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責任感とか

メンタルヘルスや心理から心の療法を勉強中で、本日は責任感について私なりに考えてみた今の時点での備忘録です。

いつか隣の誰かの悩みを聞いて、アドバイスはできないけれど、一緒に悩んだり乗り越えていける優しい人になりたいなあと思いながら日々暮らしています。

責任感は多少ある方が私は承認欲求が結構あるので嬉しいし、生きがいやそれの達成感に繋がるから常に何かを締め切りにしたりあえて自分に負荷をかけるようにしています。

責任感を持つことはいいことだし、むしろ責任を持たずに生活をすることは不可能です。でも責任に関してよく知らなければ、自分に害のある思考や行動をとってしまいそうな気がして。

例えば、不安、うつ病、強迫性、摂食障害、コミュニケーション障害などは、責任を負いすぎることから起こりえる問題。私も以前摂食障害になったことがあって、それも完全に治ってはないので克服中の段階。

責任を持つということは、自分の果たすべき義務に意識を向けてそれを実行すること。でも物事に責任を感じすぎる人には、精神学的な問題が隠れているかもしれません。完璧主義の方に多い傾向にあります。

責任は、義務を果たしたいという思いと関連があります。多くの人が役に立ちたいと思い、良い結果を出したいと考えます。けれどもその中には、自分への責任を背負うことで完璧さにとらわれすぎる人もいます。

ここで問題になるのは"完璧"という概念が主観的であること。個人の理想に基づいています。

完璧主義の人はハードルをどんどん上げていき、そこに到達するまで自分の仕事は終わっていないように感じてしまいます。その結果として目的を果たすために時間をかけ、厳格に行動するようになり、本質的には統制的な方法をとるようになる傾向にあります。同じベクトルで目的を達成するまでの間は目的を果たせていないことに本人は苦しんでしまいます。そして不安になり自信を失います。

完璧主義の人が満足することは少なく、小さなミスも自分の失敗だと考えてしまいます。責任感が強い人は、多くを求めすぎる傾向にあります。

"これが正しいやり方なのだ" だと決めすぎて一度にいくつものことを行おうとします。自分に対し非常に厳しく、すべての義務を自分の力で果たそうとし、自身のキャパを超えた要求をしてしまう。

求めすぎることや責任をもつことには罠があります。義務を果たすことが目的ではなく、自分や人と張り合うことになります。こうなると何か問題が起きたり予期せぬ結果が出たとき欲求不満を抱え、恥や罪悪感を感じてしまう。

責任をもち義務を果たすということは、期待に応えるということ。責任感の強い人は、自分に高い期待を課します。

良いことのように見えるこの特徴にも影があります。高い期待は目的を果たすのに役立つことは間違いありません。でも目的を果たせなかったとき、そのダメージは大きいものになってしまいます。人は誰しも思い通りにいかないことは多く、時間と努力を費やしたのにも関わらず期待が満たされない場合もかならすあります。

責任感により、私たちは何が正しいかということをより柔軟でない考えを持つようになります。そしてこれがさらなる心配にもつながります。責任感が強いほど、うまく処理されなかった場合の害は大きくなります。

責任感が強すぎることにおける精神的影響心配とは、未来を想像すること。
自分が成功するか、よい結果が得られるか、障害を乗り越えられるかのみを気にしていると不安になります。
責任感は全般性不安障がいや強迫性障がいの共通の性質です。

責任には主に3つのタイプがあります。

人を守り大切にしたいという主観的ニーズ
問題を解決するための努力
罪悪感(全てに自身に責任を感じる)の3つ。

中でも罪悪感が最も不安を大きくします。

自分の行動が人に与える影響について常に考えることで心配が増え、より責任を感じることになってしまうから。

責任感が強すぎる人は自分に多くを求めます。
そして人にも多くを求める傾向があります。
自分が正しいと思っている厳格な信念や狭い考えを、皆が持つべきだと考える。自分と違う行動を理解することが難しいから。でもその期待に応えられる人は全てではないですよね。

責任感の強い方は現実に対し少し狭く歪んだ感覚を持っているかもしれませんね。本当は抱えなくても良いかもしれない義務をひとりで抱え、自分の成功を求めます。

自分は何を果たすべきか、現実的に何ができるかを客観的にみつめ、優先順位を付けていくことが重要かなと思います。

自分の限界というものを知らないと不安になってしまい、周りにも不安を与えることになってしまうから。

私もそう。勝手に抱えてはできないと自分のできなさややるせなさに失望したり、物足りなさや人と比べては自分を卑下したり。

そんなのだめだって分かちているんですが難しいですね。

全ての人がストレスない社会を生きていくのはむずかしいです。
でも今日自分をみつめて、自分を軽くできる部分はどこかにあるのではないかな。自分で自分に結びつけた足枷を取ることはきっとできるはず。

本当もありがとうございます。
ご自愛くださいませ。

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