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258.noteの世界を大切にしよう!ここは悪口をいう世界じゃあないのだから!


1.著作権という怪物たち


 今、著作権という「怪物」が多くの人々を侵食しはじめた。

この「怪物」は姿が見えない。この「怪物」はモノではない。

あまりにも安易に簡単に誰にでも手に入るこの「怪物」の操作を誤れば大きな傷を負う。しかし、その傷の深さや傷みを知る人が少ない。

ある会社ではたった一人の従業員がその「怪物」を無断で使用したため噛み付かれ会社が倒産してしまった。後に残された社長には大きな借財だけが残り、従業員は路頭に迷う。たった一人の従業員の誤りで…。

ある行政は、フリーソフトだから自由に使ってもかまわないと思い、すべての部署で使用した。すると、数千万円近い請求をされた。それは今までの過去に、すべての部署で使用したイラストの使用回数だった。

もちろん、訴えられるのは、使用した職員ではない。長である市長や区長だ。しかし、そんなお金はないし、たとえ、負けてもらったとしても税金から支出しなければならない。
そうなると、このような大金は議会で承認を受けねばならないし、何よりもマスコミ等に公表され、失職する可能性もある。

この行政には、3000人以上の職員がいるだろうか? 
ある市ではフリー素材の気にいったソフトをすべての部署で使用するようにした。ホームページや広報物、すべての印刷媒体などだ。

しかし、後日その「怪物」が食いついた。

その額、約6000万円ほどだ。この市ではフリー素材だから無料で使用できると勘違いしたのだろう。たった一人の職員の指示で…。

しかし、勘違いでは済まない。この6000万円は過去の使用期間を遡り計算された数字だ。この「怪物」の最大の武器は著作権侵害だった。

無許可、無断使用の恐ろしさでもある。

これは事実のほんの一例である。

©NPО japan copyright association

 

私たちは生活や仕事の中でこのネットやスマホに関わる時間が一番多いのではないだろうか? 街を歩けばほとんどの人々がスマホを使用している。

電車の中もバスの中でも車の中でも、このような光景を見て奇異に思う人はわずかなのだろうか? スマホやネットがないと不安に陥る人々も多い。

まるで身体の一部のような、お守りのような不思議な時代を迎えている。

しかし、それは危険(怪物)なお守りだということをまだまだ知る人は少ない。

 

現在の日本ではスマホはとっくに一億を突破した。

スマホがこれだけ浸透したのは情報の共有と素早さにある、と同時にデジカメ機能、メール機能、ホームページ機能やブログ機能。そしてお財布ケータイと次々にバージョンアップされていく。もはやパソコン機能そのままともいえる。

誰でも簡単に操作でき、画像も美しく、簡単にコピーすることが可能。

今まで手紙や文章を書かなかった人たちが文章を書く(打つ)ようになったこと。

今まで写真に興味がなかった人たちが写真を撮るようになったこと。

今までパソコンをしなかった人たちがスマホでホームページを見たり、ブログまやSNS等の投稿や、検索したり、商品等の注文や映像、音楽を聞くようになったこと。

しかも、文字はキレイだし、写真もプロ並みに撮れる。文も活字だと上手に見える。最近の年賀状はスマホで済ます人が多くなってきた。

さらに、IPAT等の普及により今まで本すら読まなかった人たちの多くが本を読み(見る)出すのだろうか? 本は自分の読むという意識から読むもので画面で文章等を見るというのには限界さえ感じている。

しかし、反面、大きな問題もある。

それは、著作権の問題だ!

誰もが自由に簡単に美しく利用できるデジタル時代。誰もが知らぬ間に、意識せずとも創作者となり、著作者となる、一億総クリエイターだ。創作者でクリエイターとなるためには最低限度のルール(法律)を学ぶ必要がある。

しかし、学ぶ手立てがない。

「著作権侵害」、近年これだけ問題となっている事件。

しかし繰り返される事件のひとつです。

©NPО japan copyright association


そして、今までは、考えられないトラブルが続出し始めた。
それが、誹謗・中傷・悪口・苛めなどだ。それらを総合すると、すべて苛めです。

その苛めも時代とともに様相が変わり、現実的には法体制は追い付いていない。国は、デジタル庁なるものを設立しているが、相変わらず個人情報など筒抜け状態。

詐欺や騙しは年々増え続けている。
もちろん、被害者も続出している。

どうして、著作権が怪物化し始めたかと言うと、著作権は関連の法律の集合体といえるからです。

それは、「著作権」「著作者人格権」「肖像権」「プライバシー権」「パブリシティ権」「不正競争防止法」「個人情報保護法」「特許権」「意匠権」「実用新案権」「商標権」と様々な複雑な権利につながっているからです。

