2022年に読んだ小説ベストナイン
Yoshiyaです。
私にとって2022年は、今までで最も本を読んだ年でした。
そこで「2022年に読んだ小説」の中からお気に入りの9冊を選んでみました。
本記事では、私が選んだ小説を1冊ずつ、インスタの投稿も添えて紹介します(順不同)
また、私のインスタアカウントに興味を持ってくださった方は、ぜひお友達になりましょう^^
1.「早朝始発の殺風景」(青崎有吾)
密室の中で物語が完結しちゃう、ちょっと気まずい青春ミステリー。
この本を読んで、現実の何気ない日常も伏線だらけなんだろうなと思いました。
事件性のない日常をより楽しめるきっかけになるかもです。
2.「赤と青とエスキース」(青山美智子)
赤と青の対比が綺麗な、絵画が繋ぐ物語。
とにかく物語が美しくて感動。
青山美智子さんの作品は、温かくて元気をもらえる作品ばかりですが、その中でも本作は人生に対する重み・深みを特に感じられました。
3.「俺ではない炎上」(浅倉秋成)
小説ならではの○○トリックに驚かされる、二度読み必至のミステリー小説。
SNSの特徴が最大限に引き出されていました。
表題にもある「俺ではない」に対して込められた作者の強い想いが刺さります。
4.「ホケツ」(小野寺史宣)
ポジションは与えられるものではなく、見つけるもの。見つかるもの。
自分がサッカー部経験者のため、共感することも多く、ラストはうるっときちゃいました。
自分の居場所に悩む方にお勧めしたいです。
部活をやっていた思春期の頃、小野寺さんの小説に出会えてたら、心もより成長できただろうなと思いました。
5.「汝、星のごとく」(凪良ゆう)
「正しさ」と「感情」の葛藤で心揺さぶられる極上の読書体験ができる作品。
とにかくストーリーに引き込まれました。
エピローグにはうっとり。
「自分の人生は自分で決める」
凪良ゆうさん、このテーマで書かせたら強すぎです。
6.「同志少女よ、敵を撃て」(逢坂冬馬)
2022年を象徴する一冊。
今この時に読めてよかったです。
世界史が苦手なのもあって、3週間かけて読み終えましたが、読了後の充実感(達成感?)をとても感じました。
特に最終章の展開がすごくて
正に「同志少女よ、敵を撃て」です。
7.「アーモンド」(ソンウォンピョン)
感情を持たない少年に、感情を持っていかれる作品。
一本の映画を観終わったような読後感。
感情を持たないユンジェの発言には、なるほどと核心をつくようなものからクスっと笑えるようなものまであり、最後には感動しちゃいました。
8.「スモールワールズ」(一穂ミチ)
小さな世界を外界と繋げた、不思議な魅力を持つ物語。
あらゆる感情が溢れ、心に染みた1冊です。
誰もがそれぞれの問題を抱えた小さな世界で生きている。
それらの小さな世界はどこかで外とも繋がっていることを、本作品の「仕掛け」によって感じさせられました。
9.「アルジャーノンに花束を」(ダニエル・キイス)
人生で大切なことに気づかせてくれる不朽の名作。
知的障害を持つ主人公が、知能を高める手術を受けて天才になるSF小説。
2度もドラマ化されているので、ストーリーを知っている方は多いかもしれませんが、本作品は小説で味わうのがとてもおすすめです。
ラストはかなり泣けました。
読書投稿を始めてよかったこと
2022年は、本をたくさん読むだけでなく、その感想文をインスタにたくさん投稿した年でもありました。
最後に「読書投稿を始めてよかったこと」を3点挙げます。
共感できる人と繋がれた(お友達ができた!)
思慮深くなった
人生で大切なことが見えてきた
読書は本当にコスパがよいので、2023年もたくさんの本を読みたいと思います。
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