとは思うが、そろそろクリスマスの準備をする必要がある。というのも、クリスマスイブ当日はM-1グランプリが十五時から始まるわけで、そうなってしまうと以降テレビから離れられない。だから、他の人よりも早く取り組まねば、なんとも味気ないクリスマスイブになってしまうのだ。テレビを見るだけの時点で味気ないと言われれば、まあ全くその通りなのだが、

          クリスマスキャロルが流れる頃にはデパ地下に用がある

          お酒はミステリーと共に

           酒が好きだ。弱いけれど好きだ。二杯も飲むと顔が真っ赤になり、周りから心配されるけれど、それでも好きに違いはない。学生の頃は吐くまで飲み、鴨川に飛び込んだりしたこともあったが、今では許容量も把握し、一応嗜む程度に収めることはできる。  私は普段、友人と飲むことが多い。彼らと居酒屋で盃や冗談を交わすことは、人生に良い影響を与えてくれている気がする。  ただ最近、独りで飲むのも悪くないとも思う。料理を作りながら、それと同時にラジオを聴きながら飲む酒も非常に楽しい。耳も目も鼻も手

          お酒はミステリーと共に

          光栄なことに賞をいただきました。やったー https://note.com/note_food/n/n997e21a5aa1a

          光栄なことに賞をいただきました。やったー https://note.com/note_food/n/n997e21a5aa1a

          誰が何と言おうと「こすらず落ちる!」を信じてはいけない

           浴槽用洗剤は、こぞって「擦らず落ちる!」と銘打っているが、落ちるわけがないと思っているのは私だけだろうか。洋子のはなしは信じてはいけないし、「擦らず落ちる!」も信じてはいけない。  私だって、最初は信じていた。村の少女が如く純粋な目をして浴槽の壁面に泡を吹きかけ、綺麗になるのを微笑みながらずっと待っていた。しかし、泡たちは無情にも汚れの上を滑り、洗剤を何度吹きかけてもそれは変わらない。浴槽を指の腹でなぞると汚れがザラザラと引っかかり、心もざらついていくのを感じた。  私はそ

          誰が何と言おうと「こすらず落ちる!」を信じてはいけない

          地方の土産菓子はまだ私に学べと言うのか

           相変わらずお土産のお菓子が好きすぎるので、東北旅行に行く友人に無理やり数千円を渡して、思いのままお土産を買ってきてほしいと頼んだ。  受け取る寸前まで友人は「もう通販やアンテナショップで買いなよ」と言っていたが、それではいけない。あくまでもお土産はお土産であるべきで、その地方も行かず、自分で選んでしまっては台無しだ。また、人に頼むことで、その人の趣味嗜好が入り込む余地が与えられる。自分では買わないようなお土産も買ってきてくれるので、私の地方銘菓に関する見識も深まるわけだ。

          地方の土産菓子はまだ私に学べと言うのか

          天は人の上に人は造らず。ヌーと狸は造る。

            金曜日から日曜日まで、愛知県に帰省した。拙宅から実家までは電車と新幹線で四時間弱、距離にして三百六十キロあるため、まあまあ大変な大移動だ。帰るだけで疲れてしまう。  しかしこれがヌーであればすぐに特集が組まれるのに、私だと誰も注目しないのはなぜなのだろう。明らかにヌーよりも下の扱いだ。大昔に「天は人の上に人を造らず」と偉い人が言ったようだが、それは上にヌーを造ったからなのかもしれない。ヌーと横並びなのもそれはそれで怖いので、そのくらいが丁度いいんじゃないかとも思う。  

          天は人の上に人は造らず。ヌーと狸は造る。

          急に寒くなるな、地球

          この記事は本当に読む意味が無いです!お時間ありましたら是非他の記事をお読み頂けると嬉しいです。  なんか最近本当に書くことが無い。書くことが無いし、寒い。つい先月まで半袖半ズボンで過ごしていたのに、今は長袖長ズボンの上に着る毛布を着て、さらにその上には普通の毛布で体をくるんでいる。なんだか蛹になった気分だ。春に羽化できたらいいなと思う。  寒いのは好きだと思っていたが、どうやらそうではないらしい。度々「冬は超超超、いい感じ、超超超超いい感じ」とあちらこちらで言いふらしていた

          急に寒くなるな、地球

          酸いも甘いもむらさきいも

           昨日、一キロの芋を買った。たくさん種類があったのだが、グラムで換算して一番安いものを選び、いい買い物をしたなとホクホク顔で家に帰った。  家に帰り、早速切ってみると、断面が毒々しい紫色をしていた。しまった。私が買ったものは紫芋だったのだ。私の眼には数字しか映っておらず、品種に関しては見逃していた。調べたところによると、これは多分あやむらさきというやつらしい。  何でもかんでもオレンジ色や紫色にさせたがるハロウィンが過ぎたから、安くなっていたのだろうか。私は見捨てられた紫芋を

          酸いも甘いもむらさきいも

          「よだれ鶏」は自分が本当に欲しいものを知っている

           休日、大衆的な中華料理屋に行った。ビールを頼んでメニューを見ていると、友人が「よだれ鶏ひとつ」と店員に言った。  よだれ鶏とは四川料理のひとつで、茹でた鶏肉に唐辛子や花椒、ラー油の入った辛いタレをかけた冷菜である。中国語では口水鶏と書き、この口水がよだれを意味している。  よだれ鶏は「この料理のことを思い出すだけで、よだれが出る程美味しい」から、この名前が付いたらしい。そんなことで由来になるのならば、なんだってよだれ○○が作られてもおかしくない。よだれパンとか、よだれ丼と

          「よだれ鶏」は自分が本当に欲しいものを知っている