例えば、写真を撮る人には「著作権」「著作者人格権」があります。
写真を撮られた人には「肖像権」「プライバシー権」「パブリシティ権」「個人情報」が含まれます。

そのため、スマホで撮影した写真や映像を「著作者」や「肖像権者」からの許可なしにSNS等の投稿に利用していることです。

また、スマホの写真などの、人が見られたくないもの、人に見せたくないもの、人のプライバシーなどを公表する、いじめなども増え続けています。

誰もが簡単に写真や映像を簡単に拡散できる恐ろしさもあります。


©NPО japan copyright association

また、相手の姿のわからない、言葉だけの暴力、スマホなどでの誹謗、中傷、暴言、悪口など、個人間だけのものがSNSに勝手に投稿されて拡散してしまいます。

さらに、このnoteの世界でも、誹謗、中傷、悪口なども目立ち始めてきました。本来はこのnoteの世界はクリエイターさんたちの自由なる創作、表現の場にかかわらず、まるでコメント欄が2チャンネル化し始めています。

noteのコメント欄は個人間の場ではなくて、作者の考えや意見交換の場なのですが、知らない人が見たら何かの井戸端会議化しているものもあります。

そして、これらのトラブルには、さらに問題もあります。
それは、「言葉遣使い」、礼儀です。

言葉の使い方、言い方などもSNS上のような個人間の言葉使いです。
お互いが信頼関係のある場合は、何も問題はありませんが、その言葉一つで相手を不快にさせたり、言い方一つで言い争いにまで発展してしまいます。

このnoteの世界は、クリエイターさんたちの創作の場です。
それが、コメント欄で壊されていくのです。
それこそ本末転倒だと思うのです。

丁度、電車内で争いが起きたときに、見て見ぬふりをしている人たちのように、そのためにその者たちが増長してしまう恐れもあるからです。

私たちの協会には、たくさんの質問が来ます。
基本的にはコメント欄で丁寧にお答えさせていただいているのですが、お問い合わせメールも増えてきました。

それは、当然、プライバシーやトラブル、問題点のあるものですから、コメント欄では限界があります。
ですから、そちらも誠心誠意、頑張って対応させてもらっていますが、一方的な自分の主張と、自分にとって都合の良い答えを聞き出したい人も多く、かなり苦労もしています。
あまり酷ければこの問い合わせメールの返答も自粛するかもしれません。

なかでも、挨拶もない、名前もない、状況説明も少ない、もっと酷いのは言葉遣いです。最低限、人間対人間なのですから礼節は最低限必要だと思います。これらも、形の違う暴力のように感じるのは私だけでしょうか?


©NPО japan copyright association

さらに、酷いのが営業メールです。
「あなたのnote記事は、素晴らしい。ぜひ、当社で出版しませんか?」という営業活動をする者や、何かを売ろうとする者たちも増えてきました。

でも、現実は高額なものばかりなもので、お金を持っている人が対象なのかもしれません。これかも、形の違う詐欺まがいと同じような気がします。

こんな相談も多くなりました。

私たちは弁護士、弁理士ではありません。
あくまでもクリエイターさんたちを応援し続けている市民団体です。

私たちの収益はnoteの世界ではなく、講演活動と出版活動が中心で、このnoteが必要な人たちがお役に立てばとの思いで発信し続けているものです。

以前は、noteの詐欺問題を取り上げて、「本物ぽい偽物」には、かなりの注意を払い、たくさんの人たちにお伝えしてきました。

しかし、不覚にも、見破ることができず、「偽物ぽい本物」があることがわからず、この私たちのnote記事が一方的に消されてしまった過去もありました。(いまだに細部のことがわかりませんが、そういうものなんですね、きっと…)

この「著作権note」の第1作目は、2021年9月13日です。
毎週(月)(水)(金)の週3回連載。
丁度、1年と8か月ぐらいでしょうか?

