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砥部焼そば猪口を白湯飲みに使う

おはようございます。ナオコです。


暮らしは民藝の器と共に。


これが私の生きる喜びの秘訣です。使うということ。集めるではなく、というところです。私は案外そんなに多くは持っていません。父母の器もありますから、その兼ね合いのもとに選んで買っています。バランスは考えます。


私個人で使うようなカップとか湯呑類はわりと自由に買いますが、お皿や鉢はかなり考え吟味します。みんなで心地よく気分良くごはんを食べること、父母の好み、その上で私のセレクトが入ります。


そんなやり方をしてきました。


先日、いつものお店に年始初めてのお買い物に行ってきました。年始のご挨拶もして、気持ちよくお買い物させていただきました。


その時お話をしていたのが、もちろん器についてなんです。
大好きな小代焼や小鹿田焼を日々の暮らしの中で使っているのはもちろんなんですが、ここのところ、砥部焼の素晴らしさに立ち返っているとお話をしました。原点に帰っているのです。


こんなお話しをしたら、意外にも、


そういうお客様多いですよ。


と、お店の方がおっしゃってました。


なんだかわかる気がしますね。同じ心持ちの方がいらっしゃるということが。


砥部のどこがそんなにも魅力なのか。


お店の方から初めて聞いたお話、


「夫婦げんかしても割れない」

お皿を投げあっても割れないというくらい丈夫だということ。


これには感動しました。新たな発見です。


私も砥部の魅力は丈夫さ。これ一番だと思っています。だから、死ぬまで使うと思える。そんなふうに想像できる。そこまで、寄り添ってくれる器だと思わせてくれる。そこが魅力なのではないでしょうか。


私は素晴らしい民藝との出逢いをしました。幸せです。


すぐそこに在るものが、自分で選び納得し、美を感じる。そして、口をつけて使う。この暮らしの豊かさを知ってしまったら、もうやめられません。


今日は、今年初めての器のお買い物をご紹介します。

砥部焼中田窯そば猪口

中田窯さん。現代的な新しい息吹も感じつつ、骨董への意識を強く感じます。この古さと新しさの融合、そこが中田窯さんの魅力です。少なくとも、私はそんなふうに感じとっています。温故知新の精神を感じるのは私だけでしょうか。素晴らしい窯元さんです。

この絵付けは何でしょうか。なずなでしょうか。

そば猪口は何にでも応用できます。これは中サイズで、少し小さめです。なので、白湯をいただくために購入しました。最初にすすった瞬間から、もう何年も使い慣れた器のように馴染むそば猪口です。毎日使っています。

それから、器と色の関係について一言。白湯の場合、透明ですからその透明感を生かしてくれる器を選ぶと、より楽しく心地よく過ごせます。美意識の問題ですが。その点、白湯には白が向いています。いろいろと試した結果です。これも個人の好みがありますから、断定はできませんが。

そば猪口は、応用効きますから、少し大きめ買うと、コーヒーや黒豆、アイス、野菜スティック入れたり、工夫次第でいろいろと使えます。おすすめです。


今年はどんな器に出逢えるのでしょう。楽しい一年になるでしょう。


またこのようなお話を聞いていただける機会にありがたく感じています。

それでは、またお会いできますように。
ありがとうございました。



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