見出し画像

制約があった方がクリエイティブなものが作れる?

そもそもクリエイティブってなんだっけ?

辞典によると「創造的・独創的」で「独自の発想で何かを作り出す」ことらしいです。

 独自の発想と言うなら制約なく自由にやったほうがいいのでは?

そう感じますが、結論を言うと制約があったほうが効率的にクリエイティブなものができそうです。

そもそも本当にまったく何の制約もなかったら……それは「何もしない」という選択肢もあるということで、そうなったらもちろん何もしません。何かを作ろうと奮い立たせるためには絶対に何かしらの制約が必要なんです。

クリエイティブに結びつくポイントは3つ。

1つ目、
まず「まったく新しいアイディア」というのは基本的にないです。新しいアイディアといっても既存のアイディアのかけ合わせや過去からのひらめきで生まれます。

独創的な花を描こうと思っても必ず何かの花に似ます。何にも似ていない花はすでに花ですらないので。

2つ目、
アイディアは「繰り返す」ことで良くなります。なんでも一回で良いものなんてできないです。繰り返すためにはどうすればいいでしょう。当たり前ですがまず「最初の一歩」が必要です。最初に何かがあるから繰り返せます。

3つ目、
みんな「ゲーム」が好き。ちょっとした課題をのりこえる達成感はみんな好きです。


制約を取り入れることのメリット

まず簡単に始められます
まったく完全に自由だと選択肢が多すぎて逆に何もできなくなってしまいます。適度な制約があることで始めやすくなるんです。

今日のご飯は何にする?・・・これ難しい質問ですよね。
でも「和食で何食べたい?」ならお寿司でも焼き魚でも思い浮かびます。
「和食」→「お寿司」は1ステップでたどり着きますが、「何でも」と言われると「ご飯ってどういうものがあったっけ…」から始まるので料理名にたどり着くまでのステップが多くなるからです。

とりあえず何か始められたら「目の前に何かある」というある種の制約から次の具体的なアイディアも思い浮かんできます。

「簡単に始められる」に加えて、制約によって「最初の一歩」の方向性が決まるのも重要です。
実は何でもいいアイディアを作るだけなら制約はいらないです。目をつぶってキーボードを叩けば独創的な文章(とも言えないテキスト)ができます。かなり独創的なアイディアです。でも独創的だから何でもいいわけじゃないです。「独創的」かつ「使える」アイディアが欲しいはずです。そのためには「制約」によって最初の一歩の方向づけが大事です。

適度な制約でやる気がおきます
本当になんの決まりもなく何でもしていいなら……それはもうなんにもしなくていいってことです。人間は楽をしたがるのでそうなったら何もしません。ちょっとした課題があることで「よしやってやろう」と思えます。

まとめ

まず作る。そこから身体性を持ったフィードバック(実際に見たり聞いたり触ったり)を得て、作り直して、そこからまたフィードバックを得て……これを繰り返しすることでモチベーションを持って独創的かつ使えるアイディアが作られていきます。

そのためには「制約」によって「ある程度の方向性」の上で「まず手軽に作る」ことが大事です。その後で練り上げていく。

制約が強すぎるとつまらないアイディアになるし、制約がゆるすぎるとアイディアがまとまらないので「適度な制約」が大事。

それによって結果的に効率的に質の高いクリエイティブさが発揮できるということです。だと思います。知らないけど…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?