見出し画像

さみしい夜にはペンを持て

はじめに

こんにちは、眸(ヒトミ)です。
「同人やろうぜ!」とは、まだ同人誌即売会(イベント)に参加したことがない人、いつか参加したい人に向けて少しでもタメになる情報を提供して即売会への参加を促すnoteです。

ようやく気温が下がってきて、毎朝水槽の水換えをするときにはその水の冷たさに秋の訪れを感じられるようになりました。
みなさま、如何お過ごしでしょうか。
カメの食欲は依然として旺盛なままです。


さみしい夜にはペンを持て

さて、夜が長くなると色々考えてしまいませんか?

めちゃくちゃ頑張って書いてる記事よりそこらへんの愚痴noteの方がスキが多いこととか……
相互さんと比べてX(Twitter)のインプレッション数が著しく低下したこととか……
今年出した新刊の数……
今後の生活プラン……
壊れた洗濯機……
増える酒量……
減る筋肉……

そんなやるべき全てのタスクを犠牲にしてティアキンのクエストをこなしています。
バカなのかな????

▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥

……そんな色々と考えてしまう夜に読んでほしい作品が「さみしい夜にはペンを持て」です。

うみのなか中学校に通うタコジローは、
学校にも居場所がなく、自分のことが大嫌い。
ある日、不思議なヤドカリおじさんと出会ったタコジローは
その日から、どんどん変わっていく…

主人公は中学生のタコジローくんであることからわかる通り、この本は10代の少年少女に向けられた本なのですが、
ふとした瞬間に『虚無感』に襲われる大人にもおススメの一冊です。

虚無感と呼称しているこの気持ちはなんだろう?

この虚無感はどこから来たんだろう?

ぐちゃぐちゃに絡まったコードを手元から手繰って解いていく感覚にちょっと似ています。



このnoteの読者さんは少しでも同人活動や創作活動に興味のある方が大半なので、自分の心の声に耳を傾けるような所業は常に行っているのかもしれませんが、
「同人活動は自分が楽しければオッケー!」と分かってはいるものの、インプレッション数やいいね等で注目度が数字となって可視化されてしまう今日この頃、人と比べることを止められなくて疲れてしまった人も多いのではないでしょうか。

例えば先に紹介した私の「モヤモヤ」の内訳。
ゲームをやってるせいで原稿が進まないとか、運動不足なんかは原因が自分にあるので改善のしようがあるのですが、(壊れた洗濯機はとっとと家電屋に買いに行けば解決する話だし)

他人にいいねが集まっていることや活発に活動していることに自分がモヤモヤしたって仕方がないわけで。

▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥

大人になると「自分がもっとデキる人間なら」とすべての原因が自分にあると思いがちです。
しかしその問題を紐解いていくと自分じゃどうしようもないことだったり、取るに足らないことだったりすることもあるのではないでしょうか。

ちなみにこの本を書いた古賀史健さん。
過去には「嫌われる勇気」(共著・岸見一郎)も出している方で驚きました。
私、その本も持ってる!

『さみしい夜にはペンを持て』は疲れた心を癒すことの他に、「その時どう感じた?」「この気持ちに名前をつけてみよう」「その名前はいまの気持ちを表すのに最適な言葉なのかな?」と、自分の気持ちを探る・言語化することの大切さ、面白さを知る「玄関口」のような作品だと思います。

そして、言語化することが少しでも楽しくなって創作活動に足を踏み入れるきっかけになってくれたら嬉しく思います。
何歳からでもオッケー!

それではこの辺で。


以下、宣伝です。

―――― 次回参加イベント ――――
2023年10月22日 関西コミティア68(京都パルスプラザ)
スペースナンバー C-39

趣味でBL漫画を描いています。BOOTHにて通販もしていますので興味があれば覗いてみてください。すぐにDLして読めるPDF版がおススメです。

youtubeはじめました!
noteで紹介するには主旨が逸れているものや、記事にするほどでもないことを、酒を片手に喋るラジオとなっております。
まだまだ拙い動画ですが暇潰しにでも聞いてもらえると嬉しいです。


この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?