これからの時代を見据えて、質問者の方々の要望も多く、しばらく「誹謗、中傷、暴力」を「新たないじめ」として捉えて、まとめたいと、現在、準備しています。

noteのクリエイターさんたちとともに、多くの方々にお役に立つ情報をお届けしますので、みなさまのお力をお貸しくださりますようお願い申し上げます。特に、ご存知の通り大切な権利なのですが「著作権」のキーワードはあまり人気のない世界のようです。でも、必要不可欠なクリエイターさんたちの権利には違いないものだと思っています。


皆さまとともに、このnoteの世界を大切にしたいと願っています。
新しいシリーズの準備ができ次第公表いたしますのでどうかよろしくお願い申し上げます。

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※注 この著作権noteは1999年からの事件を取り上げ、2000年、2001年と取り上げ続け、現在は2002年に突入。今後はさらに2003年から2020年~2022年に向けて膨大な作業を続けています。その理由は、すべての事件やトラブルは過去の事実、過去の判例を元に裁判が行われているからです。そのため、過去の事件と現在を同時進行しながら比較していただければ幸いでございます。時代はどんどんとネットの普及と同時に様変わりしていますが、著作権や肖像権、プライバシー権、個人情報なども基本的なことは変わらないまでも判例を元に少しずつ変化していることがわかります。
これらがnoteのクリエイターさんたちの何かしらの参考資料になればと願いつつまとめ続けているものです。また、同時に全国の都道府県、市町村の広報機関、各種関係団体、ボランティア、NPО団体等にお役に立つことも著作権協会の使命としてまとめ続けているものです。ぜひ、ご理解と応援をよろしくお願い申し上げます。
                           特非)著作権協会


 
「クリエイター著作権全般」特定非営利活動法人著作権協会(NCA)

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Character design©NPО japan copyright association Hikaru

 



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いじめにあって悲しくなったり、
死ぬことを考えるほど困ったりしたら

〈24時間いじめ相談ダイヤル〉 0570-0-78310(電話)
自殺対策支援センター ライフリンクhttp://www.lifelink.or.jp/hp/link.html
 全国どこからでも、夜間・休日を問わず、いじめ等の悩みを相談できます。
 
 A ネットトラブル相談窓口リンクがあります。次の連絡先を保存し自分の「お気に入り」に登録しておけば、困ったとき、トラブルに巻き込まれたと
きの相談先になるでしょう。
■警察庁:インターネット安全・安心相談
http://www.npa.go.jp/cybersafety/
http://www.npa.go.jp/cyber/
■各都道府県別相談(サイバー犯罪)
https://www.npa.go.jp/cyber/soudan.htm
■文部科学省
「24時間いじめ相談ダイヤル」 0570-0-78310
http://www.mext.go.jp/ijime/detail/dial.htm

総務省電気通信消費者相談センター
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/top/madoguchi/tushin_madoguchi.html
法務省 人権侵害の窓口
http://www.moj.go.jp/JINKEN/index_chousa.html
 ■インターネットの人権相談
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/200808/3.html
 
相談できる内容:インターネット人権相談受付、みんなの人権110番など、人権相談窓口があります。インターネットによる人権侵害のほか、様々な人権問題についても相談を受け付けています。
■インターネット人権相談受付窓口
パソコンからの相談はこちら / 携帯電話からの相談はこちら
全国共通人権相談ダイヤル(みんなの人権110番)
電話:0570-003-110(ゼロゼロみんなのひゃくとおばん)
最寄りの法務局につながります。
子どもの人権110番(フリーダイヤル)
電話:0120-007-110(ぜろぜろななのひゃくとおばん)
「いじめ」や虐待など子どもの人権問題に関する専用相談電話です。
女性の人権ホットライン
電話:0570-070-810(ゼロナナゼロのハートライン)
女性の人権問題に関する専用相談電話です。
内閣府 
児童虐待、いじめ、ひきこもり、不登校についての相談窓口
http://www8.cao.go.jp/youth/soudan/map.html
国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/map/
相談できる内容:消費生活全般に関する苦情や問い合わせ。高額請求、ネット詐欺など
JADMA通販110番
http://www.jadma.org/DM110/index.html
  相談できる内容:通信販売のトラブル全般
違法・有害情報相談センター
http://www.ihaho.jp/
相談できる内容:インターネット上の違法有害情報相談窓口
迷惑メール相談センター
http://www.dekyo.or.jp/soudan/
相談できる内容:迷惑メール全般
セーフライン/一般社団法人セーファーインターネット協会
http://www.safe-line.jp/
■通報フォーム
https://www.safe-line.jp/report/
  できる事:違法・有害情報を通報→場合によっては削除
■インターネット・ホットラインセンター http://www.internethotline.jp/
相談できる内容:インターネット上の違法・有害情報の通報受付窓口
 ■一般財団法人インターネット協会 http://www.iajapan.org/hotline/dantai/1-039.html
  相談できる内容:インターネットのルール&マナーに反すると思われること ■著作権情報センター/著作権相談室 http://www.cric.or.jp/counsel/index.html#soudan
相談できる内容:著作権全般
web100
http://www.web110.com/
google情報削除の通報フォーム
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